笑福亭鶴瓶さん(ラジオ大阪のスタジオより生放送)

新野新先生の写真を前に想い出を語る笑福亭鶴瓶さん

OBCラジオ大阪は、2025年9月に亡くなった放送作家・新野新さんを偲ぶ特別番組『新野新さんを偲ぶ 鶴瓶ひとりのぬかるみの世界』を2025年12月21日(日)深夜に放送しました。笑福亭鶴瓶さんが、全国の「ぬかる民」(リスナー)から多数届いたお便りを紹介しながら、新野さんとの様々な想い出を語りました。

1978年4月から1989年10月まで11年半にわたって放送された『鶴瓶・新野のぬかるみの世界』は、落語家・笑福亭鶴瓶さんと新野新さんがパーソナリティを務めた日曜の深夜番組です。
番組リスナーは「ぬかる民」と呼ばれ、鶴瓶さんの何気ない話しかけやぬかる民の投書からさまざまな論争に発展し、番組イベントが社会的現象にもなるなど人気を集めました。

当日は、『ぬかるみの世界』放送当時と同じ日曜の深夜24時から、終了時間を決めないというスタイルも同じで放送開始。
「ガンさん」の呼び名で親しまれた番組ディレクター・岩本重義さんや、当時の番組をスポンサーとして支えた株式会社「千房」会長・中井政嗣さんらも立ち会い、全国の多くのぬかる民からメッセージが寄せられ、まるで同窓会のような温かい雰囲気の中、番組は進みました。

鶴瓶さんは、当時、新野さんとやりとりしたエピソードを披露。
「新野新という人に、"おもろない"と言えるのが本当に嬉しかったですね」、「放送作家の人が(自由にやって)ええというから、自由にやり出したらこんな芸風になったんでしょうね」と当時を振り返り、自らの芸風に大きな影響を与えた故人を偲びました。
リスナーからのお便りでは、当時、家族が寝静まった後、ひそかに窓際にラジカセを置いてアンテナを外に向けながら雑音の中聴いていたという想い出や、番組で盛り上がった人の性格にまつわる「おじん・おばん論争」、誰が握ったおにぎりを食べられるかという「おにぎり談義」、番組内で呼びかけた「新世界ツアー」などの出来事を懐かしむ声が紹介されました。

番組後半では、当時行われていたコーナー「全国縦断ぬかるみ電話」に出演経験を持つ、北海道・帯広在住の女性リスナーと電話を繋ぎ、『ぬかるみの世界』や新野さんの想い出話に華を咲かせました。
「こうやってやれたのは、新野新という人がいたからですよ。あの人にこんな人間にされたのも確かですし、こういう感じの喋り方や物の考え方になったのもすごくありがたいなと思いますね」と語った鶴瓶さん。「『ぬかるみの世界』をずっと喋る会みたいなものをやっても良いんじゃないかなと思うし、新野新をみんなで寄ってたかって喋るというのも一つの形で出来たらと思います」と今後の展開を期待させる発言も飛び出しました。

【ラジオ大阪公式HP】 https://www.obc1314.co.jp/
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