ひとくちに“オタク”といっても、マンガ、アニメ、ゲーム、フィギュアなどなどジャンルはさまざま。
そんな各界の“オタク”道を極めし者たちが一堂に介し、
1年間に起こった“オタク”的事件や優れた作品を勝手に表彰してしまうイベント、
「オタク大賞」が今年も開催された。


じゃーん

2001年の初開催より今年で10年目。
会場となったLOFT/PLUS ONEは開演前からすでに満員状態という盛況ぶり。
それもそのはず、このイベント、年を追うごとに話題が話題を呼び、
今年もチケットは即ソールドアウトだったとか。

開演時間の18:00、ステージ上にコメンテーターの7人が姿を現した。
今年のメンバーはこんなかんじ。


【フィギュアほか】 東海村原八さん(原型師)、【アニメほか】 前田久さん(ライター)、【ゲームほか】 志田英邦さん(ライター)、【マンガほか】 奈良崎コロスケさん(ライター)、【ネット・活字関係ほか】 藤田直哉さん(文芸評論家)、【B級ネタ】 鶴岡法斎さん(マンガ原作者、評論家)
ある意味ゼーレ的な。

司会はアニメライターの藤津亮太さん。アフロで登場。


お似合いです!

まずは2011年のオタクシーンを1月ごとに振り返る。


わかる人はわかるこの絶妙なネタ

スタッフがピックアップした事件やヒット作など10本ほど並ぶ中、鶴岡さんがひと言。
「なんか、震災があった国とは思えないね~……」
コメンテーターが各自選出したネタも適度なユルさを持ちながらも、
シーンの核を突くような事象が並ぶ。
壇上で繰り広げられるトークも、適度に業界のアブない部分に踏み込んでいるようなかんじ。
マジメな話に落ち着くかと思いきや、笑いに着地させるなど、さすがは場数を踏んだ手練れたちなだけはある。
普段一緒にお仕事させていただく方もちらほらいらっしゃって、それも楽しい。


鶴岡さん(右)にいたっては、大学時代、講義を受けておりました。その節はお世話になりました!

トークの内容はというと、こんなかんじ。
アップル社のCEOスティーブ・ジョブズ死去の話題が出れば、
「実は熱心な仏教徒だったそうです」「戒名が気になりますね」と返し、
現在ネットを騒がせているステルスマーケティングに話が及べば、
「この世のすべてはステマです」など名言も飛び出す始末。
どうでもいいですが、ステマときくとなぜか、一時期スーパーで狂ったように鳴らされてた、
「さかな、さかな、さかな~」のフレーズに脳内変換されます。


「バッファローベル」は以前ウレぴあ総研でもレポートしましたね。
【野球】萌えキャラはプロスポーツ界を救う?