「ブルガリアヨーグルトの日」にモスバーガーとコラボ

12月17日は、「明治ブルガリアヨーグルトの日」だった。1973年のこの日に、明治がブルガリアヨーグルトを発売開始したことにちなんで制定されたそうだ。そんな明治ブルガリアリアヨーグルトの日に、あの国民的ファストフード店、モスバーガーとのさまざまなコラボメニューを勝手に開発した。その魅力をお届けしよう。

明治「明治ブルガリアヨーグルト LB81 プレーン」

スパイシーチリドッグ×ブルガリアヨーグルト

1品目は、モスの名脇役として長年愛されている「スパイシーチリドッグ」。ハラペーニョの刺激が美味い1品だ。そのチリソースの上に、たっぷりブルガリアヨーグルトを乗せると、あっという間に完成。では早速かぶりついてみると、「いや、これ、想像以上にうまーい!」。

モスバーガー「スパイシーチリドッグ」

パンの溝にヨーグルトをかけるだけ。一瞬で完成

バリッと割れたソーセージから溢れ出す肉汁に、ヨーグルトの酸味が合わさって、濃厚ながら爽やかな味わいを実現。スモーキーなソーセージの風味との相性もバッチリだ。ハラペーニョの刺激をヨーグルトがマイルドにするので、辛いのが苦手な人もおいしくいただける。もともと美味いものを爽やかにしつつ、おいしく昇華させるとは、ブルガリアヨーグルト、侮れない。

海老カツバーガー×ブルガリアヨーグルト

次は、フィッシュバーガーと人気を二分する魚介系バーガー「海老カツバーガー」。タルタルソースも酸味があるし、これも間違いなく素晴らしいマッチングが体験できるはず。などと想像しつつ、上のバンズを剥がしてキャベツの上にたっぷりとブルガリアヨーグルトを乗せて、いただく。かぶりついてみると「ん? んん?」。

モスバーガー「海老カツバーガー」

海老カツが隠れるくらいヨーグルトを乗せていく

ホワイトソースやチーズが溢れているよう

なんだか海老カツバーガーの味が、それほど感じられない。さらにガブガブ食べ進めても、やはりブルガリヨーグルトの酸味が勝って、海老カツの味が隠れてしまう。飲み込む直前に、ふわりと海老やフライの風味を感じるが、これは少々もったいないかも。ヨーグルトが大好きな人はまた感想が変わるかもしれないが、筆者的には別々でいただきたい。

スパイシーダブルモスチーズバーガー×ブルガリアヨーグルト

次は、圧倒的ボリュームにより特に男性から強く支持される「スパイシーダブルモスチーズバーガー」。モスバーガーの代名詞であるトマトと濃厚ソースがたっぷりのバーガーに、チーズやハラペーニョなどを挟み込んだ豪華な1品だ。これだとヨーグルトに味わいで押されることもないはず、と、やはり上のパンズをめくってヨーグルトをたっぷり乗せる。

モスバーガー「スパイシーダブルモスチーズバーガー」

バンズとトマトの間にヨーグルトを挟み込む

赤いモスバーガーのソースに白いヨーグルトが映える

ガブリとかぶりついてみると、「ふむふむ、濃厚なソースと肉、チーズがいつものハーモニーを奏でて、これ美味し~い!」。ハラペーニョのピリッと感もアクセントになって、「うんうん、これこれ」。でもちょっと待って、「ブルガリアのあいつはどこよ?」。

先ほどの海老カツバーガーとは真逆で、パワフルバーガーの影に隠れて出てこない。ほのかな酸味は感じるけど、全体に与える影響は弱い。「う~む、まさかこんな展開になるとは……」。

モスライスバーガー焼肉×ブルガリアヨーグルト

連続パンチをくらったフラフラ状態で次に挑んだのが「モスライスバーガー焼肉」。ご飯を使ったバーガーの元祖といえるご長寿商品だ。しかし、ここにきて、「米とヨーグルトとは……」。しかも、具材は焼肉だ。ヨーグルトに合わない気配をビシビシ感じる。

モスバーガー「モスライスバーガー焼肉」

焼肉にヨーグルトをオン。あまり美味しそうに見えない

出来上がりをみるとちょっと豪華なビジュアルに

もうどうにでもなれ、と、ブルガリヨーグルトを焼肉にたっぷりかけてかぶりついた。すると、「え! ええ! こ、これは想像と違ってかなりおいしゅうございます!」。焼肉のほんのり甘いタレとヨーグルトの酸味がばっちりマッチし、主役である肉の旨味を引き立てている。醤油味の香ばしいライスバーガーとの相性もよく、まるで最初から入っていたような安定感。

甘味をマイルドにしつつ酸味という新しい味を手に入れて、数段ゴージャスなバーガーへと昇華している感覚だ。まさか最後の最後に、こんなドラマが待っていたとは。

で、総評

というわけで、ブルガリアヨーグルトとモスバーガーのさまざまな商品をマッチングした結果はこちら。

・第1位

モスライスバーガー焼肉×ブルガリアヨーグルト

甘味と酸味が絶妙なハーモニーとなり、焼肉の味をさらにおいしくする

・第2位

スパイシーチリドッグ×ブルガリアヨーグルト

ソーセージから流れる肉汁を爽やかにしつつ、スモーキーな香りとの相性も抜群

・第3位

スパイシーダブルモスチーズバーガー×ブルガリアヨーグルト

ヨーグルトの存在感が消えてしまう。

第4位

海老カツバーガー×ブルガリアヨーグルト

海老カツバーガーの存在感が消えてしまう。

明治ブルガリアヨーグルトの日を祝して、勝手にモスバーガーとのコラボメニュー開発にチャレンジしてみたが、結果は2勝2敗。失敗は反省するとして、成功した2品がただ味を足しただけでなく、おいしさの化学反応が生まれているのが感慨深かった。また機会があれば、さまざまな人気商品とヨーグルトのコラボにチャレンジしてみたい。(エフェクト・山葉のぶゆき)