無限の循環を生むAlumInnovate(アルミノベート)プロジェクト




山一金属株式会社は、独自のリサイクル技術で再生したアルミを活用し、新たな可能性を示すインテリア作品を製作しました。この作品は、現代社会におけるデザインの役割を再考し、新たな潮流を生み出すデザインイベント「DESIGN TIDE TOKYO」で展示され、多くの来場者や関係者から注目を集めました。


環境負荷の軽減と持続可能な社会の実現する山一金属の技術
山一金属は、1961年5月に設立され、アルミニウムのリサイクルを通じて持続可能な社会の実現に貢献している企業です。アルミ資源の回収に注力し、次世代の技術進歩に貢献するとともに、環境保全活動にも積極的に取り組んでいます。

私たちは、アルミ缶の異素材を分離する技術の確立により「Can to Can」のリサイクルを可能にしています。山一金属の技術は、再生アルミを新素材としてデザイン性と機能性を兼ね備えた製品に生まれ変わらせる可能性を有するだけでなく、産業廃棄物ゼロ、電力を99.9%削減、CO2排出量の大幅削減が可能であり、環境負荷の軽減と持続可能な社会の実現にも貢献しています。


無限の循環を生むAlumInnovate(アルミノベート)プロジェクト
DESIGN TIDE TOKYO開催に向けて、私たちはプロジェクトチームを発足しました。メンバーには、プロデューサー:大賀丈久(山一金属株式会社 / 専務取締役)、クリエイティブディレクション:マシュー・ウォルドマン(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科SAMCARAデザインラボ)、高橋 理子(アーティスト)、プロジェクトマネジメント:嶺岸 佑樹(慶応義塾大学大学院 研究員)、デザインチーム:アラン・グエンとジアシン ニック・ジュ(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科SAMCARAデザインラボ)をアサインしました。

本イベントでの展示プロダクトとして、私たちは「1.3104リサイクルアルミのスツール」、「2.3104リサイクルアルミの圧縮整形製品」「3.3104リサイクルアルミのアルミニウムクレイ」の3つを開発しました。1.は3104リサイクルのアルミ缶以外の用途を示すため、2.3.は、その素材としてリサイクルアルミの代替性と適性を示すために開発しました。

会場には3つのプロダクト以外にも、アルミ缶リサイクルの工程で分類される各種アルミニウムや、リサイクルされる前のブロック上に圧縮されたアルミ缶なども展示しました。これらの展示物は、リサイクルプロセスの可視化を通じて、リサイクルアルミニウムがどのように新たな価値を生み出すかを具体的に伝える役割を果たしており、多くの来場者に関心を持ってもらえたようでした。


100%リサイクル素材のプロダクトの普及を目指して
今回の展示は、再生アルミの多様な可能性を示す第一歩です。山一金属は、今後も環境に配慮した製品開発を進めるとともに、パートナー企業やクリエイターとの協業を積極的に推進していきます。同社の技術や素材に興味を持つ方々との新たな取り組みを通じて、持続可能な社会への貢献をさらに加速させていきます。


本件問い合わせ先
山一金属株式会社
055-972-2577
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