給付対象の女子学生数を拡大、奨学基金への寄付も募集

 

さつき会奨学生たち

国立大学法人東京大学(東京都文京区、総長:藤井 輝夫)は「UTokyo COMPASS ― 多様性の海へ 対話を通じて未来を創造する」というビジョンのもと、女子学生比率の向上と学生層の多様化を進めています。その一環として、本学の女子卒業生の会「さつき会」と連携し、地方女子限定の奨学金制度を運営してきました。
 このたび女子学生の学びと研究を支援し、学生層の多様化を推進するため、給付対象の女子学生数を拡大します。2027年度以後、従来型のさつき会奨学金(A型)に加え、「都道府県指定口」 (B型)「家計基準撤廃口」 (C型)を新設します。
- 都道府県指定口(B型):自治体ごとに寄付を募り、300万円につきに1名採用。
- 家計基準撤廃口(C型):経済的条件を問わず、全国から年間30名を採用。


 これにより2027年度以降の入学者より、奨学金制度の給付対象は3種類となります。いづれも給付型・予約採用型の制度につき、受験前に申請・選考を行います。学び・研究のために地方から本学に進学する学生の支給対象を2倍以上に増員することで、大学の目標である 「女子比率30%」の実現 を後押しします。
東京大学さつき会奨学生の募集について
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/welfare/h02_12.html

 また、さつき会奨学基金では、これまでの全国型に加えて、新設された都道府県指定の奨学金へのご寄付を募集しております。ご自身にゆかりのある地域の女子の東大進学をぜひ応援してください。
さつき会奨学金基金(税額控除対象)
https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt24

 B型の都道府県指定口については、現在は大分県で2名の支給が決定しています。大分県を含む他地域の情報については、以下のウェブサイトにて更新してまいります。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/students/welfare/h02_12.html

 東京大学は、ジェンダー平等と教育機会の多様化を推進し、世界と対話しながら未来を切り拓く大学として歩みを進めてまいります。

<参考> さつき会奨学金の概要
 優秀な女子の東大受験を促し、入学後の経済的・精神的なサポートを行うことを通じて、次世代を担う女性をより多く輩出することを目的として、2012年度に東京大学基金内にさつき会奨学金基金を設け、2013年度入学生から支給開始。2025年度までに合計113名の奨学生に支給しています。
 東京大学を受験する女子で、経済的支援を必要とし、かつ、自宅外から通学せざるを得ない学生等を対象に募集し、月額5万円を支給。給付型で、返済の必要はありません。
 高校予約型は、受験前に申請、選考、内定し、入学後に採用決定します。ただし、採用内定は、入試の合格を保証するものではありません。
(さつき会は、1961年創立の東京大学女子学生・卒業生の同窓会。後輩を増やしたいとの思いから、女子向けの奨学金制度の創設を提案し、運営に協力しています。)
さつき会について https://www.satsuki-kai.net/

○本件に関する問い合わせ先
<奨学金に関する問合わせ> 
東京大学本部奨学厚生課奨学チーム syougaku.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp
<寄付・取材に関する問合わせ> 
東京大学基金事務局 kikin.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp
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