本日100歳の誕生日、出題回数記録は過去最多

 本日100歳を迎えた数学者の一松信(ひとつまつ・しん)さんが、このたび、日本評論社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:柴田英輔)が発行する数学月刊誌『数学セミナー』の「エレガントな解答をもとむ」に問題を出題しました(出題時点で99歳)。『数学セミナー』は創刊から60年以上の歴史を持ちますが、編集部によると「出題回数は圧倒的なトップであり、偉業」とのことです。
 一松さんによる出題は1962年の創刊号から続いていて、出題回数は最多。数学セミナー・リーディングス『数学の問題-エレガントな解答をもとむ (第1~3集)』には1980年代までの大半の問題が掲載されていて、『エレガントな解答をもとむ名作セレクション2000~2020』にもコラムと1題が掲載されています。
 一松さんの最新の出題は、平面三角形に関する問題です。一見シンプルな問題ですが、解くのには工夫がいります。下記の問題は『数学セミナー』2026年1月号に掲載され、出題回数の記録を更新しました。解説は『数学セミナー』2026年4月号に掲載されます。




『数学セミナー』2026年1月号掲載問題(Web出題ページより)

 『数学セミナー』の「エレガントな解答をもとむ」は雑誌の名物コーナーで、1962年の創刊当初から続いています。数学者を中心とする出題者により毎号2題が出題され、読者から解答を募り、その中から「エレガント」なものを出題者の解説とともに誌面にて紹介するコーナーです。毎月、全国の数学愛好者から多くの解答があり、中学生から高齢者まで幅広い層に人気があります。
 このコーナーの出題最高齢記録は1910年生まれの清宮俊雄さん(東京学芸大学名誉教授)で、2012年に102歳で出題した記録が残っています。100歳になられた年の2010年11月号では「問題を考え,問題と親しむ」というタイトルのインタビューを誌面にて掲載しました。

◎一松信さんコメント
「私は本年3月をもって満百才を迎えました。まだ一応元気です。
実の所こんなに長生きするとは思ってもいませんでした。
子供の頃は病弱であり、大病で死にかけたこともありました。
二十才まで生きたら幸運だともいわれていました。
それが気がついてみたら百才になっていましたという次第です。
よく長生きのひけつ(?)を聞かれますが、特にこれという点に思い当たりません。
強いていえば、煙草をのまなかったこと、規則正しい生活を続けたこと、
夜に十分の睡眠をとったこと、などが結果的に長生きにつながったようです。
しかし皆様には、各自百才まで生きる予定で生活基準をおたてになることをおすすめします。
長短はあるにせよ、一回限りの人生を有益にすごしましょう。
それが百才になった私の申したい一言です。」

◎一松信さんプロフィール
1926年(大正15年)3月6日生まれ。東京出身。
京都大学名誉教授。日本数学検定協会名誉会長。
略歴
1947年(昭和22年)東京大学理学部数学科卒
1952年(昭和27年)立教大学助教授
1954年(昭和29年)理学博士
1955年(昭和30年)東京大学助教授
1962年(昭和37年)立教大学教授
1969年(昭和44年)京都大学数理解析研究所教授、のち名誉教授
1989年(平成元年)京都大学を定年退官、東京電機大学教授
1996年(平成8年)- 2004年(平成16年)東京電機大学客員教授
2006年(平成18年)11月 瑞宝中綬章受章
2015年(平成27年) 日本数学会出版賞受賞

◎リリース掲載書籍
『エレガントな解答をもとむ名作セレクション2000~2020』
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8875.html
『数学セミナー2026 年1 月号』(2025年12月12日発売)
https://www.nippyo.co.jp/shop/magazine/9628.html
『数学セミナー2026 年4 月号』(2026年3月12日発売)
https://www.nippyo.co.jp/shop/magazine/9671.html

◎企業概要
会社名:株式会社日本評論社
所在地:〒170-8474 東京都豊島区南大塚3-12-4
電話番号:03-3987-8611
FAX番号:03-3987-8593
設立:1952 年(昭和27年)5月
資本金:2,000万円
従業員数:53名
事業内容:出版業
代表者:柴田英輔
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