第一夜は「VS.お茶の間」SHELLY編
昨年4月11~16日にかけて行われた伝説のトークイベント『ももいろクローバーZ 試練の七番勝負』が、episode.2として今年も決行!
ウレぴあ総研では、1月30日~2月5日にかけて東京キネマ倶楽部で開催される、このイベントの模様を全日程リポートします!!
ファンの期待が高まる中で迎えられたイベント初日の1月30日。
まずは、ゲストとして真っ先に発表されていながら、1月2日に急逝した故・真樹日佐夫氏を悼んで、10カウントのゴングが鳴らされた。
しめやかなムードから一転して、ももクロライブ恒例のオーバーチュアが流れると、オールスタンディングの客席からは大コール&大閃光! トークに先駆けたライブで『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』『白い風』と2曲が歌い上げられる。
一瞬にしてヒートアップした観客の前で恒例の自己紹介を終えると、試合の見届け人=司会の古坂大魔王が登場。入場時にメンバーとハイタッチする予定だったけれど「ももクロが本気で好きだから、照れて辞めた」というガチヲタぶりだ。
そんな古坂から今日のテーマと対戦相手が改めて告げられる。
テーマは「VS.お茶の間」。対戦相手はSHELLY。
古坂から「今やタモリさんを抜いて、お茶の間の人気第1位。次の『笑っていいとも!』の司会はこの人!」と、ハードル上げまくりの紹介で呼び込まれたSHELLYに、場内から大きなSHELLYコールが起こる。
「みんな、私に会いに来たのかなって勘違いしちゃう!」という第一声に、またまた大歓声。「これこれ、こういうところ! アウェイをホームにしちゃうすごさ!」と古坂が賞賛すれば、しおりん(玉井詩織)も「同じスターダスト所属だけど、SHELLYさんはスターで、私たちはダスト」と、対戦相手ほめちぎりで、いよいよ試合はスタート!
まず、最初のお題は──。
バラエティでよくあるシチュエーション。
こんな時、どう対処したらいいか
■ゲストが大勢の時の共演者とのトークの絡み方
ゲストが大勢いる番組で、どうやってトークに入っていいか分からないというアイドルにはありがちなお悩みを抱えるももクロちゃん。
去年の七番勝負で、デーブ・スペクターから「他の人が息をついた瞬間にしゃべる」とアドバイスされたけれど、やっぱり入れないらしい。「どうしても5人で固まっちゃうし、あまり前に出ていっても『何だ、こいつ!?』とか思われそうだし…」と言うしおりん。
そんなお悩み相談にSHELLYは「芸人さんたちって勝手にしゃべってるようで、よく見てると連携プレーを考えてる。そこで、良かれと思ってツッコミを入れたりすると、流れを壊しちゃうんですよ。だから、無理をしないこと。身の丈に合ったトークをすればいい」と答えて、これには「理解力のないももクロでも分かる!」(高城れに)と大納得。古坂も「おれが勉強になってる! 若手に教えてあげたい!」と絶賛したまま、次のシチュエーションへ。
■VTR時のリアクションの仕方
…と、ここで何の脈絡もなく「ももかー!」(有安杏果)と客席からコールが飛ぶ。何事かと思う壇上の面々が声の主を見ると、Tシャツの色は、しおりんカラーの黄色!? れにちゃんの「推しはハッキリしなさい!」という厳しい一喝で、場内は爆笑に包まれる。
気を取り直して、さて本題。番組でVTRが流れている間、画面の片隅にスタジオゲストの顔が映されている時に、どうリアクションしたらいいのか?
「これはリアルにSHELLYさんが一番上手い。実は一番ヘタなのがツッチー(土田晃之)」という古坂に、SHELLYは「抜かれてる自分の表情ばかり気にしてると、VTRの内容が頭に入ってこない。リアクションをどう取ろうとか考えるよりも、しっかりとVTRを見て、感想を言えるようにしないと」と、またまた真理を言い放つ。
これを受けて、ステージ上で実戦を敢行することに。
ニュージャージーの交通事故、埼玉の心霊現象という2パターンのVTRナレーションを古坂が語り、それに対してリアクションを取るというスパーリングの開始だ。
まず初めに、ニュージャージー編にチャレンジした夏菜子(百田夏菜子)だけれど、SHELLYからは「全然ダメ!」と一蹴。「埼玉編でリベンジさせてください!」と2戦目に挑むも、やはりダメであえなく轟沈…。
SHELLYがお手本を見せると、メンバーも観客も古坂も「おーーー!」。これを受けて、続いてのチャレンジャーはれにちゃん!
ニュージャージー編で挑んだれにちゃんは、事故にビックリしてるというよりは、ただの変顔!?
あーりん(佐々木彩夏)「ビックリすると変顔になるの!?」
古坂「その顔が埼玉(の心霊現象)編だよ!(笑)」
などなど、総ツッコミが浴びせられる中、SHELLYからの締めコメント。
「大事なのはちゃんとVTRを見ること。スタッフさんが1週間寝ずに作ったVTRなんだから『こいつ、見てねーよ!』と思われたら、二度と番組に呼ばれない」
なんという珠玉のお言葉!
そんな完全に対戦相手ペースの試合展開のまま、イベントは次のお題へ──。