~有田焼の新技術、文化を全国に発信~ 

 捨てられてしまう資源を価値のあるモノに変え、未来世代のために持続可能な社会の実現を目指す一般社団法人アップサイクル (大阪市、代表理事 森原 洋) と、当法人会員でありサステナビリティの推進を目指し有田焼アップサイクル製品の開発を行う株式会社東洋セラミックス(佐賀・西松浦郡、代表取締役 久野 友靖) は、これまで有田焼の製作工程で廃棄されていた成分とパルプを使った新しい有田焼のシリーズ「NEO CLAY(R)×TSUMUGI」を、2月25日(水)より順次販売を開始します。



 有田焼の陶土(磁器土)を製造する過程では、「珪(けい)」という粘性が無く成形ができないため、陶土として使用できない土が年間300~400tほど廃棄(産廃対象)されています。その処理には1000万円ほどの費用がかかっているという状況があります。一方で、窯業界では「資源の枯渇」という点も大きな課題となっており、この大量に廃棄されている「珪」を、陶土として再利用できないか、と考える中で生まれたのが「NEO CLAY(R)」です。「珪」だけでは粘性が足りず成形ができませんが、「珪」を細かく粉砕し、粘性を上げるための土などを混ぜることにより成形可能な陶土に生まれ変わらせることに成功しました。また「資源の枯渇」は有田焼に限らず国内の窯業界全体の課題であり、有田に留まらず全国に「NEO CLAY(R) 」の技術を広めていきたいという思いから、有田だけでの販売ではなく、東京、またTSUMUGIの店舗がある会津、そしてECサイトでも販売します。

 一般社団法人アップサイクルは“持続可能な社会の実現”を掲げ、ニッシントーア・岩尾、ネスレ日本をはじめとする参画企業・団体により 2023 年 2 月に設立されました。推進しているプロジェクト「TSUMUGI」はスーパーマーケットの店舗や参画企業のオフィス、市役所の環境啓発施設を中心に回収した紙資源と、山林の手入れから発生するヒノキ等の未利用の間伐材を紙糸に生まれ変わらせる取り組みです。
 
 今回は、「TSUMUGI」の紙糸になる手前の状態である「パルプ」を顔料の一部とし、東洋セラミックスが開発した「NEO CLAY(R)」に施す形で「NEO CLAY(R)×TSUMUGI」のオリジナルシリーズを開発しました。本製品を通して、廃棄されていた「珪」や紙資源を有効活用できる新たな食器の形を提案していきます。また400年の歴史を持つ有田焼産業は、「受注減」「後継者不足」など様々な問題を抱えています。今回の「アップサイクル×有田焼」という新しいアプロ―チを通して、より多くの方に有田焼の文化を知っていただく機会を作っていきます。

珪(けい)

紙資源

■商品概要
 有田焼は通常、釉薬を塗り白くなめらかな質感に仕上げることが特徴ですが、今回はあえて釉薬を塗らず、「珪」独特のざらっとした質感を楽しめる製品となっています。各アイテム、麻乃葉模様、若葉模様、手描墨絵唐草模様の3デザイン展開となります。(5アイテム×3デザイン、全15種)
 これまで陶土として活用できず廃棄されてきた「珪」を再資源化するという高度な技術が用いられた製品ですが、様々な試行錯誤の上、製造コストの大幅な抑制に成功し、従来の有田焼とほぼ同等の価格を実現しました。





〇麻乃葉模様




洋皿:23cm 3750円(税別)

ボウル:11.5cm 2400円(税別)

平ボウル:12.5cm 2350円(税別)


カジュアルワイングラス 3300円(税別)

マグカップ 2850円(税別)

〇若葉模様




洋皿 3600円(税別)

ボウル 2250円(税別)

平ボウル 2200円(税別)


カジュアルワイングラス 3300円(税別)

マグカップ 2750円(税別)

〇手描墨絵唐草模様




洋皿 4800円(税別)

ボウル 2750円(税別)

平ボウル 2700円(税別)


カジュアルワイングラス 3600円(税別)

マグカップ 3300円(税別)

■販売場所
2月25日より、下記の店舗、ECサイトにて販売します。
※カジュアルワイングラスのみ3月下旬以降に販売開始予定。
・東洋セラミックス店舗(佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169 アリタセラ)
・TSUMUGI店舗(福島県会津若松市七日町9-2)
・ネスカフェ原宿(東京都渋谷区神宮前1-22-8)
・東洋セラミックスECサイト https://www.toucera.co.jp/
・TSUMUGI ECサイト https://tsumugi-upcycle.com/

参考資料
■株式会社 東洋セラミックスについて
 有田焼卸団地アリタセラ内に店舗を構え、ガラスと有田焼をコラボレーションさせた「有田浪漫グラス」や、ご飯も炊ける新感覚の魅せる器「ブラボウル」など、多種多様な製品を販売しています。
サステナビリティの推進を目指し有田焼アップサイクル製品の開発も行っています。
会社概要
設立日:1986年6月3日
所在地:佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169 有田焼卸団地 アリタセラ
代表者:代表取締役 久野 友靖
WEBサイト:https://www.toucera.co.jp/
■一般社団法人 アップサイクルについて
一般社団法人アップサイクルは“現代および将来の世代のために持続可能な社会の実現”を掲げ、日清紡グループのニッシントーア・岩尾株式会社、ネスレ日本株式会社をはじめとする50の企業や団体(※)からなる企業連携プラットフォームです。
※2026年2月時点
団体概要
設立日:2023年2月7日
所在地:大阪市中央区本町3丁目
代表理事:森原 洋 (ニッシントーア・岩尾株式会社 繊維事業本部長代理)
理事:嘉納 未來 (ネスレ日本株式会社 執行役員 コーポレートアフェアーズ統括部長)
副理事:上田 俊友 (TOPPAN株式会社 関西トッパンアイデアセンター本部長)
副理事:海保 学 (シーエヌシー株式会社 代表取締役)
事務局長:瀧井 和篤 (ReNewStyle株式会社)
WEBサイト:https://upcycle.or.jp
■プロジェクト「TSUMUGI」について
 プロジェクト「TSUMUGI」は、使用後の紙資源や未利用の間伐材を紙糸に生まれ変わらせる取り組みです。紙糸は、天然繊維ならではの柔らかさと、軽量性、吸放湿性が特徴で、まるで自然の中にいるようなやさしい肌触りを感じることができます。しっかりとした縫製で、みなさまに長く愛用してもらえるようMade in Japanならではの技術が詰まっています。「TSUMUGI」という名前には、わたしたちと地球や社会・地域コミュニティを紡ぐ象徴として手に取っていただきたいという想いが込められています。



企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ