サンディエゴ・コミコン(SDCC)3日目のホールHのプログラムは、期間中一番の豪華さ。朝10時(現地時間)からワーナーのパネル、その次にレジェンダリー・ピクチャーズ、そして『シン・シティ2』と続き、17時半(現地時間)からマーベル! 筆者も前日の夜22時から並んだが、この時点で会場キャパの6500人を超える長蛇の列という過熱ぶり! 筆者もなんとかもぐりこめることが出来た。
この日話題になったトピックをいくつかあげてみよう。ワーナーのパネルで『バットマン V スーパーマン:ドーン・オブ・ジャスティス』のティザー予告編が、ザック・スナイダーの手で紹介された。バットマンがバットシグナルを上空に投影すると、そこにスーパーマンがいて、スーパーマンの目が赤く光る、というもの。映画『バットマン V スーパーマン』の発表は今回はなしと噂されていただけにうれしいサプライズだった。
レジェンダリー・ピクチャーズのパネルでは、ギャレス・エドワーズ監督がビデオ・メッセージで『GODZILLA ゴジラ』の続編を作ることを正式に発表。そのあと、マスコミに対し、モスラ、ラドン、キング・ギドラが出ると発表された。また、あのキング・コングの前日談で、コングと恐竜たちが生息するあの島を描いた『スカル・アイランド』を2016年11月に公開することを電撃発表。キング・コングが、胸をたたくあのアクションも含まれたプロモーション・ビデオまで作られていた。
そのほかレジェンダリー・ピクチャーズのパネルでは、来年10月公開予定の『クリムゾン・ピーク(原題)』の予告編をひっさげてギレルモ・デル・トロ監督自らがプレゼン。その発言の中で、かつて映画化を試み、断念したSFホラー小説の古典『狂気山脈』の製作の可能性について触れ、ファンから快哉をあびていた。
この日のホールHは美女も多数登場! 『シン・シティ2』のパネルでジェシカ・アルバ、またこの秋全米で公開予定のCGアニメ『ボックストロルズ(原題)』のパネルで声の出演をするエル・ファニングが登場し、会場から歓迎されていた。
マニアックな発表と豪華スターの連続登場に、満員の会場は大いに沸いた1日となった。
取材・文・写真:杉山すぴ豊