石垣市ふるさと納税で人気出品者、市長と年末座談会2025

石垣市中山義隆市長は、石垣市ふるさと納税で人気の返礼品出品者を市役所へ招き、令和7年を振り返り、来年の抱負を確認。会へは市内の高校生も飛び入り参加した。

記念撮影にのぞむ中山義隆石垣市長、ふるさと納税人気返礼品出品者、八重山農林高校のみなさん。

石垣市ふるさと納税は令和6年度実績で寄附額23.2億円、寄附件数6.2万件に達した。対前年7.8億円増、1.5万件増となる。寄附順伸の一因に、市と事業者が一丸となったとりくみ機運の高まりがある。

・温保存、常温配送、島牛ハンバーグ

「常温もので、家庭で気軽に楽しめる価格帯の商品を作りたいと思っていました」とは株式会社八重山食肉センター総務部長幸喜俊明さん。同センターは衛生管理と精肉技術で八重山エリアの食肉供給を一手に引き受ける。昨年は県外大手とコラボレーションして自社ブランド商品の開発を進めた。出荷は順調だ。今年は沖縄県内事業者とも連携を深め、レトルトハンバーグに挑戦した。同センターは目下本業であると畜、カットの精度をあげ食肉の安定提供に努めると同時に島外の提携先と商品開発、量産化を進める。ふるさと納税に取り組むことで見えてきたやり方である。幸喜さんから寄附者への一言をいただいた。「お肉がおいしい石垣島です。家庭でたくさんたのしんでください。そして島にはお肉がおいしいお店がいっぱいあります。みなさんで、島へ食べに来てください」。

「家庭でたくさんたのしんでください。島へ食べに来てください」と語る八重山食肉センター幸喜俊明さん。

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・青果で、フローズンで人気、熱帯果樹

青果で、フローズンフルーツで、島の果樹を全国発送するフルーツ加工販売のコッパリ宇根和孝さん。「果樹栽培は名人だけど計画出荷はメンドウという農家さんがいます。もったいないんです」そこで宇根さんは農家一軒一軒を訪ね歩いて注文、出荷をとりまとめている。また「見た目は規格外でも味は抜群な果樹はカット＆冷凍で対応します。特別な冷凍装置を仕入れました」。進学、留学を経て島へ戻った宇根さんは小規模農家の集荷・配送代行、その体制化にとりくみ、規格外果樹の商品化を一つの事業に育てている。この12月からは、ふるさと納税3.0へ挑戦する。同3.0は石垣市が進めるクラウドファンディング型のプロジェクトで、希望者の申請を市が審査して通過案に支援を募り、目標額達成を経て事業者が資金調達するしくみ。「果樹商品の品質向上、拡販には作業場拡張とPR強化が欠かせません。選果スペース・保管設備・作業台を新設します。商品開発・催事出展・都心プロモーションを加速させます。ご支援、お願いいたします」宇根さんは意気込む。

石垣島産果樹をとりまとめ、青果で、フローズンフルーツで、島外展開するコッパリ宇根和孝さん。

お徳用フローズンカットフルーツ冷凍マンゴー200g 冷凍パイナップル250g

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> 【訳あり】石垣島産パイナップル約4kg 3~10個・約8kg 6~20個《2026年4月中旬から発送》
> 【選べる定期便】石垣島産パイナップルとマンゴーの定期便【2026年5月から発送】
> ＜先行予約・定期便＞石垣島産パイナップル 3回定期 3種計6玉【2026年 5月・6月・7月頃お届け】
> とろける甘さ石垣島マンゴー 2～6玉
> ＜訳あり＞大満足！石垣島産バナナ3房＜2026年6～10月発送＞
> 石垣島産パイナップル約3kg 2～6個《2026年4月下旬発送》

・挑戦！ふるさと納税3.0（クラウドファンディング）

2025年12月スタート、ふるさと納税3.0。支援告知バナーを手にプロジェクトへの意気込みを語るコッパリ宇根和孝さん。

石垣島産パイナップル・マンゴーの品質向上と販路拡大のための作業場新設と商品開発・PR強化プロジェクト

・ご支援お願いいたします。ふるさと納税3.0（クラウドファンディング）

01．「美味しい」を安定供給！石垣島産パイン・マンゴーの未来を切り拓く、新作業場建設への挑戦
> 石垣島産パイナップル・マンゴーの品質向上と販路拡大のための作業場新設と商品開発・PR強化プロジェクト
02．八重山最古×最強寺院桃林寺に公式グッズが今ありません。お寺のおみやげを開発します。
> 参拝記念に、観光土産に。桃林寺公式産品を開発し、寺院認知、産品拡販、来客増大をめざすプロジェクト
03．「おばぁのヘナ畑」を未来へつなぐために。新乾燥機で石垣島産ヘナを守り育てたい。
> 天然ヘナを未来へ。石垣島で安心して使えるヘナを作り続けるために持続的な生産に挑むプロジェクト
04．厳選された特選石垣牛の魅力をより多くの方に届けたい！
> 石垣島が誇る特選石垣牛をもっと堪能してもらいたい！！　～店舗での販売力強化と独自商品を一年中楽しめるように全国にお届けします～

・家庭用マンゴー好調、ファーマーズマーケットやえやま

石垣島にはJAが運営する産地直売型市場がある。ファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場で、農家が育てた旬の青果や加工品が並び、農産物の拡販、魅力発信の場となっている。ゆらてぃく市場ではJA出荷された農家のマンゴーをふるさと納税へ出品しており、寄附は好調。人気の要因についてファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場店長玉代勢秀弥さんは「一次産業とふるさと納税は、相性が良い。農産物の受注、PR、オンライン活用にうってつけのしくみです」と語る。JA営農指導員・マンゴー担当安谷屋さんは「石垣島のマンゴーのよさは甘みと酸味のバランス、その絶妙さ。島に来て店頭でしか味わえなかった石垣島のマンゴーのおいしさを、ふるさと納税でぜひ味わっていただきたい」と続けた。

JA営農指導員・マンゴー担当安谷屋さん（左）、ゆらてぃく市場店長玉代勢秀弥さん（右）。

＜先行予約＞石垣島産マンゴー (アーウィン種) 約1.5kg (2~5玉) 家庭用＜2026年6月順次発送＞

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> ＜先行予約＞石垣島産マンゴー (アーウィン種) 約1.5kg (2~5玉) 家庭用＜2026年6月順次発送＞
> ＜先行予約＞石垣島産ポコットパイン (ボゴール) 約2kg (2～3玉) JAおきなわ＜2026年5月順次発送＞
> ＜先行予約＞石垣島産高級パインサンドルチェ約2kg (2～3玉) JAおきなわ＜2026年6月順次発送＞
> ＜先行予約＞石垣島産ピーチパイン約1.5～2kg (2～3玉) JAおきなわ＜2026年5月順次発送＞
> ＜先行予約＞石垣島産マンゴー (アーウィン種) 約1kg (2~3玉) 贈答用＜2026年6月順次発送＞

・日本一早い新米、自社田で育て自社精米

米どころ石垣島で「お米といえばみやぎ米屋」と島人は口をそろえる。地域密着、創業60年の老舗で島内一般家庭はもとより島中のホテル・レストラン・飲食店を客に持つ。生産圃場は沖縄県内最大規模(60ヘクタール)、品質管理に有資格者であるお米マイスター2名、銘柄・等級判定農産物検査員5名を擁する。そのみやぎ米屋が昨年、初の島外出荷を経験した。「きっかけは、ふるさと納税出品でした」と、宮城智一さん。以来引き合いは高く、注文は続く。新市場向けに目印となる自社アイコンを一新、社名の上へ一行「日本一早い新米・自社精米」とキャッチフレーズも入れた。さらに今年はオンライン拡販を視野に自社米3種食べ比べセットを上市。「珊瑚とカンムリワシを守る自社田で育てています。冷めても美味しい石垣のお米です。食べて、お声をお聞かせください」PRにも余念はない。

目印を一新、「日本一早い新米・自社精米」キャッチフレーズもラベルに入れたみやぎ米屋宮城智一さん。

石垣島産星の美しゃ (ほしのかいしゃ) 5kg みやぎ米屋

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> 石垣島産星の美しゃ (ほしのかいしゃ) 5kg みやぎ米屋
> 石垣島産星の美しゃ (ほしのかいしゃ) 10kg みやぎ米屋
> 【定期便 3回】3ヶ月連続でお届け星の美しゃ・於茂登のひかり・ひとめぼれ 5kg が毎月交互に届く(合計15kg) 石垣島産
> 石垣島産於茂登(おもと)のひかり 5kg みやぎ米屋
> 石垣島産於茂登(おもと)のひかり 10kg みやぎ米屋
> 3カ月連続お届け石垣島産星の美しゃ (ほしのかいしゃ) 15kg (5kg×3袋) ＜石垣島認定特産品＞> 石垣島産星の美しゃ (ほしのかいしゃ) 20kg (5kg×4袋) ＜石垣島認定特産品＞

・20年通う、ご夫婦がいます。石垣島ビーチホテルサンシャイン

「昨年開業45年、島に根ざした島のホテルとして歩んでまいりました」とは、石垣島ビーチホテルサンシャイン総支配人赤城陽子さん。専用の庭師が庭を手入れし、星空ツアーに星空専門ガイドがつく。地元食材のディナー、絶景大浴場、インフィニティプール。話題のサービスは一早く形にし、提供は今も続く。「島内、多くグローバルブランドの進出がありましたが、当館にも20年以上通ってくださるご夫婦がおります」客層のキーワードは、大人、島旅、リピーター。いつもの旅がふるさと納税でできるようになれば、固定客をもつ旅先ほど強みになる。返礼品への同ホテル登録は今年。日は浅いものの、既に多くの寄附があるという。「市が盛り上がること、特産も観光もという流れが広がることを期待しています。おいしいお肉も熱帯果樹も、島の景色の中で味わってもらうのがいちばんですから」。

「固定客をもつ旅先ほど強みになる」石垣島ビーチホテルサンシャイン総支配人赤城陽子さん。

石垣島ビーチホテルサンシャイン　ホテル利用券

《ご宿泊・ご飲食・お買物にご利用いただけます！》
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・「起立、礼！」八重農モリンガクッキー、召し上がってみてください

返礼品出品者ではないが、会に学生の姿があった。八重山農林高校の4名である。4名は返礼品登録を目指してモリンガクッキーを開発してきた。味、品質表示は完成し、デザインで悩んでいた。座談会開催を知り、急ぎクッキー40袋を焼き、会へ臨んだ。幸い参加を制止されることなく、市長ならびに先輩出品者に試食してもらえ、おまけに1分の発言を許された。「起立、礼！」で発表を始め4名は声をそろえて素材（モリンガ、黒糖）、目的（離島の備蓄食）、食味（味、栄養、カロリー）を語った。試食評価は上々、加えてその場で原料（米粉）、売り場（ホテル）の商談ができ、市長からはクッキーを仕事にできるといいねと助言があった。年明け、学生初の返礼品登録を約束して4名は記念撮影に収まった。

試食をたのしむ市長、発表を称える島の諸先輩方、一方で緊張して気もそぞろな八重山農林高校の生徒4名。

「（準備中）八重農モリンガクッキー」

《乞うご期待！ 2026年公開予定》
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・石垣島のよさ、強みとなるものが集まってきている

中山市長から、振り返りと抱負があった。「こうしてみるとちゃんと石垣島のよさ、強みとなるものが集まってきている。石垣島のトロピカルフルーツは天然もの、太陽の力だけで育つことが強み。それが青果でたのしめ、一年を通じて冷凍でたのしめる。そしてスタートした、ふるさと納税3.0。この3.0は特産品開発・生産力強化の新しい支援制度です。成功させてください。ブランド牛は母牛の赤身、旨みがあることが強み。安定供給に向けていま設備の整備を進めています。県内・外と連携して商品化するながれも太くなってきている。レトルトもできた。肉のおいしさをたのしめるいい商品を来年もっとお願いします。日本一早い新米も、早いうえに美味しいことが強み。レベルが高い銘柄米であることに気づいていただき、食べ比べ、定期購入へぜひつなげてください。で、観光。伸ばしてください。島には由緒あるホテルがたくさんあります。歴史がある、星がある、固定ファンがいる。その強みをふるさと納税とからめて旅行、体験の魅力を強力に発信していってください。八重農のみんなは、米粉（原料）や売り場（ホテル）について先輩をつかまえて力になってもらってください。クッキーを仕事にできるといいね。先生ともよく相談して登録に向け、どんどん進めてください。応援する！」。

令和7年を振り返り、返礼品出品者の労をねぎらう中山市長。来年もよろしく頼みますと激を飛ばした。

・寄附使途のご報告

「まず、渡航費。部活動における島の子ども達の派遣旅費の補助に充てさせていただいております。また環境保全、珊瑚の保護に役立たせていただいております。そしてビーチクリーン、いつ島へ来ていただいてもきれいな海であるよう景観保全に使わせていただいております」

令和6年度ふるさと納税活用事業

《寄附使途のご報告》
> 児童生徒派遣費助成事業（抜粋）
> サンゴ礁保全普及啓発活動事業（抜粋）
> 海岸清掃ボランティア支援事業（抜粋）
> 令和6年度　ふるさと納税活用事業（全頁）

・ご支援お願いいたします！石垣市ふるさと納税

> 石垣市ふるさと納税特設サイト

・プレゼント！「石垣島12か月カレンダーポスター2026」

本記事への感想をお寄せください。抽選で10名の方へ「石垣島12か月カレンダーポスター2026（写真・丸岡亜紀）」をお届けします。〆切：2025年12月26日 17:59 受信分まで。プレゼントの発表は発送に代えさせていただきます。発送は2026年01月10日頃を予定しています。
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