越前、瀬戸、常滑、信楽、備前とともに日本六古窯の一つに数えられている「丹波焼」。発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれており、850年以上にわたる歴史から、価値高い伝統的工芸品とされています。平成29年度には丹波焼を含む「日本六古窯(にほんろっこよう)」が日本遺産に認定されました。
【Webページ】
https://tourism.sasayama.jp/tanbayaki/
丹波焼とは
丹波焼は、兵庫県丹波篠山市今田町立杭周辺で作られている陶器で、特徴は、「灰被り」という独特の色と模様です。登り窯で最高温度約1,300度の高温のなか約60時間焼かれるため、焼成時にかかった灰と、土に含まれる鉄分や釉薬とが化合され、独特の模様が現れます。また炎の当たり方や灰のかかり方によって、ひとつひとつ異なった表情が生み出されるのも特徴です。窯が開かれてからおよそ850年、壺や甕をはじめ、お皿や湯のみ、徳利、花瓶など生活用器を中心に生産をつづけており、土の温かみを感じられる素朴な雰囲気が人気を集めています。
丹波焼の歴史
丹波焼は平安時代末期から鎌倉時代の初めに発祥したとされています。
立杭エリアは、農業が難しい地域であったことや、焼き物に向いた土であったことから、焼き物作りが始まったと言われており、桃山時代までは「穴窯」が使用されていましたが、慶長16年 (1611)頃、朝鮮半島系の半地上式の登り窯が導入され、同時期に取り入れられた蹴りロクロ(日本では珍しい立杭独特の左回転ロクロ)と共に、伝統技術を今日に受け継いでいます。
明治、大正、昭和と受け継がれた丹波焼は、太平洋戦争後の苦境を乗り越え、食器・花器などの民芸品を中心とした作品づくりに移行しました。
また、丹波焼の創世期~江戸時代末期の約700年間に作られた作品は「古丹波」と呼ばれています。
篠山城下町にある「丹波古陶館」では、古丹波の魅力を今も伝える多くの作品を展示しており、現在の丹波焼に至るまでの作風や魅力を楽しむことが出来ます。
日本六古窯
「日本六古窯」は、古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの産地(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の総称で、1948年頃、古陶磁研究家・小山冨士夫氏によって命名されました。その歴史は数百年から千年を超え、朝鮮半島や中国からの渡来人の技術によって開始された近世の窯と区別されています。
平成29年度に丹波焼を含めた日本六古窯「きっと恋する六古窯―日本生まれ日本育ちのやきもの産地」は日本遺産に認定されました。
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丹波焼とは
丹波焼は、兵庫県丹波篠山市今田町立杭周辺で作られている陶器で、特徴は、「灰被り」という独特の色と模様です。登り窯で最高温度約1,300度の高温のなか約60時間焼かれるため、焼成時にかかった灰と、土に含まれる鉄分や釉薬とが化合され、独特の模様が現れます。また炎の当たり方や灰のかかり方によって、ひとつひとつ異なった表情が生み出されるのも特徴です。窯が開かれてからおよそ850年、壺や甕をはじめ、お皿や湯のみ、徳利、花瓶など生活用器を中心に生産をつづけており、土の温かみを感じられる素朴な雰囲気が人気を集めています。
丹波焼の歴史
丹波焼は平安時代末期から鎌倉時代の初めに発祥したとされています。
立杭エリアは、農業が難しい地域であったことや、焼き物に向いた土であったことから、焼き物作りが始まったと言われており、桃山時代までは「穴窯」が使用されていましたが、慶長16年 (1611)頃、朝鮮半島系の半地上式の登り窯が導入され、同時期に取り入れられた蹴りロクロ(日本では珍しい立杭独特の左回転ロクロ)と共に、伝統技術を今日に受け継いでいます。
明治、大正、昭和と受け継がれた丹波焼は、太平洋戦争後の苦境を乗り越え、食器・花器などの民芸品を中心とした作品づくりに移行しました。
また、丹波焼の創世期~江戸時代末期の約700年間に作られた作品は「古丹波」と呼ばれています。
篠山城下町にある「丹波古陶館」では、古丹波の魅力を今も伝える多くの作品を展示しており、現在の丹波焼に至るまでの作風や魅力を楽しむことが出来ます。
日本六古窯
「日本六古窯」は、古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの産地(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の総称で、1948年頃、古陶磁研究家・小山冨士夫氏によって命名されました。その歴史は数百年から千年を超え、朝鮮半島や中国からの渡来人の技術によって開始された近世の窯と区別されています。
平成29年度に丹波焼を含めた日本六古窯「きっと恋する六古窯―日本生まれ日本育ちのやきもの産地」は日本遺産に認定されました。
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