M&Aで多角化・グループ拡大を進めるノジマ
ノジマは11月11日、VAIOの発行済株式数の約93%をノジマグループが取得する株式譲渡契約の締結を取締役会で決議した。株式譲渡契約で定められた経営権の移行手続きが完了次第、VAIOはノジマグループの傘下企業となる。
M&Aで多角化・グループ拡大を進めるノジマ
VAIOの持続的な事業拡大に向けて
具体的には、ノジマが管理する特別目的会社が、日本産業パートナーズまたはその子会社が管理・運営その他関与するファンドである日本産業第四号投資事業有限責任組合などから、VAIO、VAIO株式を保有するVJホールディングス3の株式を取得し、直接または間接的にVAIOの発行済株式数の約93%を取得する。取得価額(概算)は合計約112億円。VAIOの独立性は尊重され、社名、代表取締役・経営執行陣、事業運営方針、顧客との関係、ブランド商標に変更はない。
長野県安曇野市の
VAIO本社・本社工場の外観
VAIOは、ソニーのPC事業を継承して2014年に独立したPCメーカー。企画・設計から製造・販売、アフターサービスに至るまでを一気通貫でのワンストップを強みとし、長野県安曇野の本社工場を拠点に高性能・高品質の製品を提供している。
今後、ノジマは、VAIOの持続的な事業拡大に向けて、ブランド力と高い品質を維持しながら、両者の顧客基盤を活用した双方の事業機会の創出・拡大や、ノジマグループの安定的な財務基盤を生かしたVAIO財務戦略の強化・推進など、VAIOの成長ポテンシャルをさらに引き出せるようサポートしていく。
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