リニューアル前のナビゲーター役だった「キャプテンレックス」がいる
2013年5月にリニューアルされた『スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』。
新しくなったので物語も新しく……と思いますが、実は、リニューアル前よりも昔の物語になりました。
ゲストが乗る宇宙船、スタースピーダーの型番も、前作は「スタースピーダー3000」でしたが、現在は「スタースピーダー1000」なのです。
そんな中、乗り場に向かう途中には多くのドロイド(ロボット)が置かれていますが、通路右側には、何やら懐かしい声を時々発するドロイドが。
ドロイドが並んでいる一番奥にある壊れかけた様な、一体のドロイド。目の部分が時々光り、バッテリーがわずかに残っている模様です。
時々、止まったり、途切れたりしながらしゃべるそのセリフは「し、しまったぁ~!」や「も、もちろん全て予定の行動です!」など、なんだか聞き覚えがあります。
そして「彼」だと、はっきりわかるセリフ。
「キャプテンレックスです! コックピットから失礼……!」。
そうです。彼はリニューアル前のスター・ツアーズで、名(迷?)ナビゲーターを務めていたキャプテンレックスなのです。この姿と声、前作を知る方にとってはとても懐かしいですよね。
前述したとおり、『スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』のストーリーは、リニューアル前よりも過去の話です。
このレックスは「これからスター・ツアーズのパイロットになる」という設定。
ここにあるレックスは「一度納入された不良品」であり、この場所で「工場に返送されるのを待っている状態」なのです。
彼の下部分をよく見ると、「DEFECTIVE! RETURN TO FACTORY(欠陥があるため、工場に返送)」と書かれています。
しかしながら、それでも「前作のセリフを時々話す」というのは少しおかしな事である気がしますが、新しくリニューアルされたものでありながらも、前作の要素を残しつつ、一般的なゲストも、コアなファン層も両方楽しませてくれる……という、ディズニー流の演出なのでしょうね。
時空を超えて私たちの前に再び姿を表した彼の姿。次回行かれた時はぜひ探してみてくださいね。