~企画・運営も学生たちが実施。映画を見るだけでなく、難民問題への理解が深まる上映会~
映像翻訳者を育成する日本映像翻訳アカデミー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:新楽直樹、以下「JVTA」)が明星大学(所在地:東京都日野市、学長:冨樫伸)国際コミュニケーション学科の学科科目「映像翻訳」(以下、「映像翻訳」)にて字幕制作を指導したドキュメンタリー映画を上映する特別上映会が2024年11月30日に開催されます。特別上映会では映画上映に加え、履修生による学生発表、そして映画のテーマに関連したゲストとして明星大学 人文学部 福祉実践学科の加藤めぐみ氏を招いての対談を実施します。
■ゲスト対談や学生発表を通して、難民問題への理解を深める
JVTAは2014年より明星大学の国際コミュニケーション学科で英日字幕翻訳を中心に学ぶ通年の正規授業「映像翻訳」の指導を担当しており、JVTAのスクール部門でも教えるプロの映像翻訳者が非常勤講師として毎週授業を行っています。本年の授業で翻訳したのは、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会(東京都港区)が主催する難民映画祭で上映された長編ドキュメンタリー映画『学校をつくる、難民の挑戦』(2017年)です。
今回開催する特別上映会では映画の上映に加え、明星大学 人文学部 福祉実践学科教授で、オーストラリア地域研究・英語圏文学を専門に研究している加藤めぐみ氏をゲストに迎えた対談も実施します。『学校をつくる、難民の挑戦』には、オーストラリアでの再定住を目指すアフガニスタン難民の人々が、オーストラリア政府の方針変更によってインドネシアのチサルアに取り残されているという現状に触れられています。そこでオーストラリア地域研究の専門家である加藤氏に、オーストラリア情勢と難民の現状や、日本で暮らす私たちが難民問題のために取り組めることなどを、学生たち自身の視点で伺っていきます。
さらに、今年の「映像翻訳」の授業を通して学んだことを共有する学生発表も実施。映像翻訳で求められる様々なルール、映像翻訳ならではおもしろさや難しさを学生が実体験をもとに語り、さらに映画のテーマになっている難民問題についてもお伝えします。映画を見て終わるのではなく、映画鑑賞をきっかけに難民問題への興味関心・理解を深めることができる上映会です。
■公式サイトでは映画や上映会をより楽しむための学生レポートも公開中
2024年度 明星大学 特別上映会/難民映画祭パートナーズ 特設サイトでは、『学校をつくる、難民の挑戦』に関する基本情報や、特別上映会の詳細を掲載しています。掲載されている文章は、すべて授業内で学生が作成したものです。また、映画や上映会をより楽しんでいただくための「学生レポート」も随時更新。映画を見る前に知っておくといいキーワードや、翻訳作業や上映会準備に関しての学生の声を紹介しています。上映会参加前に、ぜひ公式ウェブサイトでご覧ください。
JVTAは今後も“語学や映像翻訳を通じて社会を豊かにする”という当社理念に基づき、様々な形で映像翻訳を通じた社会貢献に取り組んでいきます。
■2024年度 明星大学 特別上映会 開催概要
公式ウェブサイト:https://www.jvtacademy.com/lmc/meisei/2024/
開催日:2024年11月30日(土)
時間:13時~15時20分(予定)
会場:明星大学 日野キャンパス(東京都日野市)
プログラム内容:
1.履修生発表
2.『学校をつくる、難民の挑戦』上映
3.ゲスト×大学生 対談(ゲスト:加藤めぐみ氏)
参加料:無料(定員あり・要事前申し込み)
申込方法:公式ウェブサイトから申し込み
主催:明星大学 人文学部 国際コミュニケーション学科「映像翻訳」
後援:国連UNHCR協会
【ゲスト】加藤めぐみ
明星大学 人文学部 福祉実践学科教授
専門:オーストラリア地域研究・英語圏文学
主にオーストラリアの多文化社会を対象に、多様な人びとの共生と包摂の可能性について文学作品を対象に研究。
著書、訳書:アン=マリー・ジョーデンス著『希望 オーストラリアに来た難民と支援者の語り』(翻訳 明石書店 2018年)、『大学的オーストラリアガイド』(共著 昭和堂 2021年)、『移動と境界―越境者からみるオーストラリア』(共著 昭和堂 2024年)など。
■上映作品概要
『学校をつくる、難民の挑戦』
(ドキュメンタリー / 2017年 / 65分 / 英語(日本語字幕) / 原題:The Staging Post / 監督:Jolyon Hoff)
舞台はインドネシアのジャワ島にあるチサルア。そこはオーストラリアのクリスマス島に渡ることを希望する庇護希望者たちの通過地点として利用されている。インドネシアで生活する庇護希望者には様々な制限があり、教育や就労も禁じられている。そんな中、庇護希望者の当事者であるムザーファとハディムは「どんな環境にいる子どもでも、教育を受ける機会が必要」という信念のもと、庇護希望者の人々と学校を設立することを決める。
■日本映像翻訳アカデミー株式会社について
1996 年設立。海外の映画、ドラマ、ドキュメンタリー、音楽番組、スポーツ放送、企業PR映像など、字幕や吹き替え原稿を作成する「映像翻訳」のプロを専門に育成する。海外の映像作品に日本語の翻訳を施す「英日映像翻訳」、日本の映像作品に英語の翻訳を施す「日英映像翻訳」、米国のロサンゼルスに留学して映像翻訳や通訳・実務翻訳を学ぶ「M-1ビザ ロサンゼルス校留学コース」、そして“聞こえない、聞こえにくい”人のためのバリアフリー字幕ガイドや“見えない、見えにくい”人のためのバリアフリー音声ガイドを学ぶ「メディア・アクセシビリティ科 字幕ガイドコース/音声ガイドコース」などがある。また、映像産業振興機構(VIPO)から受託を受けコンテンツビジネス業界におけるグローバル人材育成トレーニングの開発と実施を担っている。青山学院大学、明星大学、東京外国語大学、ニューヨーク大学、ゲント大学など、国内外の学校教育機関でも指導を行っている。
公式HP:https://www.jvtacademy.com/
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