たきび祭は、日野市旭が丘で後半生を過ごした童謡詩人巽聖歌と童謡「たきび」を記念するイベントです。(主催:旭が丘商工連合会)
前夜祭は郷土資料館が担当し、巽聖歌の生涯や作品をより深く理解していただくための講座を開催しています。作品の朗読や歌を聞いていただくほか、毎年巽聖歌とかかわりのあった童謡詩人などを一人取り上げて解説しています。
今年は金子みすゞを取り上げます
昭和5年26歳で無名のまま夭折したみすゞですが、生前には、西條八十をはじめ、多くの同時代の童謡詩人に注目される存在でした。昭和57年に作品ノートが発見され、今では知らない人がいないほど、その作品は多くの人々に愛され、共感されています。巽聖歌と直接交流していたという資料は発見されていませんが、聖歌の住所録には金子みすゞの名前があり、当時の童謡雑誌には、二人の作品が同時に掲載されているものも多く見られます。みすゞの作品を高く評価していた巽聖歌の活動や、みすゞの作品がなぜ現代の人に受け入れられるに至ったのかについてお話したいと思います。
講座は、全部で2時間ですが、お話、朗読、歌というプログラムで、巽聖歌が選んだみすゞの作品や、巽聖歌の作品を朗読し、たきび他10編の歌を聴いていただきます。
講座終了後、公園内のたきび詩碑の前で、旭が丘小学校の生徒さんが作った燈籠に点火し、一緒に童謡「たきび」を歌います。詩碑前のキャンドルサービスは、たきび祭のおなじみのイベントで、毎年楽しみにして来てくださる人が多いです。
- 日時 12月6日(金) 午後3時~5時30分
- 会場 旭が丘地区センター(日野市旭が丘5-1-1旭が丘中央公園内)
- 出演 北村澄江(日野市郷土資料館)、朗読の会「うづき」、ハピネス39、稲村なおこ、小菅明子
- 定員 先着40人※余裕があれば当日参加も可
- 申込 日野市郷土資料館(TEL042-592-0981)へ電話
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