大阪市立科学館(以下「科学館」という。)では2026年2月18日(水)より、新収資料展「万博体験のパートナー、手持ちデバイス展」を開催いたします。

展示予定のデバイス
本展で展示する“手持ちデバイス”とは、パビリオンの展示体験用に配布され、携えながら観覧をする機器のことです。
位置情報や心拍データ、チェックポイントへのタッチ、対象へ向けるなどの行動に連動し、解説音声が流れたり、点滅したり、振動したり、対応する画像を表示したりしました。これにより、万博のパビリオンという1日数千人の人が訪れる大規模空間においても、一人ひとりに応じた「パーソナライズされた豊かな学び」を実現しました。これは、現代展示技術の一つの到達点と言えます。
本展では、科学館が万博のレガシーとして収集したデバイスを基本に、貸与資料も含め、様々な形状、機能の13のパビリオン、ゾーンのデバイスによって、万博が拓いた新たな展示のあり方を、貴重な実物資料で振り返ります。
見どころ
▶13のパビリオン、ゾーンのデバイスを直接見比べる各パビリオンの創意工夫が凝らされたデバイスの実物が、ケース内に並びます。
デバイスは原則として、それぞれのパビリオンの中で体験が完結され持ち出されることがなかったため、直接比較できるのは初の機会となります。パビリオンのミッションや企画、思想に基づいたデバイスの造形をご覧いただき、それらの機能を解説します。
▶映像で蘇る「体験」の記録
展示ケース内のデバイスの実物資料とともに、一部パビリオンの映像も上映し、使用状況をご覧いただけます。
■展示資料一覧

※印の資料は、パビリオン関係者のご協力で、触れるサンプルを貸与・提供いただいています。重さや材質、一部動作の様子もご覧いただけます。触る体験の実施は不定期です。スタッフの指導のもと実施します。
開催概要
新収資料展「万博体験のパートナー、手持ちデバイス展」■会 期:2026年2月18日(水)~2026年4月12日(日)
■時 間:9:30~17:00(展示場の入場は16:30まで)
■休館日:月曜日(祝休日の場合は翌平日)、3月3日(火)
■会 場:大阪市立科学館 展示場1階
■観覧料:展示場観覧料でご覧いただけます。
大人400円・学生(高校・大学生)300円・中学生以下無料
担当学芸員からのメッセージ
盛況のうちに幕を閉じた大阪・関西万博。そのレガシーとして、当館は来場者一人ひとりに渡された展示体験用のデバイスを収集しました。デバイスの仕組みは様々です。生体反応を読み取るものから、ポイントにタッチするもの、画像を表示したり、体験データを蓄積したりして結果を示すものなどがありましたが、どれも展示システムと一体となり、自らの手で物語を動かすという役割を担っていました。複雑な操作をせずとも、誰もが直感的に「能動的な体験」を楽しめる。この一人ひとりに寄り添った仕組みは、万博の背景にあるSDGsの理念「誰一人取り残さない」にも通ずるものです。
退出時にデバイスとの別れを惜しんで子どもが大泣きしたというエピソードは、わずかな時間でこれらが「単なる道具」を超えて親しまれた証拠です。当館がこれらを収蔵・公開することは、万博の記憶を呼び覚ます貴重な機会ともなるでしょう。
個別の体験を支えたこの運用システムは、今後のミュージアムや教育現場における展示が「一方向の提示から双方向の対話へ」と変わる、大きな転換点となるでしょう。本展を通じて、万博の熱気とともに、そこで示された、次世代のコミュニケーションの可能性を感じ取っていただければ幸いです。
渡部 義弥(わたなべ よしや)
大阪市立科学館の施設及びアクセス情報
〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1 公式HP:https://www.sci-museum.jp/電話:06-6444-5656 FAX:06-6444-5657

(最寄駅)
・Osaka Metro四つ橋線「肥後橋駅」3 号出口から西へ約 500 メートル
・京阪電車 中之島線「渡辺橋駅」2 号出口から南西へ約 400 メートル
・JR 大阪環状線「福島駅」、JR 東西線「新福島駅」2 号出口、
・阪神本線「福島駅」3 号出口から南へ約 1000 メートル
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