料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、「坊さんの気絶」という料理をご紹介します。
なすは秋も旬。とろ〜り食感がたまらない
なすの美味しい季節ですね。
夏野菜のイメージが強いなすですが、「秋なす」が出回るこれからの季節も引き続き“旬”なのです。
ぷっくりした立派ななすを見かけると、決まってつくりたくなるのが「坊さんの気絶」。
パトゥルジャン(なす)、イマム(僧)、バユルドゥ(気絶する)、つまりお坊さんが気絶するほど美味しいという名前がついたトルコ料理です。
坊さんの気絶

なす、トマトソース、チーズの相性は抜群で、見た目にも豪華。
つくり方はいろいろありますが、今回はトースターを使う簡単なレシピをご紹介します。
<材料(3皿分)>

・なす…3本
・にんにく(みじん切り)…1片
・玉ねぎ(スライス)…1/2個
・ベーコン…適量(スライスだと3枚ほどが目安)
・トマトピューレー…100g
・砂糖…大さじ1
・塩・こしょう…各適量
・ピザ用チーズ…適量
・オリーブオイル…大さじ2
<つくり方>

1. なすはヘタの硬い部分を除き、ピーラーで縞模様になるよう皮をむいたら、ラップで包んで電子レンジで3〜4分加熱する。ラップを取らずにそのまま置いておき、しんなりさせる。

2. フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れて弱火にかける。にんにくの香りが出たら、スライスした玉ねぎを加えて炒める。

3. 細切りにしたベーコンを加えて炒める。

4. トマトピューレーと砂糖を加えて混ぜ、全体があたたまったら塩とこしょうで調味する。

5. なすを包んでいたラップを外し、なすを耐熱容器に並べる。それぞれの真ん中に切り込みを入れて広げ、ソースがのるように器状にする。4のトマトソースをたっぷりのせる。

6. ピザ用チーズをかけて、トースターで焼き色がつくまで15分ほど焼く。
<ポイント>
トマトピューレーがなければ、トマトの果肉を除いて角切りにしたものでもOKです。
ただ、トマトだと水っぽくなってしまうので、手順4では少し長めに煮て水けを飛ばすなど調整してください。
ベーコンは冷蔵庫にあったブロックを細切りにして使いましたが、もちろんスライスでも構いません。
1本じゃ物足りない(笑)! 2〜3本分をペロリと食べられてしまう美味しさですよ。
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