世界各地で頻発する大規模災害等への対応を見据え、支援内容を拡充







日本たばこ産業株式会社(JT)と特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(ピースウィンズ)は2016年9月より、レスキューチームの育成や災害時の被災地支援活動に関する協定を締結しています。この度、2022年に締結した3か年協定の期間満了に伴い、世界で頻発する大規模災害を見据え、内容を拡充した協定を改めて締結しました。

これまでの協定は、国内外における災害等発生時に、被災地支援活動をより迅速かつ円滑に展開すべく、平時からの支援体制の強化を通じて災害リスク低減を図ることを目的としてきました。この度の新たな協定により、海外での活動を担える人材の育成や資機材の整備等、海外即応体制の構築も含めた支援体制が一層拡充されます。

JTとピースウィンズのパートナーシップの継続・強化を受けて、ピースウィンズはJTの支援を受けながら、南海トラフ地震をはじめとする大規模災害を想定した国内災害に加え、世界各地で猛威を振るう災害に対する対応能力のさらなる向上に取り組みます。

新たな協定における具体的な支援内容は以下のとおりです。
1.International Search and Rescue Advisory Group基準に基づく広範囲かつ継続的な Search and Rescue(SAR)訓練及び人的配置によるチーム育成
2.国内外の大規模災害時の受援及び派遣を念頭に置いた、合同訓練の実施等による海外のSAR活動団体との強固な連携体制の構築
3.ピースウィンズのロジスティクス能力の強化及び救命活動に必要な装備・資機材の整備
4.大規模災害による被災が想定される自治体や病院等との支援協定締結、支援団体や医療関係者との連携体制構築を含む、国内外のステークホルダーとの関係強化
5.多機関協力型フィールドホスピタル実現に向けた、ロジシステムの構築や実働訓練
6.国内及び東アジアをはじめとした国外の有事に対応するための準備








【ピースウィンズ・ジャパンについて】
国内外で自然災害、 あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOとして1996年に設立され、これまでに世界41の国と地域で活動してきました。 また、 緊急災害支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”」の運営や、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動、地域活性化などに取り組み、社会問題の解決を目的とした活動に幅広く力を入れています。

◆空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”:https://arrows.peace-winds.
◆特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン:https://peace-winds.org/
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