ほかには、ゲームでも映画でもなぜかアメリカ侵略が流行っているとか、
ソーシャルゲームの中毒性に関するあれこれ、オリジナルアニメのヒット、
節電で話題になった「ヤシマ作戦」など独自の視点で選ばれたネタが各自6本ずつ、
計40本ほどが並んだ。
「いつ仕事してるんですか!?」とツッコまれるゲームしすぎの志田さん。
しばしの休憩をはさみ、いよいよ投票へ。
本選に残ったのは以下の9本。
2011年、オタクシーンを騒がせた出来事はこちら!
・映画『電人ザボーガー』
・TVアニメ『ジュエルペットサンシャイン』
・漫画『花のズボラ飯』
・ソーシャルゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』
・人「スティーブ・ジョブズ」
・ゲーム会社「レベルファイブ」
・コラ画像集団「マジスタンス」
・TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』
・バッファローベル
この中から会場投票(来場者の挙手)と、コメンテーターの推し具合で大賞が決まるというシステム。
私含め大方の予想は非オタも巻き込んで大ブームとなった『魔法少女まどか☆マギカ』だったわけだが、ここで本イベント恒例の本命はずしが発動!
ねるとん風に言えば、大ドンデン返し!
大賞には、異才の映画監督・井口昇が板尾創路を主演に迎えた特撮映画『電人ザボーガー』が輝く結果に。
いまの日本映画界に失われつつある本気のB級っぷりを遺憾なく発揮した本作。
会場に集まった観客からの支持も一際高かったのが印象的だった。
井口監督、おめでとうございます!
次点はオッサンホイホイと話題の『ジュエルペットサンシャイン』と「レベルファイブ」で票が割れ、
決選投票で「レベルファイブ」に落ち着いた。
地方の開発会社からスタートし、いまやガンダムシリーズを手がけるまでになった「レベルファイブ」。
2011年末には実に8本もの新作タイトルを発売するなど、業界の中でも飛びぬけて好調なだけに、今後の期待含め票が集まったようだ。
このほか個人賞は以下のとおり。
藤津亮太賞…動画『キングさよなライオン』
東海村原八賞…スティーブ・ジョブズ氏
志田英邦賞…株式会社レベルファイブ
藤田直哉賞…コラージュ作成集団「マジスタンス」
前田久賞…アニメ『ジュエルペット サンシャイン』
奈良崎コロスケ賞…パチンコ台「CR南国麻雀」
鶴岡法斎賞…キャラクター「NHK天気予報の春ちゃん」
最後に、ニコ生で行われた中継では最終的に6万人を超える視聴者が集まったと発表。
関心度の高さは予想以上のものだった。
「オタク大賞」と銘打っているとはいえ、ここにラインナップされた事象はどれも
現代日本を反映したものばかり。
メジャーなニュースとして報道されない中にも、
人の営みの深遠さが感じられた4時間半(!)だった。
それにしても深い、深すぎるよ!
来年はどんなシーンになるのか、思いを馳せつつ、2012年もオタクなものを追いかけていきたいと思います!
【公式サイト】
日本オタク大賞