「えびす駄菓子バー」の店構え。赤提灯や円柱ポストなど、まるで映画のセットのように、昭和レトロを再現度しています。
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最近は昔ながらの駄菓子屋は少なくなっていますよね。スーパーのお菓子売り場に駄菓子コーナーはありますが、やっぱりあの昔懐かしい昭和レトロな雰囲気の中で味わいたい……。

そんな人にお勧めなのが、その駄菓子をコンセプトにしたバーや居酒屋。駄菓子をつまみに懐かしい気分に浸りながら、お酒を楽しめます。

今回は東京の池袋・恵比寿・人形町・水天宮で4店舗を展開している「駄菓子バー」に行ってみました。ここは「昭和レトロな場所で駄菓子を楽しむ」がコンセプトのお店だそう。お伺いしたのは「えびす駄菓子バー」です。 

 
店内も昭和レトロ感ばっちり。

そもそも、なぜ「駄菓子」+「バー」なのでしょうか? お話をうかがってみました。お相手は、駄菓子バーの運営責任者・小泉さんです。

小泉さん「バーって、ちょっと敷居が高いイメージがありませんか? 自分たちでバーをやるなら、お客さんが気を使う必要のない、気さくな雰囲気なお店にしたいと思っていたんですね。そこに『駄菓子』というアイデアが加わったきっかけは、スタッフに駄菓子をつまみにして飲むのが大好きだったメンバーがいたこと。そこで、みんなでお酒のつまみを駄菓子にしてみたら『結構いけるな』と意見が一致したんですよ」

確かに「駄菓子」というだけでもどこか親近感を感じます。こちらのお店のシステムは、テーブルチャージの500円で店内の駄菓子が食べ放題だそうです。

小泉さん「駄菓子は安さが魅力ですが、それでも子どものお小遣いではあまりたくさん買えませんよね。小さい頃に抱いた『あれもこれも食べたい』という憧れを叶えられるよう、食べ放題にしたんです」