SwitchBotの魅力を聞いた

【SwitchBotで叶える未来の暮らし・3】年末の忙しさが終わり、2026年になりました。新年となり、導入を検討したいのが「SwitchBot」。国内200万世帯以上が導入しているとのことです。なぜ、SwitchBotを使った方がいいのか。その理由について、SWITCHBOTに話を聞きました。

家全体ではなく、「四肢と五感の拡張」から

2025年末、「もう少し時間があれば」――そんな思いを抱えた人もいるでしょう。その課題を解決する方法として、「スマートホーム化」という選択肢があります。これは単なる便利グッズの導入ではなく、生活そのものを見直し、家族との時間を取り戻すための選択です。スマートホームを実現する製品のSwitchBot。累計販売台数500万台を突破しています。

SwitchBotが最初に世に出たのは、物理的なスイッチやボタンを押すための小さなロボット「Bot」でした。創業当時、スマートホームといえば「家全体を改装する大がかりなもの」というイメージが強く、多くの家庭には手の届かない存在だったのです。

なぜ、小さなロボットから始めたのか。SWITCHBOTのMarketing Teamは「小さなロボットで人間の四肢と五感を拡張する」という哲学を掲げていたと説明します。工事不要で手頃な価格、そして既存の暮らしを変えずに進化させるというアプローチが、日本の住宅事情に合致したのです。

「小さな箇所から始めても、家がユーザーの思う通りに自律的に動き始める。そういう方向性を目指しました」とのことです

「一元管理」と「新しい価値づけ」が実現する利便性

その後、温湿度計、スマートカーテン、ロボット掃除機、スマートロックと、製品は次々に広がりました。現在は大きく次の四つのカテゴリーに分類されます。

・オートメーションロボット:ハブ、Bot、Curtain、各種環境センサー

・セキュリティロボット:スマートロック、カメラ、人感センサー

・スマート家電:照明、加湿器、サーキュレーター

・ロボット:Embodied ロボット

しかしなぜ、これほど多くのカテゴリーを展開するのでしょうか。答えは、「一元管理」と「新しい価値づけ」の両立にあります。

スマートホームに関連した製品を扱うメーカーは数多くあります。しかし、それぞれの製品が別々のアプリを必要とし、連携もできない。A社の製品とB社の製品を導入している場合、それぞれ個別のアプリを使って管理することを余儀なくされる。それはユーザーにとって使い勝手の良いものではありません。

そこで、SwitchBotは全ての製品を一つのアプリでシームレスに管理できる設計にしました。Botを操作した後、アプリを切り替えることなく掃除機を操作するという一元管理が、日常のストレスを解消します。

さらに重要なのが、既存カテゴリーに新しい価値を持たせるアプローチです。

例えば照明を例に説明しましょう。多くのメーカーが「スマート照明」として提供するのは、アプリでの調光やタイマー設定程度です。しかしSwitchBotは、照明とカメラ、ハブを組み合わせて防犯システムの一部として機能させることができます。

日本のユーザーに選ばれる「確実性」と「ローカライズ」

日本市場へのローカライズも徹底しています。スマートロックのLock Ultra/Lock Proは、日本の住宅事情に徹底的に寄り添い、99.9%のドアに適合するレベルまで研究を進めました。ロボット掃除機Kシリーズも、日本人の暮らしに合わせた小型設計が特徴です。

日本のユーザーは、購入前に時間をかけて比較検討し、購入後も大事にメンテナンスして使用する傾向があります。特に大型家電は10年近く使い続けることも珍しくありません。買い替えが頻繁な欧米ユーザーとは異なり、市場全体の受容スピードはどうしても緩やかになります。

だからこそ、SwitchBotは「確実に動作すること」を最優先にしています。複雑な機能よりも、確実にユーザーの生活に役立つ機能。これが日本のユーザーに選ばれる理由なのです。

「時間不足」こそ好機

多くの家庭で「時間不足」が深刻化するといえます。そこでスマートホームの出番となります。SWITCHBOTが捉えているユーザーニーズのNo.1は「便利さ」。正確には「生活の変化を実感できる」とのこと。多くのユーザーから「小さなデバイス一つで暮らしがここまで変わるとは思っていなかった」という声が寄せられているといいます。

ロボット掃除機があれば、朝食の準備をしている間に床が自動で掃除されます。スマートロックがあれば、外出先から鍵の施錠・解錠ができ、「かけ忘れた」という不安が消えます。「時間がない」という課題が顕在化する時期だからこそ、導入効果を実感しやすいのです。

また、SWITCHBOTが最も市場ポテンシャルが大きいと考えているのが、セキュリティー製品のカテゴリーです。スマートロックがあれば、玄関まで行かずにスマートフォンから遠隔で解錠できます。屋外カメラがあれば、誰が訪問したかをリアルタイムで確認できるのです。

しかも導入のハードルが低い。SwitchBotの製品は工事不要で利用できます。ロボット掃除機はそのまま動かすだけ。スマートロックはドアに貼り付ける形で設置できるのです。

「シンプルさ」が選ばれる理由

スマートホーム市場には、「設定が複雑すぎて、結局使わなくなった」という失敗事例が数多く存在します。SWITCHBOTが重視するのは、「使った瞬間に『待っていました』と思えるリアルな課題解決」だといいます。

その代表例が「ハブミニ」や「プラグミニ」です。ハブミニがあれば、既存のエアコンやテレビ、照明をスマートフォンから操作できます。プラグミニを使えば、既存の加湿器や空気清浄機もスマート化できるのです。またアナログ家電に対しても、遠隔操作やトリガー連携といったスマート化を実現できます。

買い替えではなく、今あるものを生かす。これは、多忙な共働き世帯にとって、最も現実的な選択肢です。

「一度に全てを揃える必要はない」――SWITCHBOTはそう考えています。

実際、SwitchBotのユーザーには特徴的な購買サイクルがあります。一般的な「なんとなく買い替えたい→情報収集 → 購入」ではなく、「次の新作が楽しみ→また新作が出た→すぐチェックして購入」というサイクルです。これは製品に対する信頼と期待があるからこそ成立している購買サイクルです。

目指す未来

今後、スマートホーム市場はどう変わるのでしょうか。SWITCHBOTは「AIとの結びつきが一層強くなる」と見ています。

開発理念は、IoT=「モノのインターネット化」にあります。この積み重ねが、製品をAIとつなげていくための土台になっているといいます。

実際、成果が出始めています。AIアートキャンバスは、テキストから画像を生成し、ユーザーの内なるアーティストを呼び覚ます体験を目指しています。AI Hubは、出来事をテキストで記述し、「いつも起こること・起きてほしくないこと」がそのまま自動化のトリガーになる仕組みです。KATA Friendsは、AIが環境やシーンを理解し、ユーザーが今いちばんうれしいことを先回りして行うパートナーロボットです。

「今後は家の中のデバイスが、AIを前提に再設計されていく時期になります。ただ操作するための機械から、暮らしを理解して提案してくれる相棒へ。デバイスのあり方を進化させたい」とMarketing Teamは述べています。

リモートボタンは、スマートフォンがない場面でもボタン一つで家電を操作できる製品です。高齢の家族がいる家庭でも、デジタルデバイスへの抵抗感を減らすことができます。

SWITCHBOTは、日本のスマートホーム市場において「既存ユーザー」と「未体験ユーザー」の間に溝が存在していると分析しています。「200万世帯、500万台という数字は決して大きいとはいい切れない」というのが正直な認識ですが、着実に成長を続けています。(マイカ・秋葉けんた)

秋葉けんた

編集プロダクションのマイカに所属するITライター。雑誌、書籍、新聞、Web記事など、多岐にわたるメディアで執筆活動を行っている。特に家電やガジェット、IT関連の記事に豊富な実績があり、生成AIに関する書籍も多数手がけている。