~女性の健康を意識した職場環境づくりを推進するためのコンテンツを公開~
厚生労働省(本省:東京都千代田区霞が関)は、毎年3月1日から8日までを「女性の健康週間」とし、国、地方公共団体及び関係団体等、社会全体が一体となり、各種の啓発事業及び行事を展開することで、女性が生涯を通じて健康で、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援しています。
女性の健康は、女性ホルモンの変化に大きく影響されます。そのため、ライフステージごとに心身の状態が変化することを踏まえ、ライフコースに応じた健康課題に対応することが重要です。
なかでも閉経前後10年は、一般的に更年期と言われ、女性ホルモンのバランスの変化により、様々な健康課題に直面することがあります。更年期障害の症状を含む、様々な症状を自覚しても、受診するほどではないと考えたり、周囲に相談できず一人で抱え込んでしまったりする方がいらっしゃいます。
そこで、スマート・ライフ・プロジェクトでは、45~65歳の女性を対象に「女性の更年期に関する意識調査」を実施しました。
その結果、更年期症状を1つ以上有し更年期を過ぎた者(閉経後5年を経過した者)に対し、当時の症状について「病院や家族・友人など、誰かに相談したことはありますか」と質問したところ、中等度以上の者※1の65.5%が症状を周囲に相談したことがないと回答がありました。一方、相談した者のうち、病院・クリニックを受診した者は50.0%であり、全員が更年期障害と診断されていました。
※1 SMIスコアが51点以上であり症状の重症度を示すものではない
(結果の詳細は2頁以降に記載)
スマート・ライフ・プロジェクトでは今回の実態調査をふまえ、特設ページにて、更年期障害の基礎知識から、働く女性を支える職場環境づくりまでをインタビューした解説動画などを作成し、女性が健康課題について相談しやすい職場環境づくりの推進や、症状を感じる際は医療機関への受診することなどを呼びかけます。
令和6年度から開始した健康日本21(第三次)の基本指針においても、新たに女性の健康の視点を取り入れ、ライフコースアプローチを踏まえた健康づくりとして「女性の健康」を新規に項目立てし、「骨粗鬆症検査受診率の向上」を新たに目標に設定するとともに、「女性の健康週間」の実施を明記しました。また、令和7年度よりスマート・ライフ・プロジェクトのテーマに「女性の健康」を追加し、女性の健康に関する知識の向上と、女性を取り巻く健康課題に対する社会的関心の喚起を図り、女性に特有の健康課題への取組を進めていくこととしています。
調査概要について
【調査形式】
・45~65歳の日本在住女性に事前スクリーニング調査(n=5,059人)を実施しました。
・その中から閉経後5年以上経過した女性(n=150人)、5年未満の女性(n=150人)を抽出し、詳細
調査(n=300人)を実施しました(SMIスコア0点の者を除く。)。以降、閉経後5年以上経過した
者については、更年期を過ぎた者と記載します。
【SMIスコアについて】
SMIスコア(Simplified Menopausal Index/簡略更年期指数)は、更年期にみられる代表的な症状を点数化し、症状の重症度や受診の目安把握するための指標です。10項目の症状について「強・中・弱・無」で回答し、合計点で評価します。
なお、SMIスコアは、更年期における女性が医療機関を受診する目安などを一定の方法で評価したものであり、スコアの高さ自体が更年期障害を示すものではありません。

更年期指数の自己採点の評価法(合計点)
0~25点 :上手に更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けていいでしょう。
26~50点 :食事、運動などに注意を払い、生活様式などにも無理をしないようにしましょ
う。
51~65点 :医師の診断を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法を受けた方がいいで
しょう。
66~80点 :長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。
81~100点 :各科の精密検査を受け、更年期障害のみである場合は、専門医での長期的な対
応が必要でしょう。
【調査概要】
調査名称:「女性の更年期に関する意識の実態」の調査
調査期間:2026年2月6日(金)から2月9日(月)
調査方法:ネットリサーチ
調査対象:45歳から65歳までの女性300人を対象に、女性が抱える更年期障害の認識と悩みについてアンケートを調査しました。
調査結果概要について
1. 更年期障害と診断された者の割合更年期症状を1つ以上有する者のうち(うち、SMIスコアが1~25点が34.3%、26~50点が43.3%、51~65点が14.3%、66~80点が7.0%、81~100点は1.0%)、「医療機関への受診により、更年期障害と診断されたことがある/診断されている」人の割合は、9.0%でありました。また、「別の病気を疑って医療機関を受診したら、更年期障害の可能性を指摘された」は1.3%でした。
「医療機関を受診はしたことがないが、更年期障害を疑ったことがある/疑っている」は44.3%、「自分では気づかなかったが、周囲から更年期障害ではないか、といわれたことがある」は5.0%、一方、「更年期障害を疑ったが、医療機関で更年期障害ではなく、別の病気を診断された」 は3.0%でした。なお、「更年期障害と考えたこと・疑ったことはない」は29.7%でした。

2. 更年期症状を1つ以上有し更年期を過ぎた者で、中等度以上の者※1について、65.5%が症状を周囲に相談したことがないと回答
更年期を過ぎた者のうち、中等度以上の者※1の65.5%が症状を周囲に相談したことがないと回答しました。相談しなかった理由(複数回答)としては、「相談しても解決しないと思ったから」、「自分で何とかしようと思ったから」、「我慢できる程度・大したことではないと思ったから」の順に多い状況でした。一方、相談した者のうち、病院・クリニックを受診した者は50.0%であり、全員が更年期障害と診断されていました。
なお、更年期を過ぎた者で閉経前後10年間に更年期症状を1つ以上有していた者※2のうち、57.1%が病院・クリニックを受診しており、そのうち80.0%が更年期障害と診断されていました。
※1 SMIスコアが51点以上の者であり、症状の重症度を示すものではない
※2 SMIスコアが1点以上の者
Qあなたが「更年期障害かもしれない」と思った時に相談したことがあるか。

3. 主観的な更年期症状による職場等への影響
調査対象者※3の中で「職場等で特に困った症状」として、「疲れやすく、長時間働くのがつらくなった」が最も多く、次にホットフラッシュ※4の症状である「急なほてり・動悸・めまいで仕事に集中できなかった」があげられました。
※3 調査対象のうち閉経後5年未満の者は、有職者を対象に質問。
※4 上半身ののぼせ、ほてり、発汗などが起こる症状のこと。
特設WEBサイト&解説動画を公開
スマート・ライフ・プロジェクトでは、今年の「女性の健康週間」の実施にあわせ、特設コンテンツ「~令和7年度女性の健康週間~ 知ろう。支えよう。女性の健康~ライフステージに応じた切れ目ない女性の健康づくり~」を公開いたしました。本コンテンツ内では、「女性の健康週間」をテーマに、更年期の基礎知識から、働く女性を支える職場環境づくりまでを取材。産婦人科医・善方裕美先生による専門的な解説のほか、国立成育医療研究センター女性の健康総合センター小宮センター長、厚生労働省・経済産業省の担当者、へのインタビューを通じて、女性が生涯を通じて健康に働き続けるためのヒントをお届けします。
特設Webコンテンツの概要につきましては、下記ご参照ください。
~令和7年度女性の健康週間~
知ろう。支えよう。女性の健康
~ライフステージに応じた切れ目ない女性の健康づくり~
・公開日:2026年2月27日(金)
・ページURL:https://kennet.mhlw.go.jp/slp/event/womans_health2026/index
・Youtube URL:https://youtu.be/tj1T7snmRHQ
本コンテンツを通じて、女性が生涯健康でいるために必要な知識について、女性だけに限らず、家族や職場の方等、周囲の皆さんに学んでいただき、一人一人の健康づくりや健康支援にお役立ていただけることを願っています。
女性の健康週間とは
厚生労働省では、毎年3月1日から8日までを「女性の健康週間」とし、国及び地方公共団体、関係団体等、社会全体が一体となり、各種の啓発事業及び行事を展開することで、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援しています。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/woman/index.html
「スマート・ライフ・プロジェクト」について
「健康寿命をのばそう!」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした国民運動。プロジェクトに参画する企業・団体・自治体と協力・連携しながら、運動、食生活、禁煙、健診・検診の受診、睡眠、女性の健康について、具体的なアクションの呼びかけを行い、更なる健康寿命の延伸を推進しています。https://kennet.mhlw.go.jp/slp/
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