サンタモニカ図書館にてトークショーも開催

株式会社ポプラ社より刊行された青山美智子さんの小説『お探し物は図書室まで』が「サンタモニカ・リード2026」に選出されました。
サンタモニカ・リードは、アメリカで最も長く続いている地域全体の読書プログラムの一つで、参加者同士の対話を通じて、文学への愛を育みます。
選出を記念して、2月28日(土)にサンタモニカ図書館にて青山美智子さんのトークショーも開催されました。




サンタモニカ・リードとは

サンタモニカ・リードは、アメリカで最も長く続いている地域全体の読書プログラムの一つで、人々が集まり、同じ本を読み、有意義なディスカッションやイベントに参加するというユニークな機会を提供しています。このプログラムは、つながりとコミュニティ意識を育み、多様な聴衆の間で対話、理解、そして文学への共通の愛を育みます。
サンタモニカ・リードはサンタモニカ公共図書館友の会の支援を受けています。

【サンタモニカ・リード詳細】
https://www.santamonica.gov/programs/santa-monica-reads#ProgramsEventsListPart


2026年のサンタモニカ・リードは2月2日(月)から3月14日(土)まで開催されました。
期間中、『お探し物は図書室まで』について読者によるブックディスカッションが3回行われ、作中に出てくる司書・小町さゆりさんが行っていた「羊毛フェルト」を体験できる講座も開かれました。

サンタモニカ・リード選出について

2002年の開始以来、私たちはコミュニティとして一冊の本を共有し、その思想を議論し、著者自身を含む多様な声から学び合う場を築いてまいりました。これまでに選んできた作品は、社会問題や人間関係、そして私たちの人生を形作る物語を扱ってきました。

本年は、本と図書館の力を称える小説『お探し物は図書室まで』(青山美智子著)をお届けできることを大変嬉しく思います。アジア系アメリカ人女性として、ケアと内省、コミュニティを核とする作品で知られる有色人種の女性作家の物語を共有できることは、私自身の経験や図書館の使命と深く共鳴する、特に意義深いことです。

東京の日常のリズムを背景に、この小説は地域の図書館で繰り広げられる数々の出会いを描きます。訪れる人々は言葉にできない何かを探し求め、そこで受ける静かな導きによって変化して帰っていきます。ささやかで親密な瞬間を通して、物語は「適切な時に出会う一冊の本が、新たな道を開く」という可能性を探求します。

今年のサンタモニカ・リード・プログラムは、青山氏の小説が核心に据えるテーマ--好奇心、個人の成長、そして図書館が地域社会で果たす重要な役割--を称えます。私たちのプログラムでは、物語が変化を乗り越える手助けとなる方法、図書館が発見と帰属の空間として機能する仕組み、そして読書が文化を超えて人々をつなぐ力について探求していきます。

サンタモニカ公共図書館友の会のご厚意により、書籍の無料配布(数量限定)を実施します。図書館友の会へのご加入は friendsofsmpl.org をご覧ください。

皆様と共に図書館で読書を楽しみ、私たちが皆探し求めているものを見つけ出すことを心待ちにしております。


エリカ・キュヤン(図書館サービス部長)


『お探し物は図書室まで』あらすじ



「お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?」
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。
「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。
本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集......。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。
「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。
「本の付録」と――。





著者プロフィール



青山美智子(あおやま・みちこ)
1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系の新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。デビュー作『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞受賞。『猫のお告げは樹の下で』で第13回天竜文学賞受賞。本作で本屋大賞2位、同作は米『TIME』誌にて「2023年の必読書100冊」に選ばれる。『赤と青とエスキース』『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』で5年連続の本屋大賞ノミネート。その他の著書に『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』『いつもの木曜日』『ユア・プレゼント』『遊園地ぐるぐるめ』『チョコレート・ピース』『本の話はどこまでも』など多数。





書誌情報



タイトル:『お探し物は図書室まで』
著者:青山美智子
本体:814円(税込)
発売:2023年3月
書誌ページ>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101461.html
Amazon>>https://amzn.asia/d/0hBsMG2T


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