児玉蓉子役・鈴木保奈美へのインタビューも


新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、柴咲コウが主演を務めるオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』を配信中です。このたび、2025年12月24日(水)夜10時より第6話(最終回)を無料配信いたしました。
『スキャンダルイブ』は、スキャンダルを巡る芸能事務所と週刊誌の"禁断の攻防戦"を描く、ABEMA新オリジナルドラマです。誰しもどこか気になってしまう芸能界のスキャンダル。しかし、その裏側では、いったいどんな人たちの、どんなドラマが隠されているのか… 『スキャンダルイブ』は、一見華やかにみえる芸能界の裏側を舞台に、いまだかつて描かれることのなかったスキャンダルの裏側、そして芸能界の深い闇へと切り込んでいくサスペンスドラマです。ABEMAのドラマランキングに5週連続で1位にランクイン。世界同時配信しているNetflixでも日本における「今日のシリーズ TOP10(12月5日)」以降3日間連続トップを走るなど、多くの反響を呼んでいます。「ABEMA」では2026年1月7日(水)まで、全6話を一挙無料配信しております。ぜひこの年末年始に『スキャンダルイブ』をご覧ください。
▼最終報 歪められた真実
なんとか一命を取り留めた莉子たちの元に再びやってくるライターの近藤。またしても立ちはだかるのは児玉蓉子であった。咲と奏は真相を明るみにすべく最後の勝負に出るが―
<以下、第6話ネタバレあり>


SNS上での誹謗中傷により、精神的に追い詰められオーバードーズを起こした莉子(茅島みずき)。一命を取り留めるも、結局また“誰にも届かない”と感じた彼女は、再び命を絶とうとします。絶望の中で「みんなが私の話をしてる。でも、誰も私の話を聞いてくれない。本当のことなんて、誰にも届かない」と訴える莉子に対し、奏(川口春奈)は記者として、そして姉として「莉子、私を信じて。私が絶対に届けるから」と力強い決意の言葉を返します。一方、咲(柴咲コウ)もまた、自らが守れなかった若手俳優・原由梨の死と向き合い、芸能界に根強く残る“犠牲の上に立つ成功”の構造を変えるべきだと、改めて強く誓うのでした。
そんななか、莉子の勇気ある告発をきっかけに、麻生による性加害の被害女性たちが次々と声を上げ始めていました。そのことを知らせたのは、かつて記事を止めたことを悔いていたフリー記者であり、奏の恋人でもある二宮(柳俊太郎)。「複数人の証言が一致すれば、事務所も“でっちあげ”だとは言い切れないだろう」という言葉に背中を押され、奏は咲とともに取材を開始します。証言を集め、記事にまとめる準備を進めるふたりに対し、KODAMAプロダクションとの癒着関係にあった週刊文潮編集長・橋本(ユースケ・サンタマリア)も、奏の覚悟を受け止めるかたちで記事掲載を許可。さらにKODAMAプロダクションの本部長・明石隆之(横山裕)も重い口を開き、KODAMAプロダクションの隠蔽の数々を自ら実名で証言することを申し出ます。


記事の完成は目前。しかし、ここで咲は「原稿を止めることはできますか?」と口を開き、「このままじゃKODAMAプロダクションのやり方と変わらない。自分たちの発信する情報に責任を持つべきだと思うんです。そうじゃなきゃ、本当の意味でこの状況を変えることはできない」と訴えます。そうして咲と奏が選んだ“最後の勝負”は、週刊誌への掲載ではなく―。
咲は「“事実”は唯一絶対のものです。しかし、“真実”は違います。なぜなら、メディアで語られる“真実”とは、“事実”を断片的に恣意的に切り取って作られるものだからです。そして、その作られた真実は、時に人を殺します」と語り、芸能界の構造の異質さを訴えます。奏もまた記者としてメディアの在り方を訴えるのでした。
最後には、これまで咲と奏の前に何度も立ちはだかってきた、KODAMAプロダクション社長・児玉蓉子(鈴木保奈美)が「私はこれまで、何のために……」と苦悩を吐露する場面も。彼女はなぜ、隠蔽や圧力に手を染めたのか――。彼女の葛藤も静かに映し出されました。
最終回を迎え、視聴者からは、「ほんとに痺れました」「正に今の芸能界のドラマ」「これは…問題提起なのだね」「メッセージ受け取りました」といった声が続々と寄せられました。



■「受け継いだものを守るために闘っていた」鈴木保奈美が語る、児玉蓉子の“正義”と葛藤
本作にて大手芸能事務所KODAMAプロダクション社長・児玉蓉子を演じた鈴木保奈美にインタビュー。鈴木演じた蓉子の正義や印象的なシーンについて語っています。
―本作の見どころ
衝撃的なテーマではあるんですが、制作陣が誠意を持って、真正面からぶつかって、真正面から描ききっていると思います。また、映像がとても綺麗なところも私は好きです。
カメラマンも照明も素晴らしい。東京であって日本ではないように見える映像だな、と思います。背景までとても綺麗に撮ってくださっていて、カメラマンの強いこだわりを感じて、その辺も実は見どころだなと思っています。
―鈴木演じる、児玉蓉子の正義とは
彼女は父親(柄本明演じる児玉茂)の薫陶を受けて必死で戦っている人なんです。
受け継いだものをとにかく失わずに、そしてどうにか自分の代でさらに大きくしたいという、そこが彼女の正義だと思っています。
―役柄との共通点や相違点
強弱の差はあれど、どんな人間も持っているような、いい部分も悪い部分も強いところも弱いところも理解できないところはなくて。(鈴木演じる)蓉子さんは、実は結構孤独で不安だと思っているんです。その裏返しで、とにかく周りを威圧しようとする。その気持ちはとてもよく分かりますし、それがうまくいかなくて、“どつぼにはまる”みたいなことは私もやりがちなので、蓉子の気持ちは非常によくわかります。
彼女の葛藤だとか、共感する点はありますね。特に作品を見ていただくと分かりますが、会社の中が本当に男性ばかりで。その中で、一人女性で。絶対に負けたくないっていう気持ちがあるんだと思います。
でも、どう考えても分が悪そうになってきたときとか、そのへんの彼女の焦りだとか、常に緊張している感じとか、私は常にそういう状態というわけではないですが、非常によく共感する部分ですね。
―印象的な出演シーン
私のシーンだと、蓉子が(柴咲演じる)井岡をバシッと言いくるめて彼女がすごすごと帰っていくというのが、ドラマの中でしかできないことなので非常に気分がいいです(笑)
―視聴者へメッセージ
タイトルにもなっている“スキャンダル”が、誰にとってのどんなスキャンダルなのか、これは実際スキャンダルなのか?などということを考えながら観ていただけると、より深く味わっていただけると思います。
■ABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』 概要

第6話配信日時:2025年12月24日(水)夜10時~
番組ページ:https://abema.go.link/7JKTD
公式X:https://x.com/scandaleve_
公式Instagram:https://www.instagram.com/abema_drama_scandaleve
公式YouTube:https://www.youtube.com/@drama_ABEMA
<あらすじ>
大手事務所から独立して4年、看板俳優・藤原玖生(浅香航大)を悲願の地上波ドラマ主演にこぎつけた事務所“Rafale”の代表・井岡咲(柴咲コウ)。そんな矢先、井岡の耳に飛び込んできたのは、藤原の「"不倫スキャンダル"が掲載される」という週刊誌からの告知であった。
記事の執筆者は平田奏(川口春奈)。数多の芸能人のスキャンダルを白日の下に晒してきたあの週刊文潮の記者である。
記事発売まで、あと72時間。
スキャンダルの掲載を巡り、事務所と週刊誌の熾烈な争いが火蓋を切る。
そして、スキャンダルの裏側に隠された新事実は、彼らをより芸能界の深い闇へと引き摺り込んでいく――。
誰かの思惑一つで姿を変える事実、そして次々と明らかになっていく新たな真実。
芸能スキャンダルの裏側で蠢く思惑は彼女らを一体どこへ導いていくのか。
キャスト:
柴咲コウ
川口春奈
横山裕
柳俊太郎
浅香航大
橋本淳
茅島みずき
影山優佳
齊藤なぎさ
入江甚儀
帆純まひろ
前田敦子
鈴木浩介
鈴木一真
梶原善
柄本明
ユースケ・サンタマリア
鈴木保奈美
スタッフ:
企画・プロデュース:藤野良太
脚本:伊東忍・後藤賢人・木江恭(storyboard ライターズチーム)
監督:金井紘
制作プロダクション:storyboard
製作著作:ABEMA
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