住宅の築年数はどのくらいまで許容できる?
中古住宅300人調査:築年数は状態次第42.0%(126人)――許容築年数は築6~10年22.3%(67人)が最多、築15年以内許容は55.3%(166人)。不安の中心は耐震性74.7%(224人)
株式会社AZWAY(本社:東京都新宿区、代表取締役:井口 梓美)は、中古住宅の購入意向・不安・判断材料に関する意識調査を実施しました。
中古住宅を検討する際の考え方として、最多は状態次第で変わる42.0%(126人)。次いで築年数が多少古くても立地を優先したい30.7%(92人)となり、築年数の新しさよりも、物件コンディションや立地などの総合判断が主流であることが分かりました。
許容できる築年数は築6~10年22.3%(67人)、築11~15年21.3%(64人)が上位で、築15年以内まで許容する人は55.3%(166人)。一方、築年数が古い中古住宅への不安は耐震性(地震への強さ)74.7%(224人)が最多で、次いで雨漏り/腐食/構造の劣化68.0%(204人)、給排水管・電気配線などの老朽化64.3%(193人)と、構造・劣化・インフラ部分に不安が集まりました。
また希望より10年古い物件を検討する条件としては、価格の割引率だけでは判断しない層が38.0%(114人)。ただし割引率で判断する層では20%安ければ19.7%(59人)、30%安ければ18.0%(54人)が上位で、納得できる根拠(状態・耐震・検査)+価格調整が意思決定の鍵になっていることが示唆されます。
調査概要:中古住宅に関するアンケート
調査対象:10代~70代以上男女
調査期間:2026年1月15日~2026年1月19日
調査方法:インターネット調査
回答者数:300人
※複数回答の設問は、合計が100%になりません
回答者属性
性別
女性:70.7%(212人)/男性:29.0%(87人)/その他:0.3%(1人)
年代
10代:1.0%(3人)/20代:21.0%(63人)/30代:38.7%(116人)/40代:22.7%(68人)/50代:11.7%(35人)/60代:4.3%(13人)/70代以上:0.7%(2人)
世帯構成
夫婦/パートナー+子ども:47.0%(141人)/夫婦/パートナー2人:20.7%(62人)/単身:14.0%(42人)/親/祖父母と同居(子どもなし):10.7%(32人)/ひとり親+子ども:4.0%(12人)/親・祖父母と同居(子どもあり) 2.0%(6人)/その他 1.7%(5人)
現在の住まい
賃貸(マンション・アパート):36.0%(108人)/持ち家(新築を購入):31.7%(95人)/持ち家(中古を購入):15.7%(47人)/実家:10.7%(32人)/賃貸(一戸建て):3.3%(10人)/社宅/寮:1.3%(4人)/その他 1.3%(4人)
調査結果サマリー
・中古住宅購入の考え方は状態次第で変わる42.0%(126人)が最多
・許容築年数は築6~10年22.3%(67人)が最多、築15年以内許容は55.3%(166人)
・希望より10年古い物件でも、割引率では決められない層が38.0%(114人)
・築年数の許容が伸びる条件は水回りが一新73.0%(219人)が最多
・不安の中心は耐震性74.7%(224人)、雨漏り/腐食/構造劣化68.0%(204人)
・中古住宅に持つイメージでは安い関連の言及が60.7%(182件)、リノベ/リフォームが56.0%(168件)と多い
【結果1】中古住宅を購入する場合の考え方:状態次第で変わる42.0%(126人)が最多

中古住宅を購入する場合、あなたに最も近い考え方を選んでくださいと聞いたところ、以下の結果となりました。
中古住宅購入の考え方
1位:状態次第で変わる 42.0%(126人)
2位:築年数が多少古くても立地を優先したい 30.7%(92人)
3位:築年数が多少古くても価格を優先したい 12.0%(36人)
4位:立地より築年数の方が重要 8.0%(24人)
5位:価格より築年数の方が重要 5.0%(15人)
6位:特にこだわりはない/状況による 2.3%(7人)
※築年数の方が重要(立地より/価格より)は合計13.0%(39人)に留まり、87.0%(261人)は条件次第で中古も検討のスタンス
状態次第で変わるが4割以上を占める結果は、中古住宅の購入判断が築年数という単一の指標ではなく、物件の実際のコンディションによって左右される実態を示しています。同じ築20年でも、手入れの行き届いた物件と放置された物件では全く価値が異なる――この認識が広がっています。
2位の立地優先が3割を占める点も重要です。築年数が古くても、駅近、学区が良い、買い物が便利――こうした立地条件が優れていれば検討する層が一定数います。特に都市部では、好立地の物件は新築では手が届かない価格帯になるため、中古で妥協するという選択が合理的になります。
一方で、築年数の方が重要が合計13.0%にとどまる点は注目です。大半の人が、築年数だけで判断するのではなく、他の条件とのバランスで考えている――この柔軟な姿勢が、中古住宅市場の成長を支えています。
【結果2】許容できる築年数:築6~10年22.3%(67人)、築11~15年21.3%(64人)が上位。築15年以内許容は55.3%(166人)

中古住宅を買うなら築何年までなら許容できますかと聞いたところ、以下の結果となりました。
許容できる築年数
・築6~10年 22.3%(67人)
・築11~15年 21.3%(64人)
・築16~20年 13.3%(40人)
・築5年以内 11.7%(35人)
・築年数は気にしない(状態・立地次第) 11.0%(33人)
・築21~25年 8.7%(26人)
・築26~30年 6.0%(18人)
・築31~40年 3.3%(10人)
・中古住宅は選択しない 1.7%(5人)
・築41~50年 0.7%(2人)
※築15年以内まで許容する人は55.3%(166人)、築20年以内まで広げると68.7%(206人)
築6~10年と築11~15年がほぼ同率で上位を占める結果は、築15年前後が中古住宅の許容範囲の一つの目安になっている実態を示しています。
この年数は、設備の劣化がまだ深刻化していない、大規模修繕の前のタイミング――物件の状態が比較的良好な時期と重なります。
半数以上が築15年以内を許容している事実は、中古住宅市場において比較的新しい物件への需要が強いことを示しています。新築に近い感覚で住める、リフォーム費用が抑えられる――こうした理由で、築浅の中古を選ぶ層が多数派です。
一方で、築年数は気にしない(状態・立地次第)が11.0%を占める点も注目です。結果1で状態次第が42.0%だったことと合わせて考えると、築年数よりも物件の実態を重視する意識が一定数に浸透している様子がうかがえます。
築20年以内まで許容する人が約7割を占める事実は、中古住宅市場の中心が築20年以内の物件にあることを示唆しています。
【結果3】希望より10年古い物件を検討する条件:割引率では決められない38.0%(114人)が最多

希望より10年古い中古住宅でも検討するとしたら、どれくらい安ければ検討しますかと聞いたところ、以下の結果となりました。
10年古い物件を検討する条件(価格)
・割引率では決められない(状態・立地次第) 38.0%(114人)
・20%安ければ 19.7%(59人)
・30%安ければ 18.0%(54人)
・10%安ければ 7.7%(23人)
・50%以上安ければ 7.3%(22人)
・10年古い時点で検討しない 4.7%(14人)
・40%安ければ 4.3%(13人)
・5%安ければ 0.3%(1人)
割引率では決められないが4割近くを占める結果は、10年古い物件を検討する際に、価格だけでは判断できないという慎重な姿勢を示しています。状態が良ければ10%の割引でも検討する、逆に状態が悪ければ50%引きでも躊躇する――この柔軟な判断基準が主流です。
一方で、20%安ければと30%安ければが合計で約4割を占める点も重要です。明確な割引率の基準を持っている層も一定数おり、10年の築年数差に対して2~3割の価格調整が妥当と考えられている実態がうかがえます。
10年古い時点で検討しないが4.7%にとどまる点は、大半の人が条件次第では10年古い物件も視野に入れている柔軟性を示しています。
【結果4】築年数の許容範囲が伸びる条件:水回りが一新73.0%(219人)が最多。1人あたり平均5.6項目を選択

築年数の許容範囲が伸びる(または伸びそう)と感じる条件(複数回答可)を聞いたところ、回答者1人あたり平均5.6項目を選択しました。
許容範囲が伸びる条件(複数回答可・上位12項目)
1位:水回り(キッチン/浴室/トイレ)が一新されている 73.0%(219人)
2位:新耐震基準相当(耐震性が明確) 60.7%(182人)
3位:雨漏り・シロアリの検査/対策済み 60.0%(180人)
4位:立地が理想(駅距離/学区/利便性など) 57.7%(173人)
5位:給排水管・電気配線など主要設備が更新済み 51.0%(153人)
6位:価格が十分に安い 46.7%(140人)
7位:耐震診断で「問題なし」 43.0%(129人)
8位:耐震補強済み 43.0%(129人)
9位:断熱・省エネ性能が高い(窓/断熱改修など) 38.3%(115人)
10位:修繕履歴が明確(記録がある) 37.3%(112人)
11位:ホームインスペクション(建物状況調査)済み 26.7%(80人)
12位:瑕疵保険/保証が付けられる(または付いている) 23.0%(69人)
水回りが一新が7割超を占める圧倒的な結果は、日常生活に直結する設備の新しさが最も重視されている実態を示しています。キッチン、浴室、トイレ――毎日使う場所が新しければ、築年数が古くても快適に暮らせる、という認識が広がっています。
2位と3位の新耐震基準、雨漏り・シロアリ対策が6割を占める点は、安全性と構造的な健全性が許容の前提条件になっていることを示しています。どんなに安くても、地震に弱い、雨漏りがある――こうした致命的な欠陥があれば検討できない、という線引きがあります。
4位の立地が理想が6割近くを占める点も重要です。築年数が古くても、駅近、学区が良い、買い物が便利――こうした立地条件が揃えば、古さを許容できる層が多数派です。
1人あたり平均5.6項目を選択している事実は、築年数の許容が単一の条件ではなく、複数の要素の組み合わせで判断されている実態を示しています。
【結果5】築年数が古い中古住宅への不安:耐震性74.7%(224人)が最多。1人あたり平均4.5項目を選択

築年数が古い中古住宅に対して、不安に感じること(複数回答可)を聞いたところ、回答者1人あたり平均4.5項目を選択しました。
築年数が古い中古住宅への不安(複数回答可)
1位:耐震性(地震への強さ) 74.7%(224人)
2位:雨漏り/腐食/構造の劣化 68.0%(204人)
3位:給排水管・電気配線などの老朽化 64.3%(193人)
4位:リフォーム費用が想定以上になりそう 57.3%(172人)
5位:断熱不足(寒さ/結露/カビ) 56.3%(169人)
6位:シロアリ被害 56.0%(168人)
7位:将来売りにくい/資産価値が下がりそう 34.3%(103人)
8位:近隣環境/管理状況(マンション含む)が不明 19.3%(58人)
9位:住宅ローン審査や保険加入が不利になりそう 15.0%(45人)
10位:その他 1.7%(5人)
11位:特に不安はない 0.7%(2人)
耐震性が4人に3人を占める圧倒的な結果は、中古住宅に対する最大の懸念が地震への安全性にあることを示しています。日本は地震大国であり、古い建物の耐震性能への不安は根強い――この事実が、中古住宅の購入を躊躇させる最大の要因になっています。
2位の雨漏り/腐食/構造の劣化、3位の給排水管・電気配線の老朽化も6割超を占め、建物の基本的な機能や安全性に関わる部分への不安が上位を独占しています。これらは外見では判断しにくく、専門家の調査が必要な部分――見えないリスクへの警戒感が強いことがうかがえます。
4位のリフォーム費用が想定以上、5位の断熱不足、6位のシロアリ被害も半数以上を占め、購入後の追加費用や生活の快適性への懸念が大きいことが分かります。
特に不安はないが0.7%にとどまる点は、ほぼすべての人が何らかの不安を抱えている実態を示しています。
【結果6】中古住宅に対するイメージ:安い関連60.7%(182件)、リノベ/リフォーム56.0%(168件)が多い

中古住宅に対して持っているイメージ(自由記述)を聞いたところ、下記のような回答が得られました。
自由記述内のキーワード言及数(文中に該当語が含まれる回答数)
・安い関連 60.7%(182件)
・リノベ/リフォーム 56.0%(168件)
・古い/劣化/老朽 32.3%(97件)
・立地 31.0%(93件)
・耐震 24.0%(72件)
・不安 21.0%(63件)
・修繕/修理 16.3%(49件)
主な声(要旨)
前向きな意見
「価格を抑えられるのが魅力」
「リフォーム/リノベで自分好みにできる」
「立地が良い物件を選びやすい」
「新築より手が届きやすい」
不安・懸念
「耐震や劣化が不安」
「修繕費が読めない」
「どこまで手入れされているか分からない」
「将来的に資産価値が下がりそう」
条件付き肯定
「リフォーム済みなら検討したい」
「耐震基準を満たしていれば安心」
「状態次第では選択肢に入る」
安い関連が6割を占める結果は、中古住宅の最大の魅力が価格の手頃さにあることを示しています。新築では手が届かない広さや立地の物件が、中古であれば予算内に収まる――この経済的なメリットが、中古住宅を検討する最大の動機になっています。
リノベ/リフォームが56.0%を占める点も重要です。中古住宅は、ただ古い物件を買うのではなく、自分好みに作り変える楽しみがある――このポジティブなイメージが広がっています。
一方で、古い/劣化/老朽が3割、不安が2割を占める点は、ネガティブなイメージも根強いことを示しています。
まとめ
本調査では、中古住宅を検討する際に築年数だけで決める層は少数で、状態次第、立地優先など総合判断が主流であることが分かりました。
一方で、不安の中心は耐震性、構造劣化、給排水管・配線の老朽化など見えにくいリスクに集中しています。
だからこそ、許容築年数が伸びる条件として水回り一新、耐震性の明確化、雨漏り・シロアリ対策、設備更新など、生活品質と安全性を裏付ける情報の提示が強く求められている結果となりました。
状態次第が42.0%、割引率では決められないが38.0%――この数字が示すのは、中古住宅市場において価格だけでなく、物件の実態を見極める目が重要になっている実態です。水回りの一新が73.0%、耐震性の明確化が60.7%を占める事実は、表面的な情報ではなく、本質的な価値を判断できる材料が求められていることを示しています。
------------------------------------
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://azway.co.jp/news/6188/
株式会社AZWAYについて
株式会社AZWAYは、「インターネットを通して誰かの暮らしを豊かに」を理念に、ライフスタイル領域のメディア運営および不動産事業を展開しています。
近年は最新AIを軸に、暮らしと住まいの課題を解決する新サービスの企画・開発・提供に取り組んでいます。
不動産×暮らし×AIの掛け合わせで、提案から意思決定までの体験をアップデートし、よりスマートで納得感のある住まい選びの実現を目指します。
【主な運営メディア】
幸せおうち計画(https://azway.co.jp/media/)
幸せおうち計画-注文住宅(https://azway.co.jp/housemaker/)
リフォームのAtoZ(https://reformaz.co.jp/media/)
はじめて注文住宅(https://hajimete-jutaku.jp/)
空き家買取りプロ(https://akiyapro.jp/)
会社概要
会社名:株式会社AZWAY
代表者:代表取締役 井口 梓美
所在地:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-1 ユースクエア高田馬場B1
設立:2016年9月
資本金:1,000万円
転載・引用ルール
本リリースの内容を転載・引用される際は、出典として「株式会社AZWAY」を明記してください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
関連記事







