落ち葉が風に舞いはじめ、初雪の知らせも聞こえてくる頃。いよいよ冬の訪れです。

毎年冬のお楽しみ、大好きなホットワインのレシピをご紹介します。

食卓にも冬の合図を

父仕込みのこちらのレシピは、作り続けて気づけばもう40年になるとのこと。

スーパーで調達可能なものばかり、6品を合わせるだけのシンプルレシピです。

・甘口の赤ワイン 瓶半量
・水 ワインと同量
・フルーツ缶 1缶 (シロップごと)
・りんご 1個
・シナモンスティック 3-4本
 (なければシナモンパウダーでも代用可)
・砂糖 大さじ3-4

お鍋に材料を入れていくだけ

まずはお鍋にワインを投入。

あらかじめ甘みがついた甘口のデザートワインがよく合います。

おすすめはサントリーの赤玉スイートワイン(赤)。ワインコーナーでは一番安価な価格帯で扱われていることが多く、気負わず作ることができますよ。

りんごの量はお好みでどうぞ。ワインが染み込みやすく、カップにも収まりやすい薄切りがおすすめです。

缶詰はシロップごと投入してください。優しい甘みのアクセントになりますよ。

缶詰のフルーツが少し大きいと感じたら、お好みのサイズに切ってから加えてみてください。

そこへシナモンスティックを加えたら、あとは弱火で温めるだけ。

りんごとワイン、そしてシロップの甘味がすでに加わっていますので、砂糖は仕上げにお好みで加減してください。(甘党かどうかや、りんごの品種やワインの銘柄によっても左右されます)

沸騰させるとアルコールが飛んでしまうため、弱火で沸騰直前まで加熱します。

完成!

煮込んでいるそばから、シナモンとりんご、そしてワインが重なり合う、温かくて芳醇な香りが家中に広がります。

おたまでカップに注げば、特別な冬の一杯に。ワイン多めでドリンクとしても、フルーツたっぷりでデザート感覚でも楽しめますよ。

家族や友人とにぎやかに囲んだり、キャンドルの光のそばでゆっくり味わったり。

水で1:1に割っているため、アルコール感は軽く、飲みやすい仕上がりです。

スパイス好きの方はシナモンやカルダモンの“追いスパイス”もどうぞ!

翌日までフワリ

気負わず作れるのに、満足感はたっぷり。長年作り続ける父も、毎度少しずつ味が変わるのが面白いと話します。

キッチンには翌日もりんごの香りが微かに残り、ここにも小さな幸せを感じますよ。ぜひ作ってみてくださいね。

※自宅でホットワインを作る際は酒税法違反とならないよう、飲む直前にワインと果実を混ぜ、作り置きをしないようにしましょう。

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