「義実家の用事に私たちを付き合わせようとする夫。子どもたちは『友達と約束があるから行きたくない』と言っているのに、『世話になったのだから』と畑の草むしりに無理やり連れ出そうとするのを見て、『いい加減にしてほしい』と喧嘩になりました。

『恩を返すなら別の機会があるでしょう』と言う私に『俺の親を大事にしないのか』とおかしな言いがかりをつけてくる姿に嫌気が差し、『一緒にいると気分が沈むから』と言って寝室を出ました。

夫は『非常識だ』とぶつぶつ言っていましたが、私が怒っているのを知った子どもたちは『お父さんがひどいよね』と私の味方。

お弁当作りをやめ、夜の食事も夫の分は別にして先に自分たちで済ませるようにして、子どもたちと同様に、私も自分の仕事部屋にさっさと戻って夫は放置していましたね。

LINEで連絡をするのもやめて、最低限の用事でしか会話しませんでした。子どもたちも不機嫌な父親に近づくことをせず、夫は家のなかで孤立していましたね。

それがよほどこたえたのか、一ヶ月ほど経った休日、夫のほうから子どもたちに『無理に行かせようとして悪かった』と謝罪があったと聞きました。

私には何も言わないけれど、子どもたちに筋を通したことは正しいと思います。

息子たちと夫の会話が増えて、家のなかの空気が少し明るくなりましたね。

夫は子どもたちに謝ることで私の気持ちが変わるだろうと思っていたのかもしれませんが、私はまだ家庭内別居を続けています。

夫の態度がパフォーマンスである可能性を捨てきれないし、今後の様子まで見ないと安心できません。

夫が本当に反省していれば、一度きちんと話し合って義実家への対応もみんなで考えたいと思っています」(40代/Webデザイナー)

妻ではなく先に子どもたちへ、だったとしても、謝罪があるのなら今の家庭内別居を変えていくきっかけにできます。

それでもためらうのは、それが夫のエゴでしかない可能性で、家庭内別居の解消を目論んでのことなら、結局は同じことを繰り返す未来を避けられません。

そこまで疑心暗鬼になるのは、やはり自分への謝罪がないせいもあります。

しっかりと夫の態度を見極めて、今後どうするかを考えていく必要があります。