作陶家・辻村史朗氏が揮毫した干支を冠する熟成酒と酒器『黒盃』


 この度、2020年4月~2025年3月にわたり早駒運輸株式会社、株式会社神戸酒心館、湊川隧道保存友の会および兵庫県の4者が連携して推進し、さらに2025年4月より新たなプロポーザル「湊川隧道の保存・活用事業」への採択を経て、長年にわたる貯蔵が継続可能となった≪湊川隧道貯蔵酒「隧-ZUI-」プロジェクト≫は、新たな局面を迎えることとなりました。

世界的作陶家・辻村史朗氏が揮毫した「子」の書
熟成酒「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」蔵出し令和8年2月5日(木)場所:湊川隧道

 本プロジェクトの歩みの中で、次なる挑戦として水面下で静かに育まれてきた5年にわたる熟成酒「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」を販売するにあたり、令和8年2月5日(木)に蔵出しの日を迎えます。また同日に隧ZUIの専用サイトが立ち上がりますので、お知らせいたします。3月より数量限定での販売を予定していますので、詳細は下記よりご確認ください。

 蔵出しされる熟成酒のラベルデザインは世界的作陶家・辻村史朗氏が、自身の長きにわたる経歴の中でも初となる十二支を揮毫し、その中から貯蔵年である2020年(子年)の「子」を冠したデザインの特別仕様ボトルとなっており、芸術と味わいが共鳴する今までにない極めて希少な一本です。



 「隧-ZUI-」新公式HP:https://zuisakefromkobe-ko.jp/ 


「隧-ZUI-」
新公式ホームページ


 本事業は国登録有形文化財である「湊川隧道」という歴史的遺産を、単に保存するだけでなく、「活かす」ことで地域資源としての価値を高め、隧道の魅力や地域の歴史・文化・暮らしを広く発信することを目的に、地元企業と地元団体、そして兵庫県が協働しながら2020年より進めてきました。その取り組みの中で、毎年3,000本の日本酒を湊川隧道で貯蔵し、2025年11月には6代目となる「乙巳」が蔵出しされています。

≪湊川隧道貯蔵酒「隧-ZUI-」プロジェクト≫ の歴代のボトル
《「隧-ZUI-」の歴史》・2020年 初 代 「隧-ZUI-」
・2021年 2代目「隧-ZUI-辛丑(Kanoto-Ushi)」
・2022年 3代目「隧-ZUI-壬寅(Mizunoe-Tora)」
・2023年 4代目「隧-ZUI-癸卯(Mizunoto-U)」
・2024年 5代目「隧-ZUI-甲辰(Kinoe-Tatsu)」
・2025年 6代目「隧-ZUI-乙巳(Kinoto-Mi)」



 本事業の開始にあたり、初代「隧-ZUI-」として蔵入れした2020年5月以降、湊川隧道の静寂の中で長期間にわたりその時を待ち、今回の蔵出しの日まで熟成を続けてきたのが、「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」生酛純米酒です。



2020年からの長期熟成を経て2026年に初蔵出し
「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」への想い 光も風も振動も届かぬ静寂の中で、2020年より熟成を開始し、長い時を眠り続けてきた日本酒は、2026年にそっと目覚めるように蔵出しされ、神戸から世界へ向けて新たな息吹を放ちます。私たちは、「熟成」とは新たに何かを加える行為ではなく、時を重ねることで余分なものが削ぎ落とされ、酒が本来持つ本質が静かに姿を現していく営みであると考えています。
 明治34年、人々の暮らしを守るために築かれた近代化産業遺産「湊川隧道」は、本プロジェクトを通じて静謐な天然の貯蔵庫としての役割を担い、先人たちのものづくりへの想いを日本酒に託しながら、時代を超えて歴史をつないでいく象徴となっています。




 今回貯蔵されている生酛純米酒には六甲山系がもたらす名水「宮水」、その裾野で育まれた最高品質の酒米、そして灘酒に命を吹き込む寒風・六甲おろしなど、こうした自然の恵みを惜しみなく活かして醸された、神戸酒心館の銘酒「福寿」を使用しています。

株式会社神戸酒心館
宝暦元年(1751 年)創業。十三代にわたり「福寿」 の名を守り続ける。


酒米「山田錦」
六甲テロワールから生まれる大粒の酒米


「炊く」ではなく「蒸す」
理想の蒸米から高品質の麹づくりを行う


手造りにこだわる麹づくり
伝統的な杉材の麹室にて、すべて手づくりで行う


 
 また、京都・木屋町二条に店を構える「Bar K6」、ならびに「Cave de K」「Bar keller」のマスターバーテンダーである西田稔氏の監修のもと、貯蔵途中の熟成酒を評価する利き酒会を毎年開催しています。利き酒会では、長期貯蔵による味わいの変化や酒質の状態を専門的な視点から丁寧に確認するとともに、酸味・糖度などの旨味成分を数値として記録。客観的なデータとプロの評価を組み合わせることで、熟成過程の品質管理とさらなる価値向上を図り、その時に最高品質であると認められた熟成酒のみを皆様のもとへお届けしています。


作陶家・辻村史朗氏が作陶した酒器『黒盃(くろさかずき)』が組み合わされたプレミア品
~辻村氏が作陶した酒器『黒盃(くろさかずき)』を組み合わせたプレミア品も展開~ 2月5日に蔵出しされる「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」では、貯蔵を開始した2020年が子年であることにちなみ、世界的作陶家・辻村史朗氏が特別に揮毫した十二支の書の中から「子」を選定し、本酒の象徴としてラベルに冠しています。悠久の静寂に包まれた湊川隧道での熟成に、世界的作陶家・辻村史朗氏の思想と美意識を重ね合わせることで誕生した、文化と味わいが共鳴する比類なき熟成酒です。
 さらに2025年10月には辻村氏自ら湊川隧道を訪問し、歴史を感じる悠久の静寂に包まれた空間の中で、貯蔵されている日本酒を実際に目にしながら、自身の思想と美意識を重ね合わせ、新たな着想を得ました。その体験をもとに本酒のためだけに作陶された酒器が『黒盃(くろさかずき)』です。



辻村氏が作陶した酒器『黒盃』 黒盃は、自然の土と炎にすべてを委ねて生み出される、ひとつとして同じもののない唯一無二の器であり、「隧-ZUI-」の世界観を体現する存在として位置づけられています。深く薫り高い熟成酒と呼応する黒盃は、酒の温度や香り、口当たりに繊細な変化をもたらし、酒が持つ本来の個性を引き出す“余白”を備えています。



黒盃は「隧-ZUI-」への着想から作りおろされた極めて貴重な酒器であり、酒と器、時間と記憶がひとつに重なる体験をもたらします。


2025年10月、辻村氏自ら湊川隧道を視察し、酒器「黒盃」の着想を得る
この酒器『黒盃』が組み合わされた数量限定のプレミア商品も販売を予定。時を重ね、角が取れ奥行きを増した熟成酒は、この器に注がれることで味わいだけでなく、時間や記憶、感情までもが立ち上がるような体験をもたらします。隧道で育まれた時間、神戸の歴史、作家の美意識が一つとなった比類なき熟成酒をお楽しみください。


 かつて「東洋の真珠」と謳われた港町・神戸から、日本の古き良き伝統と歴史、人々の想いを内包したこの熟成酒が、皆様との新たなご縁を紡ぎ続けていくことを、心より願っております。




【「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」蔵出し 概要】



日 時:令和8年2月5日(木)09:30~10:00
場 所:湊川隧道 入口(兵庫県神戸市兵庫区湊川町9-3-1)
内 容:「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」の蔵出し
主 催:早駒運輸株式会社、株式会社神戸酒心館
協 力:湊川隧道保存友の会、兵庫県神戸県民センター



【「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」商品 概要】

■ 販売概要(抽選販売)
 蔵出しされた熟成酒は、湊川隧道での貯蔵という希少価値の高いものであり、数量限定の商品化となるため、下記2種の商品として抽選により販売を予定しています。

〇抽選受付開始日:令和8年3月5日(木)~
〇販売方法:「隧 ZUI」新公式ホームページ(2月5日(木)に公開)より抽選の受け付けを予定しています。
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【商品(1)「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」(単体)】

〇5年熟成 生酛純米酒 500ml ボトル
〇販売価格・数量:後日公開





【商品(2)「隧 ZUI SAKE 2020 子 Aged 5 years old」辻村史朗氏 酒器『黒盃』付き(仮称)】

〇5年熟成 生酛純米酒 500ml ボトル
〇販売価格・数量:後日公開



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ー補足情報ー

■湊川隧道の歴史と≪湊川隧道貯蔵酒「隧-ZUI-」プロジェクト≫に関して


 湊川隧道は、明治30年(1897年)5月に行われた付け替え工事によって現在の姿となった、日本初の近代河川トンネルです。
付け替え工事以前の湊川は、上流から押し流される大量の土砂が神戸港へ流れ込み、港の機能低下を招くおそれが指摘されていました。この課題を解決するため、川の流れを地下へ導くという当時としては画期的な工事が行われました。



 この工事により神戸港は土砂流入から守られ、天然の良港として整備され、大きな発展を遂げました。湊川隧道は、神戸港発展の礎を築いた土木遺産であり、日本の近代化を支えた象徴的な存在といえます。
 総煉瓦造りの隧道内部は、1年を通してきわめて安定した温度が保たれており、冷却設備を必要としない、CO2を排出しない環境に優しい貯蔵空間です。この特性を活かし、兵庫の地域資源を結集して生まれたのが、≪湊川隧道貯蔵酒「隧-ZUI-」プロジェクト≫です。本プロジェクトでは、湊川隧道を「天然のカーヴ(ワインセラー)」として活用し、日本酒を半年間熟成させるという革新的な酒造りに取り組んでいます。安定した自然環境のもとで育まれた熟成酒「隧-ZUI-」は、杜氏も驚くほどのまろやかで奥行きのある味わいを備えています。





 「隧-ZUI-」は、神戸の歴史を支えてきた隧道の価値を、現代の酒造りへと昇華させ、神戸から世界へと歴史と未来をつなぐ神戸が生んだ唯一無二の特別酒です。





早駒運輸株式会社
〒650-0042
兵庫県神戸市中央区波止場町5番4号

会社HP:https://www.hayakoma.com/

【プレスリリースに関する問い合わせ】
神戸ウォーターフロント事業部
企画広報戦略チーム

TEL:078-321-0154
FAX:078-321-0583
メール:kikaku@hayakoma.com
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