廣嶋玲子・作 jyajya・絵 偕成社刊
神奈川県民ホール(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)は、2025年3月31日をもって休館となります。
これを受け、神奈川県民ホールは、2025年度より神奈川県内また国内向けに、様々な魅力的な舞台作品を製作し、神奈川県ならびに全国の舞台芸術の振興に寄与してまいります。
その第一弾として、白石加代子と大原櫻子、二人の俳優で魅せるリーディングドラマ『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』を笹部博司(メジャーリーグ)の台本・演出で上演いたします。
本作品の原作である小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(廣嶋玲子・作 jyajya・絵 偕成社刊)はシリーズ累計部数全世界1100万部を突破し子どもも大人も誰もが夢中になる大人気の作品です。また小説だけでなく、TVアニメに映画、西武園ゆうえんちではアトラクションにと、様々なジャンルで原作となり、世代を問わず大勢のファンがその世界に魅了されています。加えて、全国の小中学校の図書室でも大人気で、全国学校図書館協議会・選定図書、2022年第3回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」で第1位を獲得しています。
今回はこの大人気作品を大人も子供も楽しめる舞台作品として皆様にお届けします。
~リーディングなのにスペクタクル~
台本・演出:笹部博司
駄菓子屋のおかみ紅子に白石加代子 悩みを抱えたお客に大原櫻子
待っているのは、幸せそれとも不幸せ?
駄菓子屋のおかみ紅子に白石加代子を持ってくれば、鬼に金棒である。
そして駄菓子屋のお客は、すべて大原櫻子が演じる。
「型ぬき人形グミ」の水泳ができない真由美11歳、
「猛獣ビスケット」のいたずら坊主 信也9歳、
「おもてなしティー」のオールドミスみどり43歳、
極めつけは、たたりめ堂のよどみ…
女の子と男の子とおばさんと敵役、大原櫻子はどう演じ分けるのか?
出演者は強者二人、見せ場、見せ場、見せ場、の連続。
今回は歌舞伎とミュージカルが合体?
えっ!ビスケットの怪獣が襲いかかる!
どの場面も面白い。役者が輝く舞台は面白い。
白石加代子&大原櫻子の「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」
見どころ一杯の舞台。お楽しみに。
■作品概要
●イントロダクション
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」は、演劇的な要素を刺激するとても秀逸なお話です。
どんな望みでも叶えてくれるお菓子を売っている駄菓子屋。その駄菓子屋の女店主・紅子。
紅子の言葉には、いつもわくわくさせられます。
一言であっという間に現実の境界を越え、夢の世界へと連れ去ってくれるのです。
自在な想像力、見事なウィット、パンチの利いた辛辣な皮肉、展開がスピーディーでサービス精神に溢れています。そして人間の持つ喜怒哀楽の深層心理が巧みに描かれています。観る者はその普遍的なテーマに共感し、小さな幸福感を感じることができます。
舞台化の許可をお願いした際、作者の廣嶋玲子さんが白石加代子さんのファンということで、
「是非、白石さんの演じる紅子を観てみたい」と、上演を快諾くださいました。
そして、白石さんと相対するのは、大原櫻子さん。
「ご一緒したかったんです!白石さんと!」と、初共演ながら息もぴったり!
独特な語りと世界観で観るものを圧倒する白石加代子さんと、歌やダンスを織り交ぜた変幻自在で磨き抜かれた表現力を持ち合わせる大原櫻子さん。この二人の女優のあふれる魅力が、新たな「銭天堂」を創り上げます。
そして演出の笹部博司さんの手腕で演劇的要素を駆使し、新しいかたちのリーディングドラマがここに誕生します! 必見です!
●あらすじ(偕成社 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』 特設サイトより)
幸運な人だけがたどりつける、ふしぎな駄菓子屋。
そこにはたくさんの魅惑の駄菓子が並ぶ。
女主人・紅子がすすめる駄菓子は、どれもその人にぴったりのもの。
でも、食べ方や使い方をまちがえると……。
はたしてその駄菓子は、幸福を呼ぶか? はたまた不幸をまねくか……
■プロフィール
白石加代子(しらいしかよこ)
1941年 東京都生まれ。1967年に早稲田小劇場(現SCOT)へ入団後、
鈴木忠志氏演出の「劇的なるものをめぐってII」「トロイアの女」などで世界80都市を巡演し、ピーター・ブルックに「火を噴くドラゴン」と称賛される。1989年にSCOT退団後は、蜷川幸雄氏演出作品に多く出演し、映画やTVなどでも幅広く活躍。1992年からスタートした鴨下信一氏演出による「百物語」の公演はライフワークとなっている。
近年では、NODA・MAP公演「フェイクスピア」など話題作への出演が続いている。
1996年 第1回読売演劇大賞優秀女優賞(「百物語」)
1998年 第3回読売演劇大賞優秀女優賞(「身毒丸」)
2001年 芸術選奨文部科学大臣賞(「グリークス」「百物語」)
2020年 第18回坪内逍遙大賞、他受賞
2005年 紫綬褒章、受章
日本芸術院会員
https://studio-audubon.jp/actor/shiraishi_kayoko
大原櫻子(おおはらさくらこ)
1996年東京都生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒業。 2013年映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」全国ヒロインオーディションで5,000 人の中から抜擢され、スクリーン&CD 同時デビューを果たす。
2014年女優として『日本映画批評家大賞 “新人賞”』、歌手として『第56 回輝く!日本レコード大賞” 新人賞"』を受賞。 2015年『第66回NHK紅白歌合戦』に出演。 以降、歌手活動と並行して、数々のテレビドラマや舞台へ出演中。
2023年 第30回読売演劇大賞 杉村春子賞受賞 (「ミネオラ・ツインズ」「ザ・ウェルキン」)
2023年 ドラマ「結婚予定日」主演
2024年 ミュージカル「この世界の片隅に」主演
舞台「桜の園」アーニャ役で出演
https://oharasakurako.net/
笹部博司(ささべひろし)
1948年姫路市生まれ。1977年演劇・戯曲専門の出版社劇書房を立ち上げる。
次第に舞台のプロデュースを始め、1990年演劇製作会社メジャーリーグを設立。
大竹しのぶ「奇跡の人」、白石加代子「百物語」シリーズ、蜷川幸雄演出「身毒丸」「グリークス」など話題作を多数プロデュースしてきた。
新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあとの歩みは25年にも及ぶ。劇場のオープン前より関わり、演劇部門芸術監督を2021年3月まで務めた。
近年は台本・演出にも意欲的で2023年8月~9月には、内館牧子原作「終わった人」を中井貴一×キムラ緑子でリーディングドラマとして上演。
2024年2月には天藤真原作「大誘拐」を中山優馬×柴田理恵×風間杜夫×白石加代子の出演で、台本・演出を務めた。
https://ml-geki.com
■公演概要(神奈川・横浜市西区公演)
【公演名】リーディングドラマ『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
【原作】廣嶋玲子 「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(偕成社刊)
【出演】白石加代子、大原櫻子
【台本・演出】笹部博司
【日時】2025年4月19日(土) 15:00開演
2025年4月20日(日) 14:00開演
【会場】神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール (横浜市西区紅葉ケ丘9−1)
【WEB】https://www.kanagawa-kenminhall.com/d/zenitendo
【主催】神奈川県民ホール(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
■チケット情報
【料金】全席指定(税込)
大人:6,000円、子ども(4歳~高校生):3,000円
【発売日】KAme(かながわメンバーズ)先行発売:2025年2月1日(土)
一般発売:2025年2月8日(土)
【取り扱い】●チケットかながわ TEL.0570-015-415(10時~18時)
https://www.kanagawa-kenminhall.com/d/zenitendo
[窓口]神奈川県民ホール(10時~18時) KAAT神奈川芸術劇場(10時~18時)
神奈川県立音楽堂(13時~17時 / 月曜休)
■SNS
公式X @OrganKenminhall https://twitter.com/OrganKenminhall
公式Instagram @kanagawakenminhall_official
https://www.instagram.com/kanagawakenminhall_official/
■ツアー スケジュール
他、地方公演予定
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