このたびお客様の安全対策のため【2025年1月7日(火)から2月28日(金)】までの冬期間、マイカー規制と入場の調整を行います。ご協力の程、よろしくお願いいたします。
冬期間のマイカー規制に関しての目的を改めてご理解いただきますようお願いいたします。今回のマイカー規制により、銀山温泉で過ごしたかった思いが叶うように実施することといたしました。
■【銀山温泉】冬季における来訪者の総量調整及びマイカー規制について■
マイカー規制は2025年1月7日(火)~2月28日(金)までを計画しております。
▽銀山温泉 冬のマイカー規制についてのお問合せはこちら
https://forms.gle/uDBjuvxfhAdyqtcQ8
【経緯が不要な方はここからのご説明は飛ばしてお読みくださいませ】-----------
銀山温泉としてたくさんのお客様に銀山温泉を訪れて特別な空間の中で特別な時間を過ごしていただきたいと思っております。
いったい何人のお客様の受け入れがお客様同士の問題もなく快適に過ごせるのかを2013年頃から地域内で議論し続けております。
観光ピークシーズンの際に最も悩ましいのがお客様同士のトラブルです。私たちの「たくさんのお客様に」という思いは「たくさんのお客様」というあいまいな管理が招いてしまった問題だと深く反省しております。結果、多くのお客様が写真を撮ることを目的に、良い場所をめぐって怒号が飛び交うようになり、交通ルールが破られたり、ズルをしたり、人より良い場所や楽な方法を模索させてしまうに至りました。
私たちは写真も大切ですが、お客様自身の幸せな人生、またお客様の良き思い出のために出来ることを取り組みたいと考えております。
昨年の冬(2023年)は、見ていて辛くなりました。
銀山温泉は、ここに訪れる人に良い写真を撮る機会は提供しているものの、温泉街を散策したり、ゆったりとした時間を過ごしたりといった、思い出に残る時間を提供していないように感じました。
昨年度は雪が少なくそれほど多くの車両の救出はありませんでした。
雪によるスタックの救出現場はすべて住民によるボランティアです。楽しみに訪れていただいたお客様に少しでも楽しい思い出のまま帰っていただきたいと心から願っております。
一部のお客様においては、とても耐えられない暴言を浴びせる方もおり、その中での救助作業もたびたびございます。これは、日本人も外国人も変わらない頻度です。
そのたびに心を痛めながらきっと、この言葉を投げかけるお客様が悪いのではなく、ここまでイライラを積もらせてしまった私たちの責任であると強く感じました。
こんなことを繰り返していてはいけない。
こんなことのために銀山温泉を良くしようと努力してきたわけではありません。
またもう一点、とても大事なことがあります。
近年、温泉街での事故で、救急車がたどり着けない事案が発生いたしました。数台の路上駐車、それによる交通渋滞が原因です。
通常、約30分で救急車が到着します。銀山温泉からは救急対応の病院まで少なくとも45分かかります。しかし、この日はたどり着けませんでした。温泉街から約500m手前で救急車が止まり、救急隊は走って現場までかけつけてくれました。まさに、人命にかかわる出来事でした。
それを受けて私たちは私たち自身の考えの甘さを深く反省いたしました。
誰が悪いとか、誰がやるべきとか、そういった「○○がすべき」は重要ではなく、こういったことを繰り返さないために何をしていかなければならないかを痛感いたしました。
失われてからでは遅いものがたくさんあります。
私たちが望むのは、銀山温泉を300年以上大切に守ってきたこの地の人々と、300年以上大切に使ってきたお客様との、幸せな関係がこれからも続くこと。そのために今を生きる私たちがするべきことを考えていかなければなりません。
どうやったらこれを実現できるのか。この話し合いはこれまでも何度も、何年も行ってまいりました。私たちはできることなら誰も恨まず、人の役に立って生きてゆきたいと強く願っております。
つきましては、運営側の切なる願いとして受け取っていただけますと幸いです。
説明し始めると、もっともっと沢山のお客様との関係性や考え方をお伝えしたいところですが、今回のマイカー規制は実験的なものであり初めの1回目です。実施するにあたっては、できるだけ準備不足や周知不足が無いように努めたいとは考えております。
実施する中においては多くの課題が出てくることとと思います。ミニマムスタートのため、さまざまな足りない点が見つかるかもしれません。
本来、マイカー規制などは私たちの本業ではなく、その実施においても不慣れです。
この取り組みについてはお客様からも忌憚のないご意見をいただきながら、銀山温泉が良い観光地であり、お客様それぞれの良い思い出の地になるよう力を合わせて創り上げていければ幸いです。
1.パークアンドライドでは、大正ろまん館に車を停め、温泉街まで専用のシャトルバス(有料)にお乗り換えいただきます。
2.冬期間シャトルバスの予約はできませんので、お時間ギリギリですと入場できない場合がございます。ご利用の際は時間にゆとりをもってお越しください。
3.宿泊のお客様は宿の指定の駐車場をご利用いただけますが、一旦大正ろまん館を経由して駐車場をご確認ください。(宿泊予約済みのお客様の名簿で確認いたします。チケットは必要ございません)
4.人数制限なしの時間とチケット制の時間の入れ替えは16時~17時です。入場は16時までとなります。チケットをお持ちでないお客様は17時までにご退場をお願いいたします。
5.チケット制の入場に関して、チケットは予約者本人でない場合は無効といたしますので、ご本人が受付にお越しくださいませ。代理でチケットを取る場合は、当日銀山温泉に日帰り観光でお越しになるお客様名でお取りください。
※予約後の返金及び、登録名の変更はできませんのでお気を付けください。
6.チケットの料金には、協力金及びバスの料金が含まれます。<内訳:交通整備協力金600円/人数・バス代500円/人数・協力金50円/組>
本実証事業の、収支報告はマイカー規制終了後に公式ホームページにて公開いたします。
【日帰り観光で電車(新幹線)利用のお客様へ】
銀山温泉まで接続するバス情報は随時更新いたします。
現在、大石田駅発・山形空港発・仙台駅発(予定)・山形駅発(予定)がございます。
チケット取得後にお客様のご都合に合わせて接続するバスをご利用くださいませ。
入場チケット付きのバスプラン(タクシープラン)もございます。
<大石田駅発・天童駅発・赤倉温泉発>
銀山温泉公式HPにおいても随時更新してまいりますので、こちらのご利用もご検討くださいませ。
【日帰り観光で自家用車(レンタカー)を使ってお越しのお客様へ、選択肢の提案】
結論としましては、駅からバスに乗り換えることもご検討くださいませ。
銀山温泉は、例年積雪が3mほどになる豪雪地です。スタッドレスタイヤは必ず着用をお願いいたします。交通事故を起こした際に整備不良車両になる可能性があり大変危険です。レンタカーをご利用の際は事前に必ずご確認ください(オールシーズンタイヤはスタッドレスではありません)。
山形県内でも山形市周辺は雪が比較的少ない地域です。最寄駅ですが大石田駅も銀山温泉よりは雪が少ないです。
そのため、バスの時間をあらかじめ考慮したうえで、車ではなくバスに乗り換えての銀山温泉への選択肢をお持ちいただくと雪道運転の負担軽減になる事と思います。
<チケット販売開始日>
2025年1月末分 ⇒ 2024年11月15日 11時~
2025年2月以降の分 ⇒ 2025年1月6日 11時~
▽銀山温泉 冬の入場チケットのご予約はこちら
https://www.ginzanonsen.jp/blog/archives/182
▽銀山温泉 冬のマイカー規制についてのお問合せはこちら
https://forms.gle/uDBjuvxfhAdyqtcQ8
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
関連記事