社会福祉法人どろんこ会(理事長:安永愛香、東京都渋谷区)と山形県上山市(市長:山本幸靖)は、
2025年12月23日、「こどもたちの『にんげん力』を育むための連携協定」を締結いたしました。

締結式に臨んだ参加者ら:(左から)どろんこ会グループ 諸我マーケティング本部長、同・高堀代表、同・安永理事長、山本市長、鈴木副市長、子ども子育て課 木村課長

本協定は、子どもの最善の利益が図られるよう、障害や病気の有無に関わらず、全ての子どもが地域の中で共に育ち合う「インクルーシブ保育」の実現を目指すものです。上山市が掲げる子育て施策と、どろんこ会グループの子育て理念『にんげん力。育てます。』が重なり合い、想いが一致したことから実現しました。
これまで東京・九州エリアで培ってきた官民連携の知見を生かし、東北では初となる本取り組みを通じて、全国に展開可能な官民一体型のインクルーシブ保育を実践してまいります。

2025年12月23日、「連携協定」締結式を開催


協定書にサインする安永理事長と山本市長

締結式は同日、上山市役所にて執り行われました。冒頭の挨拶で山本市長は、協定に至った経緯に触れ、「どろんこ会グループの保育園を視察で訪れた際、まず感じたのは子どもたちの目がすごく輝いていることだった。子どものための保育園とは何か考え続けてきたが、それをしっかり体現しているのがどろんこ会だと確信した」と話しました。
安永理事長は「(保育と発達支援の一体的な運営を実現するために)多くの壁にぶつかりながら日々果敢に挑戦し、走りながら続けて今がある。上山市の皆さまにもその現場に来ていただき、直接感じてもらうことで得られるものが必ずやあると思う」と語りました。

地域全体の子育てを、家庭や自治体だけでなく「官民一体」で支える時代へ


上山市役所で歓談する安永理事長(左奥)と山本市長(右奥)

少子化や保育ニーズの多様化が進むなか、障害のある子どもや医療的ケアが必要な子どもを含め、全ての子どもが地域の中で共に育つインクルーシブ保育の重要性が増しています。一方、制度や人材、専門性の確保といった面から、自治体単独での対応には限界があることも現実です。
こうした背景を受け、長年の現場実践と全国での運営実績を有するどろんこ会と自治体が連携し、官民一体で新たな保育モデルを展開していくことが重要なテーマとなっています。

公立園の保育士を民間が受け入れ「現場」で学ぶ、先進的な人材育成事業


現場の積み重ねから生まれるどろんこ会グループのインクルーシブ保育

本協定に基づく人材交流の一環として、2026年4月以降、上山市の公立保育園に勤める保育士が、どろんこ会グループの「保育×発達支援」の完全併設型施設(※1)に出向し、一定期間現場で働きながら学びを体得する実地研修事業を実施いたします。
自治体が運営する公立保育園の職員が民間保育園に派遣され、現場で直接学び合う本取り組みは全国的にも珍しく、双方が高い意欲をもって臨む挑戦でもあります。どろんこ会グループが長年にわたり培ってきたインクルーシブ保育に関する知見を現場で直接共有することで、上山市全体の保育の質向上に貢献いたします。

(※1)完全併設型施設:保育事業と発達支援事業を一体的に営む併設施設。一つ屋根の下で全ての施設設備を共有し、全ての大人が全ての子どもを保育・支援しています。

それぞれの地域で全ての子どもが育ち合う「共生社会」の実現


障害や病気の有無にかかわらず、同じ日常を共にする保育現場

地域のつながりを生かし、官民一体となり多様な子どもを育む本取り組みは、都市部とは異なる課題を抱える地方自治体においても再現性の高い保育モデルです。どろんこ会グループと上山市は、子ども一人ひとりの背景や状況にかかわらず、全ての子どもが自らの「にんげん力」を育み、安心して共に育ち合う社会の実現を目指します。
今後もどろんこ会グループは、志を同じくする全国の自治体や関係機関との連携を深め、地域が抱える課題や特色に応じた子育て支援、およびインクルーシブ保育を共創し、日本各地へと広げてまいります。
締結式概要
【日時】2025年12月23日(火)
【場所】上山市役所
【出席者】上山市 山本幸靖 市長、上山市 鈴木英夫 副市長、社会福祉法人どろんこ会 安永愛香 理事長、株式会社ゴーエスト 高堀雄一郎 代表取締役(どろんこ会グループ) ほか

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どろんこ会グループについて




【理念】「にんげん力。育てます。」ー「にんげん力」を身につけるために必要な遊びや野外体験を提案・実践し、“自分で考え、行動する思考”を育み、若者が「0を1に変える力」で課題や困難に向き合うたくましい未来を創ります。
【事業内容】認可保育園、認証保育所、事業所内・院内保育所、学童保育室、地域子育て支援センター、児童発達支援センター、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、就労継続支援B型事業所など
【グループ内法人】社会福祉法人どろんこ会、株式会社日本福祉総合研究所(理事長 代表取締役 安永愛香)、株式会社ゴーエスト、株式会社南魚沼生産組合、 株式会社Doronko Agri(代表取締役 高堀雄一郎)
【施設数】 約180施設 【職員数】 約2,700 人 【利用者数】 約10,100 人(2025年3月時点)

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