会  場: 高島屋史料館TOKYO 4階展示室(東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋S.C.本館)
会  期: 2026年3月13日(金)~2026年8月31日(月)
開館時間: 午前10時30分~午後7時30分
入 館 料: 無料
休   館: 毎月第2⽕曜(祝日の場合は開館して翌日休館)、8月19日(水・全館休業)
主  催: 高島屋史料館TOKYO
監  修: 木下直之(静岡県立美術館館長、東京大学名誉教授)
グラフィックデザイン: 原田祐馬、山副佳祐(UMA/design farm)
展示デザイン: 株式会社中山英之建築設計事務所
施工・設営: HIGURE 17-15 cas
担当学芸員: 海老名熱実(高島屋史料館TOKYO)

展示概要

戦後間もない1950~1954年、日本橋高島屋の屋上には「たかちゃん」という1頭のゾウが暮らしていました。上野動物園に引き取られるまでのわずか4年間――それは短い時間でしたが、敗戦から立ち上がろうとする日本にとって、その存在は決して小さなものではありませんでした。賢くて優しく、芸達者だったたかちゃんは、多くの子どもたちに愛されました。

 それにしても、なぜ、デパートの屋上にゾウなのか。本展では、たかちゃんを起点に、ゾウという動物が日本社会でいかなる意味を与えられてきたのかをたどります。
日本に、ゾウはどのように現れたのでしょうか。はじめは象牙でした。ついで、ゾウに乗る普賢菩薩像や涅槃図によってゾウの姿が知られるようになります。伊藤若冲や長沢芦雪が描いたゾウはめでたい吉祥図でした。河鍋暁斎は本物のゾウを目にしつつ、楽しい戯画へと転換しました。
江戸時代に将軍吉宗に献上されたゾウが一大ブームを巻き起こしたことで、山王祭に巨大なゾウのつくりものが登場しました。幕末からは、ゾウが見世物やサーカスの、そして動物園の人気者となりました。ところが戦時下で、「猛獣処分」により多くのゾウの命が奪われます。ゾウもまた、戦争とは無縁でありませんでした。
 だからこそ、戦後まもなく日本橋高島屋の屋上へやってきたたかちゃんは「平和の使者」として迎えられたのです。まど・みちおさんが歌詞を書いた「ぞうさん」は、当時のゾウ人気から生まれた童謡です。
本展では「ゾウに乗る」「ゾウを洗う」「ゾウを贈る」「ゾウを曳く」「ゾウを操る」「ゾウを食べる」「ゾウが招く」をキーワードに、ゾウと日本人の歴史をひも解きます。時代とともに、ゾウに託したものが変わってきたのです。

デパートの屋上でたかちゃんと撮った写真を一般公募したところ、130名を超える方々から貴重な写真をお寄せいただきました。これらの写真からは、ゾウのたかちゃんが戦後復興期に平和のシンボルであったこと、人々に希望を与える存在であったことをうかがい知ることができます。たかちゃんのお骨も初の里帰りを果たし、等身大のバルーンも登場します。現代版「ゾウのいるデパート」で、「平和の使者」たかちゃんに出会っていただけると幸いです。

イベント開催のご案内

■トークイベント
高島屋史料館TOKYO 5階旧貴賓室にて
1. 4月11日(土)「サーカスの唄が流れてくる」
渡辺裕(音楽学者・東京大学名誉教授)×木下直之(本展監修・静岡県立美術館館長、東京大学名誉教授)

2. 6月27日(土)「古今東西南北のゾウを語り合う」
荒俣宏(作家・博物学研究家)×木下直之

3. 7月25日(土)「薬屋の子ども、店頭のサトちゃんを語り尽くす」 
都築響一(写真家・編集者)×木下直之

詳細が決定次第、当館WEBサイト/SNSでご案内します。
*イベント内容が変更となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
詳細を見る
■唐人行列 参加者募集!
本展開催にちなみ、6月の山王祭にあわせて、当館が神幸祭の行列に特別参加いたします。唐人行列にご参加くださる方20名を募集しますので、詳細は募集要項をご確認ください。
https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/tojin-gyouretsu/
*募集期間は3月13日(金)~4月15日(水)まで

展示内容(一例)

1)「ゾウのたかちゃん」1950~1952年頃



2)「ゾウのいるデパート」壁面装飾,1950年6月30日~7月初旬



3)「山王祭礼図屏風」,江戸時代・18世紀,所蔵:東京国立博物館 Image: TNM Image Archives (複製を展示)



4)「普賢菩薩像」,平安時代・12世紀,所蔵:東京国立博物館 Image: TNM Image Archives (複製を展示)



5)「鍾馗騎象図」,画/河鍋暁斎,1870年代中頃,所蔵/イスラエル・ゴールドマン・コレクション
写真/ケン・アドラード(複製を展示)



6)『講談社の絵本 山田長政』,1940年



7)映画「象を喰った連中」ポスター,松竹,1947年,所蔵/国立映画アーカイブ(複製を展示)



<高島屋史料館TOKYO>

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<お問い合わせ先>

高島屋史料館TOKYO コンタクト:https://www.takashimaya.co.jp/contact/shiryokantokyo/
TEL:03-3211-4111(日本橋高島屋 代表)



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