BTL RDC38

サンワサプライは、大容量1536Wh・最大1600WのAC出力に対応したポータブル電源「BTL-RDC38」を発売した。家庭用コンセントと同等の電力を屋外や非常時でも使用できるほか、防災用途からアウトドア、業務利用まで幅広く対応するモデルとなっている。価格は32万7800円。

暖房器具にも使える「1600W高出力」

BTL-RDC38の特徴は、最大1600WのAC出力に対応している点。一般的なポータブル電源では使用が難しかった電子レンジや電気ヒーターなど、消費電力の大きい家電も使用可能で、家庭用100Vコンセントに近い感覚で電力を確保できる。AC出力は正弦波を採用しており、精密機器や家電製品にも安心して使える仕様となっている。

バッテリー容量は1536Wh。電源の確保が難しい屋外や倉庫、イベント会場、災害時の避難所などでも、長時間の電力供給が可能で、持ち運べる電源インフラとして活用できる。

出力端子は、「AC」「USB Type-C(USB PD 最大100W)」「USB Type-A」「シガーソケット」「DC」の5種類を備える。スマートフォンをはじめタブレット端末、ノートPC、家電製品など、1台で対応できる設計になっている。

また、パススルー充電機能を搭載。本体を充電しながら、同時に接続機器へ給電することができる。停電時のバックアップ用途にも有効だが、切り替えに最大30msかかるため、UPS(無停電電源装置)としての使用は非対応となっている。

バッテリーには、電気自動車にも使われるリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。発火や爆発のリスクが低く、繰り返し使用に強い。長寿命で防災用途でも安心して使える設計になっている。

本体の重さは約16kgと、大容量モデルならではの重さがあるが、ダブルハンドル構造によって両手で安定して持ち運べる。また、冷却ファン内蔵、底面滑り止め付き、ケーブル収納ケース付属など、実用面での配慮も盛り込まれている。

BTL-RDC38は、日常使いから業務用途まで幅広く対応し、停電対策としての常備電源、アウトドアやイベント、電源確保が課題となる現場作業まで、「電源のある環境」を持ち運びたいユーザーにとって有力な選択肢となりそうだ。