
料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、「卵の袋煮」のレシピをご紹介します。
油揚げがジュワっと美味しい
おつまみやお弁当のおかずに、家にあるもので何かつくれないかなあ……と冷蔵庫をのぞいていたら、買いすぎた油揚げがありました。
油揚げって少し使うつもりでも、たくさん入っているほうが安かったりして(笑)、つい使い残してしまうんですよね(冷凍もできますけどね)。
ついでに卵もたくさんあったので「袋煮」をつくることにしました。
袋状にした油揚げの中に生卵を落として、出汁で煮るだけ。
本当に美味しくて彩りも華やかなのに、手頃な材料でできるので、月末の節約レシピにも役立ちそうです!
たまごの袋煮
大葉のほかに薬味ねぎや刻んだみょうがを加えてもいいですね。
油揚げに出汁が染みて冷めても美味しいので、つくり置きにもぴったりですよ。

(大葉を入れ忘れてしまいました! たまごも正確には4個です)
<材料(4つ分)>
・油揚げ…2枚
・卵…4個
・大葉…4枚
★以下、煮汁
・水…200cc
・みりん…大さじ1と1/2
・酒…大さじ1
・しょうゆ…大さじ1
・顆粒だし…小さじ1/2
※個数分のつまようじやピックが必要です(なければパスタ麺でも留められます)
<つくり方>
1. 油揚げをキッチンペーパーで挟み、押さえるようにして油を拭き取る。
2. 辺の長いほうを半分に切って、袋状にひらく。
3. 油揚げのポケットの中に大葉を敷いたら、卵をそっと入れる(卵を一度ボウルなどに割り入れてから、袋へ移したほうが失敗しにくい)。
4. 袋の口をつまようじで留める(つまようじがなければ、適当な長さにしたパスタ麺で代用可能)。
5. 小鍋に★以下の材料を入れ、火にかける。
6. 5がひと煮立ちしたら、油揚げの口を閉じたほうを上にして鍋に入れ、弱めの中火で5分煮る。
7. 表と裏を返して火をとめ、そのまま粗熱がとれるまでおく。
<ポイント>
火を止めてからそのまま粗熱をとるのは、油揚げに味が染み込みやすくなるのと、卵の黄身がかたくなるのを防ぐためです。
油揚げのポケットに卵を入れたあとは、こぼれ出さないようにそっと口を閉じて煮てくださいね。
価格および在庫状況は表示された06月22日21時のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で表示されている価格および在庫状況に関する情報が適用されます。
この記事のリンクを経由して製品を購入すると、アフィリエイト契約により編集部、制作者が一定割合の利益を得ます。