企業/一般ユーザーに向けて、さらなるAIの性能と電力効率の向上を実現し、AIコンピューティングの次の時代を拓く

2025年1月6日に米国で発表された資料の抄訳です。

ニュースハイライト
- 新しいインテル(R) vPro(R)対応のインテル(R) Core(TM) Ultra 200Vシリーズ・モバイル・プロセッサーは、AI主導の生産性とIT管理の強化でビジネスの推進を支援。性能、電力効率、業界をリードするビジネス・コンピューティング、そして高度なセキュリティーと管理機能の組み合わせにより、シームレスなMicrosoft Copilot+体験を実現し、最新のワークプレイス向けに堅牢なプラットフォームを提供
- 新しいインテル(R) Core Ultra モバイル・プロセッサー 200HX/Hシリーズは、Performance-cores(P-cores)およびEfficient-cores(E-cores)の向上、AIアクセラレーション用の統合ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)、インテル(R) Arc(TM)グラフィックスを搭載
- 新しいインテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200Uシリーズは、メインストリーム・モバイル・ユーザー向けに性能と電力効率を融合
- インテル(R) Core(TM) Ultra デスクトップ・プロセッサー 200Sシリーズのポートフォリオが拡充され、メインストリームのデスクトップ・ユーザー向けに65ワットおよび35ワットの製品からなる12製品が追加
- 新しいエッジ・コンピューティング向けインテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー、インテル(R) Core(TM) プロセッサーならびにインテル(R)プロセッサーは、エッジ関連アプリケーション全体での拡張性と性能の向上を優先。これらのプロセッサー、特にインテル(R) Core(TM) Ultra 9 プロセッサーは、AIワークロード処理に優れ、メディア処理やAI分析などの分野で世代を超えた大幅な性能向上を達成
- Intel 18Aでの製造と、次世代プロセッサー・ファミリーに関する最新情報

インテルは、米国で開催中のCES 2025において、ビジネス、クリエイター、ゲーム・エンスージアスト(上級者)に向けて、モバイル・コンピューティングに革命をもたらす設計が施された新しいインテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー(シリーズ2)を発表しました。インテル(R) Core(TM) Ultra ファミリーのこの最新モデルは、最先端のAI機能の強化、電力効率の向上、性能の改善が特長となります。

インテル コーポレーション 暫定共同CEO(最高経営責任者) 兼 Intel Products CEOのミシェル・ジョンストン・ホルトハウス(Michelle Johnston Holthaus)は「インテル(R) Core(TM) Ultraプロセッサーは、モバイルAIとグラフィックスの限界を打ち破り、x86アーキテクチャーが比類のない性能と電力効率を提供できることを証明しています。業界リーダーとの戦略的協業により、すべてのユーザーに最も強力でインテリジェントなPC体験を提供します。私たちのAI PC製品におけるイノベーションの強さと、市場のあらゆるセグメントにわたるインテルのハードウェア/ソフトウェア・エコシステムの幅広さと規模の組み合わせにより、ユーザーは生産性、クリエイティビティー、コミュニケーションなど、従来のPCの利用方法でより優れた体験を得られるだけでなく、400以上のAI機能により、まったく新しい機能の利用も広がります。インテルは2025年以降もAI PC製品ポートフォリオの強化を継続していく予定です。インテルは現在、2025年下半期の量産に先駆け、Intel 18Aで製造された製品を顧客にサンプル出荷しています」と述べています。

インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200V シリーズ:ビジネスの生産性を変革
インテルは、AI時代の先行を目指す企業向けに、インテル(R) vPro(R)対応のインテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200Vシリーズを発表しました。これらの新しいプロセッサーは、劇的なパフォーマンスの向上、効率性の強化、堅牢なセキュリティーおよび管理機能を提供し、IT環境の近代化を支援します。

インテルはMicrosoftと連携し、AI主導のイノベーションやセキュリティーの強化、優れた性能の推進を引き続き今年も継続していきます。インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200Vシリーズを搭載したCopilot+ PCは、長時間のバッテリー駆動を実現しつつ、AIによる次世代の生産性を拓きます。
最新のインテル(R) vPro(R)プラットフォームは、包括的なセキュリティー、最新のデバイス管理、シームレスなIT移行とデバイス更新のための幅広いアプリケーション互換性を提供し、ITエクセレンスをさらに向上させます。

Microsoft Windows and Devices CVP パヴァン・ダヴルリ氏(Pavan Davuluri)は「Copilot+ PCは、優れた性能、バッテリー寿命、強化されたAI体験を提供し、そのすべてがMicrosoft Pluton対応のセキュリティ プロセッサを搭載したSecured-core PCです。インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200Vシリーズを搭載したCopilot+ PCは、これらのすべての面で優れた性能を発揮します。また、インテルと連携し、広範なラインナップのCopilot+ PCを法人ユーザーに提供できることを嬉しく思います。インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200Vシリーズを搭載したCopilot+ PCは、既存のWindows 10 PCを Windows 11にアップグレードしたいと考える法人ユーザーにとって優れた選択肢となります」と述べています。

インテル(R) vPro:AIとセキュリティーでさらに高度なIT運用を実現
インテル(R) vProは、ビジネス・コンピューティングの標準を設定し続け、高度なフリート・プロビジョニング、AIを活用して強化されたセキュリティー機能による比類のない防御/管理機能、より高度な接続性、そして卓越したデバイスの安定性を提供します。

インテル コーポレーション クライアント・コンピューティング事業本部 副社長 兼 クライアント・セグメント担当本部長のデビッド・フェン(David Feng)は「インテルは、数十年にわたりビジネス・ソリューションを提供してきた実績があり、ITプロフェッショナルが分散型フリートを安全かつ効率的に管理するための最先端のツール提供に積極的に努めています。インテルは、ITチームが生産性を最大化し、複雑さの軽減に必要とする機能を提供するために、インテル(R) vProでイノベーションを加速させています」と述べています。

インテル(R) vProの主な機能:
- 生産性の向上:インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200Vシリーズは、薄型軽量なデザインのシステムで優れたバッテリー駆動時間を実現し、外出先でのAI体験を強化
- 高度なセキュリティー:インテル(R) vPro セキュリティーは、MITRE ATT&CK フレームワークによって検証された唯一のハードウェア支援型セキュリティーであり、150を超えるシリコンベースの保護策を実装。新しいインテル(R) パートナー・セキュリティー・エンジンは、Microsoft Plutonなどのサードパーティ製ファームウェア向けに分離されたプラットフォームを提供し、機密データ保護を強化
- シームレスな管理機能:インテル(R) エンドポイント・クラウド・サービスを含む新しいアウトオブバンド診断/修復ツールにより、リモート・サポートが簡素化され、PC障害からの迅速な復旧が可能。今年前半にプレビュー提供が予定されているインテル(R) vPro(R) フリート・サービスは、インテルがホストするクラウド・サービスを介して、ITプロフェッショナルがPCフリート管理をリモートで実行可能。柔軟なクラウドベースのデバイス管理を求める組織に最適
- 比類のない安定性:インテル(R) vProは、99.7%のアプリケーションで互換性を有しており、IT管理者は業務を中断することなく、最新テクノロジーに移行可能


インテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200HX/200Hシリーズ:クリエイターとゲーマーの可能性を拓く
インテルは、クリエイターやゲーム・エンスージアスト向けに、業界をリードするパフォーマンス、電力効率、プラットフォーム機能を提供するとともに、消費電力を大幅に削減したインテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200HX/Hシリーズを発表しました。これらのプロセッサーは、モバイルでのクリエイティビティーを高めるとともに、強力なAIアクセラレーションによる没入感のある体験をゲーマーに提供します。

インテル コーポレーション クライアント・コンピューティング事業本部 副社長 兼 プロダクト・マーケティング&マネジメント本部長のジョシュ・ニューマン(Josh Newman)は「インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200HX/Hシリーズは、次世代のモバイル・クリエーターやゲーマーのために開発されました。画期的なコンピューティングおよびグラフィックス性能、電力効率、AI機能を備えたこれらのプロセッサーは、あらゆるモバイル体験を新たな高みへと導きます」と述べています。

インテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200HX/Hシリーズの主な特長:
・HXシリーズは最大で24個のCores(8個のP-Coresと16個のE-Cores)を搭載、Hシリーズは最大で16個のCores(6個のP-Cores、8個のE-Cores、2個の低消費電力E-Cores)を搭載。新しいアーキテクチャーに基づくこれらのプロセッサーは、外出先でのゲームやクリエイティビティーに求められるコンピューティング能力をゲーマー、クリエイター、ビジネス・プロフェッショナルに提供。インテル(R) Core(TM) i7-4790HX プロセッサーは、前世代のHXシリーズ プロセッサーと比較して*6、最大41%向上したマルチスレッド(MT)性能を実現
- インテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200Hシリーズは、AIアクセラレーション用のインテル(R) Xe Matrix eXtensions(XMX)を実装した最大8コアのインテル(R) Xe コアからなるインテル(R) Arc(TM) グラフィックスを搭載。前世代のインテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー Hシリーズと比較して最大22%優れたゲーミング性能を実現。このプロセッサーは、グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)、中央処理装置(CPU)、ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を併用した場合、プラットフォーム全体で最大99 TOPS(1秒間に1兆回の演算)を実現
- インテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200HXシリーズは、13 TOPSを誇るNPUを搭載した初のエンスージアスト用モバイルAI PC向け製品
- インテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200HXシリーズは、最新の帯域幅と接続性を提供。最新のディスクリートGPUやストレージを接続できる合計48のPCIeレーン(PCIe 4.0 および 5.0 を含む)を搭載
- パッケージの改良により、プロセッサー・パッケージが全体で33%小型化され、性能を損なうことなく新しいプレミアムな薄型軽量のデザインが可能
- 一部のインテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200HXシリーズ 製品は、性能をさらにチューニングできるオーバークロックに対応します。
- オーバークロックの主な特長*6:
- P-coresとE-coresのオーバークロックを計算
- DDR5 SODIMMオーバークロック用のインテル(R) Extreme Memory Profile(XMP)のサポート
- 16.6MHz単位でのダイ間およびダイとファブリック間の制御を含む新しいオーバークロック・インターフェース
- インテル(R) スピード・オプティマイザー機能を使用してワンクリックでオーバークロックできるインテル(R) エクストリーム・チューニング・ユーティリティ(インテル(R) XTU)

さらに、インテルは、最大で2個のP-Coresと8個のE-Cores、ならびにインテル(R) Xe LPG グラフィックスを搭載し、プラットフォームの性能が最大で24 TOPSに達するインテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200Uシリーズを発表しました。インテル(R) Core(TM) Ultra モバイル・プロセッサー 200Uシリーズ搭載システムは、性能、電力効率、価格のバランスに優れた価値をユーザーに提供します。

インテルはまた、インテル(R) Core(TM) Ultra デスクトップ・プロセッサー 200Sシリーズを拡充し、新たに熱設計電力(TDP)が65ワットと35ワットの製品からなる12製品を提供します。最大で8個のP-Coresと16個のE-Coresを搭載するこれらの新しいプロセッサーは、ゲーム、クリエイティビティー、業務アプリケーションを問わず、性能と電力効率が驚異的に融合したデスクトップCPUを実現します。
また、インテル(R) Core(TM) Ultra プラットフォーム(シリーズ 2)は、以下の高度な接続機能を搭載しています。
- インテル(R) Wi-Fi 7(5 Gig)に対応したネットワーク速度、応答性、信頼性の向上、Thunderbolt(TM) 5およびThunderbolt(TM) 4テクノロジーによる高速、かつシンプルで信頼性の高いUSB-C接続
- インテル(R) コネクティビティ・パフォーマンス・スイート・ソフトウェアによるAIベースの継続的なネットワーク接続の最適化
- 高い忠実度で低消費電力のインテル(R) Bluetooth(R) LE オーディオ
- Thunderbolt(TM) Shareを使用した2台のPC間での画面、キーボード、マウス、ストレージ、ファイルの共有

AIによるエッジの最適化
インテルはまた、多様なユースケースにおいて拡張性と優れた性能を提供することを念頭に設計されたエッジ・コンピューティング向けプロセッサー群も発表しました。インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサーは、メディア処理やAI分析などの重要な指標で競合製品を上回る性能向上を達成し、エッジにおけるAIワークロードに理想的な卓越した電力効率を提供します。

新しいインテル(R) Core(TM) Ultra 9 プロセッサーは、前世代と比較してAIワークロード処理で優れた性能向上を示し、エッジAI機能の新たなベンチマークを設定します。インテル(R) Core(TM) Ultra 9 プロセッサー 285Hを、インテル(R) Core(TM) Ultra 9 プロセッサー 185Hと比較した場合、Procyon AIコンピューター・ビジョンでは最大2.2倍、Llama 3 8Bでは最大3.3倍、Stable Diffusion 1.5では最大2.3倍の性能向上が見られます。

TOPS値だけでは、エッジにおける実際のパフォーマンスニーズを定義できません。インテル(R) Core(TM) Ultra 7 プロセッサーのTOPSは、Nvidia Jetson AGX Orionと比較して約1/3低い値ですが、この競合製品よりも最大5.8倍高速なメディア処理性能、最大3.4倍高速なビデオ分析性能、最大8.2倍優れたワットあたりのパフォーマンスを実現しています。

本日CESで発表された主なエッジ製品:
- インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200S/H/Uシリーズ(開発コードネーム:Arrow Lake)
- インテル(R) Core(TM) プロセッサー 200S/Hシリーズ・プロセッサー(開発コードネーム:Bartlett Lake SならびにRaptor Lake H Refresh)
- インテル(R) Core(TM) プロセッサー 100Uシリーズ(開発コードネーム:Raptor Lake U Refresh)
- インテル(R) Core(TM) 3 プロセッサーならびにインテル(R) プロセッサー(開発コードネーム:Twin Lake)

本日より提供開始
インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200Vシリーズを搭載し、インテル(R) vProプラットフォームに準拠したシステムは、2025年1月6日(米国時間)より、オンライン・ショップ、量販店、パソコンメーカーのオンライン・ストアを通じて販売されます。インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200H/Uシリーズ搭載システムは、2025年2月に提供開始される予定です。インテル(R) Core(TM) Ultra プロセッサー 200HXシリーズ搭載システムは、2025年前半に提供開始される予定で、詳細は発売間近に発表されます。

インテル(R) Core(TM) Ultra デスクトップ・プロセッサー 200Sシリーズの65ワットおよび35ワット製品と、その搭載システムは、2025年1月13日(米国時間)より、オンライン・ショップ、量販店、パソコンメーカーのオンライン・ストアを通じて販売される予定です。
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