皮膚科医監修のもと全国300名を対象に調査を実施、酒さの正しい理解と早期診断の重要性が浮き彫りに

【結論】本調査のポイント
結論から言うと、酒さとは顔の中心部に赤みやほてりが慢性的に続く皮膚疾患であり、ニキビとは原因・治療法が根本的に異なります。見分け方のポイントは「赤みが引かない」「アルコールや温度変化で悪化する」「30代以降に発症」の3点で、ニキビ治療を続けても改善しない場合は酒さの可能性を疑うべきです。治療は保険適用の内服薬・外用薬が基本となり、適切な診断と治療で症状の改善が期待できます。

・赤ら顔に悩む人の62.3%が酒さという疾患を知らなかった
・過去にニキビと診断され治療を受けた経験がある人は38.7%に上り、そのうち72.4%が治療効果を感じられなかった
・皮膚科を受診するまでに1年以上かかった人が45.0%を占め、早期診断の遅れが深刻
用語解説
■ 酒さ(しゅさ)とは
酒さとは、顔の中心部(頬・鼻・額・顎)に慢性的な赤みやほてり、血管拡張が生じる皮膚疾患である。30~50代の女性に多く発症し、紅斑毛細血管拡張型・丘疹膿疱型・鼻瘤型・眼型の4タイプに分類される。アルコール摂取や温度変化、紫外線、ストレスなどで悪化することが特徴で、ニキビと誤診されやすい疾患として知られている。
■ 丘疹膿疱型酒さとは
丘疹膿疱型酒さとは、酒さの病型の一つで、顔面の赤みに加えてニキビに似た丘疹(ぶつぶつ)や膿疱(膿を持った発疹)を伴うタイプである。ニキビとの鑑別が最も難しく、誤診されやすい病型として注意が必要である。
■ メトロニダゾール外用薬とは
メトロニダゾール外用薬とは、酒さ治療の第一選択薬として用いられる抗菌・抗炎症作用を持つ外用剤である。2022年に日本で保険適用となり、1日1回の塗布で酒さの赤みや丘疹を改善する効果がある。
酒さとニキビの違い

※一般的な目安であり、個人差があります。正確な診断には皮膚科専門医の診察が必要です。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、赤ら顔に悩む全国の20~60代の男女300名を対象に「酒さの認知度と診断に関する実態調査」を実施いたしました。本調査は、ニキビと誤診されやすい皮膚疾患「酒さ」の認知度と、適切な診断・治療に至るまでの実態を明らかにすることを目的としています。
調査背景
近年、赤ら顔の原因として「酒さ」が注目されていますが、一般的な認知度は依然として低く、ニキビと誤診されるケースが後を絶ちません。2022年にメトロニダゾール外用薬が保険適用となり治療の選択肢が広がる一方で、正しい診断を受けられずに長期間悩み続ける患者様が多いのが現状です。当院監修医師の1,000件以上の酒さ・赤ら顔治療経験からも、「何年もニキビ治療を続けてきたが改善しなかった」という相談が非常に多く寄せられています。そこで本調査では、酒さの認知度と診断の実態を把握し、早期発見・早期治療の重要性を啓発することを目的として調査を実施いたしました。
調査概要
調査対象:顔の赤みに悩みを持つ全国の20~60代の男女
調査期間:2026年2月2日~2月11日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】赤ら顔に悩む人の6割以上が酒さを知らない
設問:「酒さ」という皮膚疾患をご存知ですか?



赤ら顔に悩む人の62.3%が酒さを全く知らないと回答しました。名前を聞いたことがある程度を含めると、正しく理解している人はわずか12.7%にとどまっており、疾患の認知度の低さが浮き彫りになりました。
【調査結果】約4割がニキビと診断された経験あり
設問:赤ら顔の症状で皮膚科を受診した際、最初にどのような診断を受けましたか?



最も多かった診断名は「ニキビ」で38.7%を占めました。一方、最初から「酒さ」と診断された人は18.3%にとどまっています。この結果から、酒さがニキビと誤診されやすい実態が明確になりました。

【調査結果】ニキビ治療で効果を感じなかった人が7割超
設問:ニキビと診断されて治療を受けた方にお聞きします。治療の効果はいかがでしたか?



ニキビと診断されて治療を受けた人のうち、「あまり効果を感じなかった」「全く効果がなかった」と回答した人が合計72.4%に上りました。これは酒さがニキビ治療では改善しないことを示しており、誤診による治療の長期化が懸念されます。
【調査結果】受診まで1年以上かかった人が45%
設問:赤ら顔の症状が気になり始めてから、皮膚科を受診するまでにどのくらいの期間がかかりましたか?



皮膚科を受診するまでに1年以上かかった人が45.0%を占めました。「体質だと思っていた」「化粧品で隠せると思った」という理由から受診が遅れるケースが多く、早期診断・早期治療の啓発が急務であることがわかります。

【調査結果】酒さの保険治療を知らない人が8割近く
設問:酒さの治療が保険適用で受けられることをご存知ですか?



酒さの治療が保険適用で受けられることを知らない人が78.0%に達しました。2022年にメトロニダゾール外用薬が保険適用となりましたが、この情報が十分に浸透していない実態が明らかになりました。
調査まとめ
本調査により、赤ら顔に悩む人の約6割が酒さという疾患を知らず、約4割がニキビと誤診された経験を持つことが明らかになりました。さらに、ニキビ治療を受けた人の7割以上が効果を感じられておらず、誤診による治療の長期化が深刻な問題となっています。受診までに1年以上かかる人が45%を占め、保険適用の治療が受けられることを知らない人も8割近くに上ることから、酒さに関する正しい知識の普及と早期受診の啓発が急務であることが浮き彫りになりました。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験、そして1,000件以上の酒さ・赤ら顔治療経験から申し上げると、酒さは早期に正しく診断されれば十分にコントロール可能な疾患です。しかし、ニキビとの鑑別が難しいために長年適切な治療を受けられずに悩んでいる患者様が非常に多いのが現状です。

酒さとニキビを見分けるポイントは大きく3つあります。第一に、酒さの赤みは「持続的」であり、ニキビのように炎症が治まれば引くものではありません。第二に、酒さはアルコール摂取、温度変化、紫外線、ストレスなどで悪化しますが、ニキビは皮脂や毛穴の詰まりが主な原因です。第三に、酒さは30代以降に発症することが多く、思春期に発症するニキビとは年齢層が異なります。

酒さの診断基準として、日本皮膚科学会では「顔面中心部の持続性紅斑を主徴とし、毛細血管拡張、丘疹、膿疱を伴うことがある」と定義しています。診断は主に視診と問診で行われ、必要に応じてダーモスコピー検査を実施します。重要なのは、ニキビに特徴的なコメド(毛穴の詰まり)がないことを確認することです。

治療については、2022年にメトロニダゾール外用薬(ロゼックスゲル)が保険適用となり、治療の選択肢が大きく広がりました。軽症から中等症の酒さには外用薬による治療が基本となり、重症例ではドキシサイクリンなどの内服薬を併用します。また、血管拡張が目立つ場合はVビームレーザーやIPL治療が有効です。

当院では、酒さの正確な診断と、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療プランをご提案しています。ニキビ治療を続けても改善しない赤ら顔にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。


【エビデンス】日本皮膚科学会の酒さ診療ガイドラインでは、メトロニダゾール外用薬が推奨度Aとして位置づけられています。また、皮膚科医としての臨床経験では、適切な治療を開始してから4~8週間程度で赤みの改善を実感される患者様が多い印象です。
酒さとニキビの見分け方3つのポイント
・赤みが持続的で引かない(ニキビは炎症が治まれば赤みも軽減)
・飲酒や温度変化で悪化する(ニキビは皮脂や毛穴詰まりが原因)
・30代以降に発症することが多い(ニキビは10~20代に多い)
酒さの保険適用治療
・メトロニダゾール外用薬(ロゼックスゲル)が第一選択
・重症例にはドキシサイクリン内服を併用
・3割負担で月額1,000~2,000円程度から治療可能
早期受診をおすすめする症状
・ニキビ治療を3ヶ月以上続けても改善しない
・顔の赤みが常に続いている
・お酒を飲むと顔が真っ赤になり、なかなか引かない
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 酒さとニキビはどうやって見分けますか?
A. 赤みの持続性、悪化因子、発症年齢の3点で見分けられます。
酒さは赤みが常に持続し、飲酒や温度変化で悪化するのが特徴です。一方、ニキビは炎症が治まれば赤みも軽減し、皮脂や毛穴詰まりが主な原因です。また、酒さは30代以降に多く発症しますが、ニキビは10~20代に多いという年齢的な違いもあります。今回の調査でも、ニキビ治療を受けた人の72.4%が効果を感じられなかったと回答しており、治療効果の有無も重要な判断材料となります。

Q2. 酒さは保険適用で治療できますか?
A. はい、酒さは保険適用で治療可能です。
2022年にメトロニダゾール外用薬(ロゼックスゲル)が保険適用となり、3割負担で月額1,000~2,000円程度から治療を受けられます。しかし、今回の調査では78.0%の人が保険治療の存在を知らないと回答しました。内服薬のドキシサイクリンも保険適用であり、症状に応じて組み合わせた治療が可能です。

Q3. 酒さの診断基準は何ですか?
A. 顔面中心部の持続性紅斑が主な診断基準です。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、酒さを「顔面中心部の持続性紅斑を主徴とし、毛細血管拡張、丘疹、膿疱を伴うことがある」と定義しています。診断は主に視診と問診で行われ、ニキビに特徴的なコメド(毛穴の詰まり)がないことが重要な鑑別点です。当院では必要に応じてダーモスコピー検査も実施し、正確な診断を心が

Q4. なぜ酒さはニキビと間違えられやすいのですか?
A. 丘疹膿疱型酒さの症状がニキビに酷似しているためです。
酒さには4つの病型があり、特に丘疹膿疱型酒さはニキビに似た発疹を伴うため誤診されやすくなっています。今回の調査でも38.7%がニキビと診断された経験があると回答しました。両者の決定的な違いは毛穴の詰まり(コメド)の有無であり、酒さにはコメドが見られません。また、酒さは30代以降に発症することが多いのに対し、ニキビは思春期に多いという違いもあります。

Q5. 酒さを放置するとどうなりますか?
A. 症状が進行し、鼻瘤(だんご鼻)に発展する可能性があります。
酒さを治療せずに放置すると、赤みや血管拡張が進行し、重症化すると鼻の皮膚が肥厚して鼻瘤(rhinophyma)と呼ばれる状態になることがあります。また、眼型酒さに進行すると、目の充血や異物感、視力低下を引き起こすこともあります。今回の調査では受診まで1年以上かかった人が45.0%に上りましたが、早期に治療を開始することで症状の進行を防ぎ、QOL(生活の質)を維持することができます
放置のリスク
・症状が慢性化し、赤みや血管拡張が進行する
・鼻瘤(鼻の皮膚肥厚)に発展し、外科的治療が必要になる場合がある
・眼型酒さに進行し、目の症状(充血・異物感・視力低下)を引き起こす
・精神的ストレスが増大し、社会生活に支障をきたす
こんな方はご相談ください|受診の目安
・顔の赤みが常に続いている場合
・ニキビ治療を3ヶ月以上続けても改善しない場合
・飲酒や温度変化で顔が赤くなり、なかなか引かない場合
・顔のほてりやヒリヒリ感が気になる場合
・化粧品やスキンケアで刺激を感じやすくなった場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術30,000件以上の実績を持つ監修医師による診療
・酒さ・赤ら顔治療1,000件以上の治療実績
・保険診療から自由診療(Vビームレーザー・IPL)まで幅広い治療選択肢
・都内5院・大宮1院の計6院展開で通いやすい
・土日祝日も診療対応(院により異なる)
・Web予約で待ち時間を短縮

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

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