夜はまだ終わらない!
こうなったら1人で楽しみ尽くしてやる!! 植松さん、なにか夜にできる楽しいことってないですか!? 「じゃあスモアーズを作ってみましょうか」と提案してくださった優しい植松さん。スモアーズとはマシュマロを火で焼いてクラッカーの間に挟むお菓子だそう。なにそれおいしそう!! 小走りで野外炊事場へ向かう。
ドラム缶コンロの大きさに比べてこの炭の量! 炭が赤くなるまでうちわで扇ぐ。
良い感じに炭火を作るのって大変!! 植松さんにも手助けしていただき、準備完了。
串にマシュマロを刺し、狐色になるぐらいまで火で炙る。
ビスケットで一旦挟んで串を取り、チョコチップをまぶし、挟んでできあがり。
スモアーズとは、英語で「Some mores(もっとちょうだい)」を略した名前。一度食べたら「もっとちょうだい!」と言いたくなるぐらい美味しい食べ物、という意味だそう。熱くてトロトロでチョコレートで、今思い出してもまた食べたくなる美味しさだった。外のきりっと冷えた空気の中で、火の燃える音と美味しいお菓子とで、とっても良い気分でした。植松さんありがとうございました。
この後は広々としたお風呂に1人で入らせていただいた。
ほかの団体との兼ね合いもあるため、入浴時間は入村時に決める。このお風呂、とっても気持ちよかった!!
お風呂のあとはなんだか眠くて眠くて午後9時には眠ってしまった。
次の日は快晴。
朝6時に起床し、もう一度寝て、午前7時半に食堂で朝食をいただいた。昨日の小学生の集団と一緒になったが、みなさんとってもお元気。すごい! ザキヤマは全然目が開かないのに・・・
朝食は、季節メニューのきのことワンタンのクリームスープ(570円)。
とってもボリュームのある朝食。野菜がたくさん入っていてうれしい。食べているうちに目が覚めました。ごちそうさまでした。
朝食後は洗顔と布団を整理し、午前9時までに食事料や寝具リース料、クラフト料を清算する。今回ザキヤマ1人の宿泊料金の合計は2308円。2食付きなのに3000円以内で宿泊できるなんて、なんてお安いのでしょう!!
普通のホテルのように宿泊はできないが、子どもがいる家族がリーズナブルに旅行したいときにぴったり。体と手を使ってこそ分かる発見がたくさんありそう。
取材を終えて
小学生のころに林間学校で宿泊した場ってなんだったんだろうと思っていたが、なるほどこういう施設だったんだな。最近時間差で謎が解けることが多くてうれしい。突然山岸が帰ることになったときはびっくりしたが、一人でも充実してたなあ。年取ったんだなあ。
―終わり―
※本記事は2014年12月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。