若年層は「老いを避けたい」、上の層は「備えを整えたい」

 株式会社日本SPセンター(本社:東京都渋谷区/社長:渡邉一男)「シニアマーケティング研究室」では、45~64歳のプレシニア800人を対象に「高齢期への不安」と「ありたい高齢期の姿」を自由記述方式で調査しました。
 不安は“いまの条件”を起点に連鎖し、希望は“不安の穴を埋める方法(準備・習慣・段取り)”として語られる傾向が見られました。
 また、若年層(45-54歳)は「衰えを避けたい」声が相対的に多く、上の層(55-64歳)は「変化が起きた時にどうするか(備え・段取り)」へ関心が移る様子がうかがえます。
 商品開発・サービス設計・販促コミュニケーションに活用いただける、調査報告書(無料)を公開しました。




■調査の背景と目的
 人生100年時代と言われ始めて、10年足らず。年金・医療費・人手不足・国際情勢など将来の不確実性は増しています。
 プレシニア(45~64歳)は、高齢期を迎える前の「準備期」にあたり、今後の市場・社会の変化を左右する世代でもあります。
 本調査は、プレシニア自身の言葉から「不安の構造」「希望の様相」「年代差」を捉え、企業の企画・提案に使える示唆を得ることを目的に実施しました。

■調査の概要
調査時期:2025年 12月8日(月)~12月12日(金)
調査対象:45歳以上64歳以下のプレシニア男女
調査方法:インターネット調査(株式会社アスマーク実施。登録モニター対象)
調査協力:株式会社アスマーク(本社:東京都渋谷区)
標本数:合計800人



設問:
Q1:あなたが想定する高齢期は何歳ですか?
Q2:高齢期について、今あなたが不安に思っていることは何ですか?
Q3:あなたが「なりたい/ありたい」と思う高齢期の様子はどんな感じですか?

<調査結果トピックス>
トピック1:不安は“現状起点で連鎖”、希望は“不安の穴埋め”として語られがち
 不安は、健康状態・働き方・家族状況・生活圏など「今ある条件」を起点にあげられていました。そこから収入や医療・介護費、迷惑、孤独といった形で連鎖して膨らむ回答が目立ちました。
 一方、希望は「理想像」というより、不安の原因を小さくする 準備・習慣・段取り(例:運動、貯蓄、住まい・支援の検討)として語る傾向が見られました。
(方向性の上位一部)
・不安(Q2)上位:健康 68.4%、お金 59.1%、家族・介護 57.0%
・希望(Q3)上位:健康 55.8%、お金 49.8%、楽しみ・生きがい 47.9%、家族・介護 38.6%

※本調査回答より分析、作成 ※本分析は、自由記述内の表記ゆれ・言い換え(同義語)を束ねて「方向性(テーマ)」に整理し、1回答に複数テーマを付与するマルチラベルで集計しています(テーマ別人数の合計はNを超えます)。

トピック2:「迷惑をかけたくない/世話になりたくない」が判断軸として繰り返し出現
 「迷惑をかけたくない」「世話になりたくない」「自分のことは自分で」といった表現は、不安(Q2)でも希望(Q3)でも繰り返し現れました。
 背景には、周囲への負担回避(家族に迷惑をかけたくない)と、尊厳・自己決定(自分でやりたい/自立したい)の両面があり、老後像の“理想”というより 住まい・お金・健康行動などを選択する基準となっている様子がうかがえます。
トピック3:若年層は「老い回避」、上の層は「備え・段取り」へ
 若年層(45-54歳)では「なりたくない/避けたい/怖い」など、衰えを回避したい表現が、相対的に多く見られました。
 一方、上の層(55-64歳)では「変化が起きた時にどうするか」という段取り(住まい、相談先、保証・手続き等)への言及が増える傾向が見られました。
(参考)人生の先輩(親・親戚等)の実例から未来像を具体化している人は約14%。(※自由記述上で明確に参照が確認できた割合)

●調査報告書(無料)公開
本リリースでは概要をお伝えしました。詳細版の調査報告書では、
・プレシニアの「不安」と「希望」から見えること、その代表的な記述例
・自由記述の定量化方法(方向性キーワード化)
・方向性ランキング(不安/希望)
・不安と希望をつなぐ“分岐点(min%)”の整理
・分岐点ワードの代表的な自由記述 年代×性別の傾向と、代表的な自由記述

▶ 調査報告書のダウンロードはこちら:レポート掲載URL

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社日本SPセンター シニアマーケティング研究室
URL: https://nspc.jp/senior/

本調査のDL先URL:https://nspc.jp/senior/archives/21610/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ