もしも避難所生活になったら?




災害時対策300人調査:避難所の最大不安はトイレ86.0%(258人)――必ず欲しい設備もトイレ改善84.7%(254人)で一致。備蓄は水・ライトが6割超も、耳栓・アイマスクは11.3%(34人)

株式会社AZWAY(本社:東京都新宿区、代表取締役:井口 梓美)は、災害時の避難所生活に関する意識調査を実施しました。

避難所生活で不安に思うこと(複数回答)ではトイレ(衛生・数・混雑)が86.0%(258人)で最多。続いてプライバシー不足(着替え・授乳・生理など)76.3%(229人)、暑さ/寒さ(空調・毛布・換気)70.7%(212人)が上位となり、避難所での生活ストレスが大きな懸念として浮かび上がりました。

また、不安を減らすために避難所に必ず欲しい設備・運用(複数回答)でも、1位トイレの衛生・数の改善84.7%(254人)、2位仕切り(パーテーション)・個人スペースの確保81.3%(244人)と、不安の上位項目と要望が強く連動する結果となりました。

調査概要:避難所生活に関して不安に思うことアンケート
調査対象:10代~70代男女
調査期間:2026年1月12日~2026年1月14日
調査方法:インターネット調査
回答者数:300人
※複数回答の設問は、合計が100%になりません
回答者属性
性別
女性:72.0%(216人)/男性:27.3%(82人)/その他:0.7%(2人)
年代
10代:1.3%(4人)/20代:19.0%(57人)/30代:33.7%(101人)/40代:22.3%(67人)/50代:16.0%(48人)/60代:6.7%(20人)/70代以上:1.0%(3人)
居住地域
関東:39.7%(119人)/近畿:20.0%(60人)/中部:17.3%(52人)/九州・沖縄:10.7%(32人)/北海道:4.3%(13人)/東北:4.0%(12人)/四国:2.3%(7人)/中国:1.0%(3人)/海外:0.7%(2人)

避難所での宿泊経験
ない:93.3%(280人)/1回:6.0%(18人)/2~3回:0.7%(2人)

調査結果サマリー
・避難所生活の不安1位はトイレ86.0%(258人)
・不安2位プライバシー不足76.3%(229人)、3位暑さ/寒さ70.7%(212人)
・不安を減らすために必ず欲しい設備も1位トイレ改善84.7%(254人)、2位仕切り・個人スペース81.3%(244人)
・現在の準備は飲料水63.3%(190人)、懐中電灯/ヘッドライト62.3%(187人)が上位
・一方で耳栓/アイマスク11.3%(34人)、仕切り用シート/着替えポンチョ6.7%(20人)と避難所ストレス対策は少数
・特に用意できていない14.3%(43人)
・これだけは無理/避けたい状況はトイレが不衛生33.0%(99人)が最多

【結果1】避難所生活で不安に思うこと:最多はトイレ86.0%(258人)。1人あたり平均8.1項目を選択




避難所生活で不安に思うこと(複数回答)では、回答者1人あたりの選択は平均8.1項目でした。上位は衛生・プライバシー・体温調整・睡眠といった、避難所での生活品質に直結する項目が中心となっています。

避難所生活で不安に思うこと(複数回答)
1位:トイレ(衛生・数・混雑) 86.0%(258人)
2位:プライバシー不足(着替え・授乳・生理など) 76.3%(229人)
3位:暑さ/寒さ(空調・毛布・換気) 70.7%(212人)
4位:睡眠(床の硬さ・騒音・照明) 66.7%(200人)
5位:清潔維持(入浴・清拭・洗濯・下着・生理用品など) 63.3%(190人)
6位:食事・飲料水(量・栄養・アレルギー対応) 62.3%(187人)
7位:感染症・衛生環境(体調不良時の対応含む) 58.7%(176人)
8位:防犯・トラブル(盗難・迷惑行為・ハラスメント) 57.3%(172人)
9位:混雑・スペース不足(居場所/荷物の置き場) 52.3%(157人)
10位:人間関係・マナー(ルール・ストレス・近隣配慮) 48.0%(144人)
11位:通信・充電(スマホが使えるか) 47.7%(143人)
12位:体調・持病/薬・医療アクセス(通院・服薬の継続) 41.0%(123人)
13位:情報不足(支援物資・ライフライン・今後の見通し) 34.0%(102人)
14位:ペット(同行可否・鳴き声・臭い・ケア) 19.0%(57人)
15位:子どものケア(泣き声・遊び場・学習など) 17.7%(53人)
16位:高齢者/要介護者のケア(介助・移動・介護用品) 9.3%(28人)


トイレが9割近くを占める圧倒的な結果は、避難所生活における最大の懸念が衛生的なトイレ環境にあることを明確に示しています。避難所によっては和式便器が多いことや、断水等で水洗トイレが使えなくなる、清掃が行き届かない、数が足りず長時間並ぶ――こうした状況が、避難所生活を耐え難いものにする最大の要因として認識されています。

2位のプライバシー不足も4人に3人を占め、避難所特有の問題として大きく意識されています。着替え、授乳、生理用品の交換――こうした個人的な行為を、仕切りのない体育館で行わなければならない状況への不安が強く表れています。

3位の暑さ/寒さも7割を占め、体温調整が困難な環境への懸念が大きいことが分かります。真夏の体育館、真冬の避難所――空調がなく、毛布も不足する中で、どう体を守るか――この現実的な問題が上位に入っています。

1人あたり平均8.1項目を選択している事実は、避難所への不安が一つではなく、複数の要素が同時に重なっている実態を示しています。

【結果2】不安を減らすために避難所に必ず欲しい設備・運用:トイレ改善84.7%(254人)と仕切り81.3%(244人)が突出



不安軽減のために避難所に必ず欲しい設備・運用(複数回答)では、回答者1人あたりの選択は平均7.1項目でした。上位2項目(トイレ改善・仕切り確保)が8割超となり、避難所の最低限の生活環境への要求の強さがうかがえます。

避難所に必ず欲しい設備・運用(複数回答)
1位:トイレの衛生・数の改善(清掃/消臭/携帯トイレ配布) 84.7%(254人)
2位:仕切り(パーテーション)・個人スペースの確保 81.3%(244人)
3位:空調/防寒・暑さ対策(暖房・冷房・休憩スペース) 61.3%(184人)
4位:清潔支援(清拭・更衣室・洗濯/下着/生理用品) 57.3%(172人)
5位:感染症対策(手洗い・消毒・換気・体調者の隔離) 56.0%(168人)
6位:段ボールベッド等の寝具改善(マット/毛布含む) 54.3%(163人)
7位:防犯対策(見回り・照明・貴重品管理・受付体制) 51.7%(155人)
8位:食事の充実(栄養・アレルギー対応) 49.0%(147人)
9位:通信/電源(充電スポット・無料Wi-Fi) 48.3%(145人)
10位:混雑緩和(入退室管理・スペース割り当ての明確化) 41.7%(125人)
11位:医療・薬の相談窓口(看護・薬剤師等) 35.0%(105人)
12位:情報提供の充実(掲示・アナウンス・問い合わせ窓口) 34.0%(102人)
13位:ペット対応(同伴エリア・一時預かり) 20.7%(62人)
14位:子ども向け支援(遊び場・学習・ファミリーエリア) 18.0%(54人)
15位:要配慮者支援(高齢者/介護/障害:動線・介助・介護用品) 17.0%(51人)


トイレ改善が8割超を占める結果は、結果1の不安と完全に連動しています。不安に思う最大の要素が、そのまま最も強く求められる改善点になっている――この一致は、トイレ問題が避難所改善の最優先事項であることを示しています。

2位の仕切り・個人スペース確保も8割超を占め、プライバシーの確保が避難所の必須条件として認識されていることが分かります。パーテーション、段ボールによる間仕切り、着替えスペース――こうした最低限の個人空間が、避難所での尊厳を守る鍵になっています。

3位以降の空調、清潔支援、感染症対策も5~6割を占め、生活の基本的な質を保つための環境整備が強く求められています。

【結果3】現在用意できているもの:水・ライトは6割超。一方ストレス対策は1割前後



避難所生活に備えて用意できているもの(複数回答)では、回答者1人あたりの選択は平均5.7項目でした。

飲料水・ライト・衛生用品・充電は一定進んでいる一方で、耳栓/アイマスクや仕切り用シートなど、避難所での睡眠・プライバシーに直結する対策は少数に留まりました。

現在、用意できているもの(複数回答)
1位:飲料水(目安:3日分以上) 63.3%(190人)
2位:懐中電灯/ヘッドライト 62.3%(187人)
3位:マスク/消毒液/ウェットティッシュ 58.0%(174人)
4位:モバイルバッテリー/充電ケーブル 51.3%(154人)
5位:食料(目安:3日分以上) 47.7%(143人)
6位:歯みがきセット/タオル/生理用品など衛生用品 43.0%(129人)
7位:現金(小銭含む) 40.3%(121人)
8位:携帯トイレ/簡易トイレ 38.3%(115人)
9位:近隣の指定避難所(場所/行き方)を把握している 31.7%(95人)
10位:常備薬/お薬手帳(写し含む) 30.3%(91人)
11位:防寒具/レインコート 29.3%(88人)
12位:携帯ラジオ 28.0%(84人)
13位:特に用意できていない 14.3%(43人)
14位:耳栓/アイマスク(騒音・照明対策) 11.3%(34人)
15位:ペット用品(フード・トイレ・リード等) 8.7%(26人)
16位:仕切り用シート/着替えポンチョ等(プライバシー対策) 6.7%(20人)
17位:乳幼児用品(ミルク・おむつ等) 5.0%(15人)
18位:介護用品(大人用おむつ等) 3.3%(10人)


飲料水と懐中電灯が6割超を占める結果は、基本的な備蓄の重要性が広く認識されている証拠です。水とライトは災害対策の第一歩として、多くの人が準備しています。

一方で、耳栓/アイマスクが11.3%、仕切り用シート/着替えポンチョが6.7%にとどまる点は重要です。結果1で睡眠の不安が66.7%、プライバシー不足が76.3%を占めていたにもかかわらず、実際の備えは1割以下――この大きなギャップが、準備の優先順位のズレを示しています。

自宅での備蓄は生存に直結する水や食料が中心になりやすく、避難所での生活の質を守るアイテムは後回しになっている実態がうかがえます。

【結果4】避難所生活でこれだけは無理/避けたい状況:最多はトイレが不衛生33.0%(99人)



避難所生活でこれだけは無理/避けたいと感じる状況(単一回答)では、トイレが不衛生が33.0%(99人)で最多。2位は仕切りがなくプライバシーが確保できない19.7%(59人)でした。

これだけは無理/避けたい状況(単一回答)
1位:トイレが不衛生(臭い・汚れ・数不足) 33.0%(99人)
2位:仕切りがなくプライバシーが確保できない 19.7%(59人)
3位:暑さ/寒さが厳しい(空調や毛布が不足) 10.7%(32人)
4位:眠れない(騒音・照明・床) 10.0%(30人)
5位:ペットを連れて行けない/ペットの居場所がない 6.7%(20人)
6位:感染症対策が不十分(体調者と同空間など) 6.0%(18人)
7位:防犯面が不安(見回り不足・貴重品管理ができない) 5.3%(16人)
8位:充電・通信ができず連絡が取れない 2.7%(8人)
9位:子ども/要配慮者への配慮がない 2.3%(7人)
10位:ルールが不明確で人間関係のストレスが大きい 2.3%(7人)
11位:食事の偏り/アレルギー等に対応できない 1.0%(3人)

※その他(0.3%・1人)では、「犯罪被害への不安」といった記述も見られました。

3人に1人がトイレが不衛生を最も避けたい状況として選んだ事実は、この問題の深刻さを物語っています。複数選択ではなく、一つだけ選ぶという制約の中で、トイレ問題が突出した――これは、他の全ての不安を差し置いても、トイレだけは耐えられないという強い拒否感の表れです。

2位のプライバシー不足も2割近くを占め、個人の尊厳に関わる問題として重視されています。

【結果5】ストレスになりそうな瞬間はトイレ/プライバシー/睡眠が中心テーマ



避難所生活で一番ストレスになりそうな瞬間を自由記述で聞いたところ、トイレ・衛生、プライバシー、睡眠(騒音・照明)、寒暖差に関する記述が多く見られました。

また、人間関係や防犯への不安、ペット同伴の難しさなども散見され、避難所でのストレスは物資不足だけでなく、環境・ルール・同居ストレスに強く左右されることが示唆されます。

自由記述から見える具体的な不安
トイレ・衛生への不安
トイレが汚れていて使えない状況、トイレの数が足りず長時間並ぶ、感染症が広がりやすい環境

プライバシーへの不安
着替える場所がない、授乳や生理用品の交換に困る、常に人目がある環境でのストレス

睡眠への不安
硬い床で眠れない、周囲の話し声やいびきで眠れない、照明が消えず眠りにくい

人間関係への不安
知らない人と長期間同じ空間にいるストレス、ルールやマナーをめぐるトラブル、防犯面での不安

これらの声から浮かび上がるのは、避難所生活が単なる不便ではなく、人間の尊厳に関わる問題を含んでいることです。
まとめ



本調査では、避難所生活の最大不安としてトイレ(衛生・数・混雑)が86.0%(258人)で突出し、プライバシー不足76.3%(229人)、暑さ/寒さ70.7%(212人)など、生活のしんどさに直結する項目が上位を占めました。

また、不安を減らすために必ず欲しい設備・運用でもトイレ改善84.7%(254人)、仕切り・個人スペース81.3%(244人)が上位となり、避難所の生活環境改善へのニーズが明確になりました。

一方で、個人の備えは水・ライト・衛生用品に偏りやすく、耳栓/アイマスクや仕切り用シートなど、避難所での睡眠・プライバシーを守る対策は少数に留まっています。トイレ問題は圧倒的です。不安の1位、必ず欲しい設備の1位、これだけは無理の1位――すべてでトップを占める事実は、この問題が避難所改善の最優先課題であることを示しています。


※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://azway.co.jp/news/6253/

株式会社AZWAYについて
株式会社AZWAYは、「インターネットを通して誰かの暮らしを豊かに」を理念に、ライフスタイル領域のメディア運営および不動産事業を展開しています。

近年は最新AIを軸に、暮らしと住まいの課題を解決する新サービスの企画・開発・提供に取り組んでいます。
不動産×暮らし×AIの掛け合わせで、提案から意思決定までの体験をアップデートし、よりスマートで納得感のある住まい選びの実現を目指します。

【主な運営メディア】
幸せおうち計画(https://azway.co.jp/media/
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会社概要
会社名:株式会社AZWAY
代表者:代表取締役 井口 梓美
所在地:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-1 ユースクエア高田馬場B1
URL:https://azway.co.jp/
設立:2016年9月
資本金:1,000万円


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