専門業者に依頼する(スズメバチの場合)
スズメバチの針は1cmの衣服を貫通するほど強力なため、前述した防護服では防御できません。また複数回刺してくるほどの強力なアゴと、獰猛な性格を持っているので個人的に駆除を行うのは大変危険。専門業者に必ず依頼して下さい。
いくつかネットで検索をすると業者の情報も出てきますが、価格が高いケースや詐欺だったなんてパターンも少なからずあるようなのでご注意を。
最も分かりやすいのは、ご自宅近くの市町村の担当課や保健所に相談すること。対応ケースはお住まいの地域により違いはあるのですが
・完全な無料で駆除してくれる
・駆除業者の紹介と、その費用の一部負担
・駆除業者を紹介のみ
まずは聞いてみるのが良いかと思います。
もし刺されてしまったら
ハチに刺されてしまった場合の諸症状は主に「局所的な症状」と「全身の症状」に分かれます。
局所的な症状の場合は、該当箇所の腫れと痛みを伴いますが痛みは1日?数日程度でなくなり、腫れも1週間程度で引くかと思われます。
個人でできる応急手当としては
・患部を流水で洗い流す
・爪などで患部周辺を圧迫し、毒液を体外に排出する(その際、毒液を絞り出すように揉みながら流水につけるのが効果的)
・抗ヒスタミンを含む、ステロイド軟膏薬などを塗布
・濡れたタオルや氷嚢などで患部を冷やし安静にする
・体調が悪くなったと感じた、あるいは過去に体調が悪くなった経験がある場合はすぐに医療機関へ
ただ問題は全身の症状です。
刺されたときに、入ってしまった毒性が強過ぎたあるいはハチの毒に対するアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が起こるとじんましんや発熱などの症状、呼吸困難などを起こし死に至るケースもあるため然るべき医療機関に当たるのが最適です。
まとめ
ハチの対策は以上となります。「ハチと言えば夏」という印象も強いですが、最も活動が盛んになるのは夏から秋にかけてなので是非、上記の対処法を念頭に入れ、安全で快適な夏をお過ごしください。
繰り返しとなりますがハチ対策として、最も効率的なのは「無闇に近づかないこと。」これに尽きます。
近づかなければ、刺される危険もありませんし無意味な駆除をしなくても済むのです。
ただもし故意でなく近づいてしまったり巣ができてしまった。そんな場合は上に記述した方法で適切に対処しましょう。本記事があなたの助けになれば幸いです。