2026年4月4日(土)~5月10日(日)会期中無休 JR京都駅ビル内7階

古くはエジプトで人間と近く暮らしていたとされる猫たちは、日本では近世以降、人々の身近な存在として親しまれてきました。そして、現代においても、いまだ冷めやらぬ猫ブームが続いています。
しなやかな体つきや滑らかな毛並み、気まぐれだったり、甘えん坊だったりする気性で、人々を魅了する猫たち。私たちが「猫らしい」と感じる仕草は、ハンターとしての習性によるものがほとんどです。このような猫たちの特徴や魅力は、美術や文学の世界でも古くから表現されてきました。平安時代の『源氏物語』では宮廷で寵愛される姿が、江戸時代には肉筆画や浮世絵版画に盛んに登場するようになりました。特に浮世絵界随一の猫好きとして知られる歌川国芳は、様々な猫の浮世絵版画を生み出しました。
本展では、浮世絵版画に描かれた猫の作品をとおして、猫の生態や歴史、人間とのかかわりにスポットを当て、現代にも通ずる、昔から変わらない猫たちの姿をご紹介します。単に「かわいい」だけではない、猫の魅力と、猫のいる社会の奥深さをご堪能ください。
展覧会のみどころ
様々な猫の浮世絵作品をご紹介本展では、100点を超える浮世絵作品により「猫の姿」「猫と暮らせば」「猫七変化」「おもちゃ絵猫」のジャンルに分け、猫の魅力の数々を紹介いたします。
猫本来の野性味を感じさせる姿、女性とじゃれる愛くるしい姿、怖くてもどこかかわいい化け猫、人間を猫に見立てて繰り広げられる「おもちゃ絵」など、人の暮らしや文化に溶け込んだ猫たちのいろいろな姿をお楽しみください。


20名以上の絵師によるそれぞれの猫の姿
初めて錦絵を手掛けたとされる鈴木春信や、風景画の名手・歌川広重をはじめ、大の猫好きで知られる歌川国芳とその弟子である月岡芳年・河鍋暁斎など、総勢20名を超えるそうそうたる絵師それぞれの猫表現のちがいも堪能いただけます。


猫百科にちなんだ「猫いろは」
「いろはにほへと」の順番で、ユニークな猫あるあるをご紹介します。

「い」んどあ(インドア)の猫
猫は窓際で外の景色を眺めるのが大好きです。
日光浴が大好きですし、縄張り意識が強いので、自らのテリトリーに侵入者がこないか監視もしています。
(歌川広重「名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣」渡邊木版美術画舖蔵)

「ろ」うそくと猫
猫が人間と共同生活ができたのは、火を恐れないイエネコの祖先がいたからかもしれません。
江戸時代には、行灯(あんどん)に火がともっていても鰯油(いわしあぶら)の香りにつられて油をなめる猫も多くいたことでしょう。
(無款(小林清親)「無題[猫と提灯]」渡邊木版美術画舖蔵)

「は」っとして猫
猫は、優れた聴覚や三半規管、水平検出能力、柔軟な骨格などの相乗効果で、高いところから落ちても反射行動によって一瞬で着地体勢をとることができます。
(尾形月耕「月耕随筆 鼠 陸州黒石常経寺の猫」個人蔵)
イベント情報
ギャラリー・トーク■会場:美術館「えき」KYOTO
■日時:2026年4月4日(土) 14:00~/4月5日(日) 10:30~ 各回 約45分
■講師:月本 寿彦 氏(本展監修者・福島県立美術館 学芸員)
※マイクを使用し、会場内を移動しながらお話しいただきます。
※混雑した際は、入館制限をさせていただく場合がございます。
※事前申込不要。ご参加には当日使用できる美術館入館券が必要です。
ごろまる うちの猫(こ) 自慢
皆さまの“うちの猫”の写真を美術館「えき」KYOTO 通路にて展示いたします。
■募集内容:お1人さま1枚限り/写真サイズ:はがきサイズ程度
■展示期間:2026年4月4日(土)~5月10日(日)
※写真の返却はいたしません。予めご了承ください。
※写真は、当館や第三者が撮影し、SNS等で発信される場合があります。
※展示場所の指定はできません。会期中に展示写真を入れ替える場合がございます。
※個人情報が写っているものは、当館で破棄させていただきます。
公式Xでも、募集いたします!
ご応募いただいた方の中から、抽選で3名様に展覧会グッズをプレゼント!
■募集内容:
・1アカウントにつき1ポスト
・当館公式Xアカウント(@ekimuseum)をフォローのうえ、「#ごろまる猫自慢」をつけて、
猫写真をポストしてください。
・当選された方には公式アカウントよりDMにてご連絡いたします。
※諸事情により、予告なく募集を中止・内容変更する場合があります。予めご了承ください。
展覧会概要
会 期:2026年4月4日(土)~5月10日(日)開 館 時 間:10:00~19:30(入館締切:閉館30分前)
入館料 (税込):一 般1,100円(900円)/高・大学生900円(700円)/小・中学生500円(300円)
※( )内は前売料金。 「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、
当日料金より各200円割引。
※高・大学生の方は学生証をご提示ください。
前 売 販 売:2026年2月21日(土)より4月3日(金)まで前売券販売。
販売場所=当館チケット窓口(休館日を除く)、チケットぴあ(Pコード 687-395)、
ローソンチケット(Lコード 51904)。
主 催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
企 画 協 力:株式会社アートワン
問 合 わ せ:TEL 075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
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