(左から)永瀬正敏、綾野剛、北川景子
映画『パンク侍、斬られて候』の初日舞台あいさつが30日、東京都内で行われ、出演者の綾野剛、北川景子、東出昌大、浅野忠信、永瀬正敏ほかが登壇した。
本作は、芥川賞作家の町田康氏が2004年に発表した同名小説を、石井岳龍監督が映画化した時代活劇。
超人的剣客を自任する掛十之進役で主演した綾野は「実写化不可能といわれたものを実現させることができた。スクリーンをはみ出してやろうというみんなの思いが結実し、僕も役者として生まれ直した感じになれた。感謝しています」と語った。
綾野は、敵対する役どころの浅野の演技がほぼアドリブだったことを明かし、「出てきていきなりタックルをしてくるし、僕は完全にカオス状態でした。それで監督が『OK』って言うから、『何がOKなんだ』と思った。(せりふで)いきなり『剛くん』と言われたときはさすがに驚いた」と話し、苦笑した。
一方、浅野は「役に成り切っていたから分からないなあ。取りつかれていたんだと思う」ととぼけて、会場の笑いを誘った。
特殊メークで猿たちの大将を演じた永瀬は、その異様な姿から「猿たちを抱っこしようとアプローチしたけれど、逃げられました。でも、最後は何匹かがおなかをさすらせてくれました」と語った。
紅一点の北川は、劇中で男たちを惑わす腹踊りを披露しており「教祖みたいなところもあるので、いかにみんなを誘うダンスができるのかが私の役割でした。ダンスの先生といろいろお話しをして、ああいう腰の振り方になりました」と照れながら明かした。
その後も、東出が「こんなに強い先輩たちの、強いエピソードの後にしゃべることはない。とにかく狂気でした」とぼやくほどの爆笑エピソードが次々に繰り出された。綾野は随所で会話に加わりながらも、「それにしても、ひっでえ現場だったな」と笑い飛ばすしかなかった。
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