ハチの巣ができていたら
とは言っても、自宅にハチの巣ができてしまったらそう悠長なことも言っていられません。ハチの巣は概ね春先から女王蜂によって作られ、夏の後半~秋に最盛期を迎えます。つまりこれからがハチにとってピークみたいなものなのですね。巣を守るため神経質になっている時期なので尚更注意が必要です。
※他の場所で巣を壊された女王蜂が思わぬタイミングで巣を作り始めることもあります、我が家は7月の後半に巣が作られました。
巣を発見したら、慌てずに対処法を検討しなければなりません。ではどのように駆除していくのが正しいのでしょうか。その巣を作っているハチの種類により対策が異なります。
ハチの種類により変わる駆除対策
人間に危害を及ぼす可能性を持つハチは大きく分けて2種類います。「アシナガバチ」と「スズメバチ」です。
ただ一見しただけではハチの種類なんか分かりません。まず怖いですし、飛んでいるので見分けもつきにくいのですから。そんな時は、巣を見ることで種類を判別しましょう。
1.アシナガバチの巣
巣穴が露出していることを特徴とします。巣をみつけた際に、ハチが露出していたらアシナガバチの巣である可能性が高いようです。
2.スズメバチの巣
球形でまだら模様が見える独特な巣の場合、スズメバチの可能性が高そう。また一か所に穴があり、そこからハチが出入りしているので比較的見分けやすいかと思います。スズメバチは大変危険なので、専門業者に依頼しましょう。
ハチの巣を駆除する
個人で駆除をする場合(アシナガバチの場合)
自宅にできた巣が「アシナガバチ」のものだった場合、個人で駆除することが可能です。もちろん専門業者に依頼するのが最大の安全策ではあるものの、地域により専門業者がいないというパターンもあり、やむを得ない場合は自身で駆除を行います(私が住む地域には専門業者がなかったため、自分で駆除しました)
以下のような簡易防護服を用意し、全身を防御しましょう。
・雨カッパの上下
・頭部を守るためのもの(顔全体を防御するためゴミ袋などが最適)
・手袋、長靴
ハチは黒や青、赤など濃い色に強く反応します。基本的に白っぽいものでガードするのが肝要です。
●防御を固めて、攻撃する
巣を叩き落とせば、多くの場合退治完了です。長い棒のようなもので、一気に叩き落としましょう。またスプレータイプの殺虫剤で攻撃する方法もあります。ガンタイプになっており狙いやすい商品もあります。
1m程度離れた距離からも十分効果があるので、殺虫剤を散布し駆除を円滑に進めましょう。
●駆除は早朝・夜間に行う
駆除は早朝あるいは夜間に行うのが、最も効果的です。昼間は多くのハチがエサの採取などで出払っておりますので退治しきることができず、また新しい巣を作ってしまうことがあるそう。早朝・夜間であれば、多くのハチが巣に帰還しておりますので一網打尽にできるのです。