【キシリトール入りのガム】
最近のガムに使われる甘味料にキシリトールがありますが、犬に対してインスリンを多量に分泌することがわかっており、中毒量を摂取すると30分以内に血糖値が低下し、嘔吐、歩行困難、内出血、肝不全を発症することがあります。
約9kgの犬の場合、2、3枚のキシリトールガムで致命傷となりえるという報告もあります。
【スルメ】
スルメは胃で水分を含み膨張するために、腸を通過する事が出来ず、また食道に詰まって吐く事も出来ずという、危険な状態になります。下痢などの消化器症状が現れます。
【硬い骨】
鶏、鯛の骨など 鶏の骨は鋭くとがった形状に割れるため、喉や消化器官を傷つける恐れがあります。鯛の骨も大変堅いため、鶏の骨と同様に危険です。
【生の卵白】
卵白に含まれる成分がビオチン(ビタミンB群の一種)を分解するために、多量に食べるとビタミンB1(チアミン)欠乏症を発症する恐れがあります。加熱すれば問題ありません。
【貝・甲殻類、淡水魚】
アサリ、ハマグリ、シジミ、エビなどの貝類、甲殻類や、コイ、マス、ニシンなどの淡水魚は、酵素チアミナーゼ (アノイリナーゼ)がビタミンB1を分解するため、 多量に食べるとビタミンB1(チアミン)欠乏症を発症する恐れがあります。
加熱すると酵素は破壊されて安全になります。
【青身の魚】
サバ、アジ、イワシなどの青魚は、ビタミンEが不足しているときに過食すると、青身魚の不飽和脂肪酸により、体内の脂肪が酸化して 「黄色脂肪症(イエローファット)」になります。皮膚の下にしこりができ、ときに痛みを伴う事もあり、さわると嫌がるようになります。
時々与える程度では発症はありません。毎日与えるようなことをせず、バランスよく与えましょう。
【レバー】
過食すると、 ビタミンA過剰症になるおそれがあります。
【ピーナッツ】
油分が多く、また塩分が多く付着している場合もあります。マグネシウムを多く含むため、結石の原因にもなります。
【ほうれん草】
シュウ酸が結石(シュウ酸カルシウム)の原因になります。茹でることでシュウ酸を減らす事ができます。
【煮干し、海苔、ミネラルウォーター】
マグネシウムを多く含むため、食べ続けると結石になりやすくなる可能性があります。