健康器具・ダイエット用品の「3カ月の壁」が判明

4Uが運営する不用品回収サービス「ワンナップライフ」は、健康器具・ダイエット用品を購入した経験があり、かつ現在は使わなくなった器具を所有している全国の成人男女300人を対象に、「健康器具・ダイエット用品の使用実態」に関するアンケート調査を実施した。

「使わなくなった後の実態」に焦点を当てて分析

今回の調査では、購入したが使わなくなった健康器具・ダイエット用品の種類、購入金額、使用期間、保管状況、処分の実態、さらに使わなくなった器具を見たときの感情まで詳細に分析。「使わなくなった後の実態」に焦点を当てることで、「三日坊主」で終わる健康器具と不用品処分を取り巻く現実を明らかにした。

購入したが現在ほとんど使っていない(または全く使っていない)健康器具・ダイエット用品はどれくらいあるかを尋ねたところ、最も多かったのは「少しある(1~2個)」で62%だった。次いで「ある程度ある(3~4個)」が28%、「たくさんある(5個以上)」が10%となった。

また「3個以上ある」と回答した人は38%と約4割に達し、複数の健康器具・ダイエット用品を購入しては使わなくなるという「買い替え購入」のサイクルを繰り返している層が一定数存在することがうかがえる。

購入したが使わなくなった健康器具・ダイエット用品は何かを尋ねたところ、最も多かったのは「バランスボール」で20.9%だった。次いで「腹筋ローラー・腹筋マシン」が18.9%、「ダンベル・バーベル」が18.4%となった。

その後は「ランニングマシン・ルームランナー」と「エアロバイク・フィットネスバイク」が同率で8.3%、「EMS機器(電気刺激で筋肉を動かす機器)」と「ダイエットサプリメント・プロテイン・スムージー」が同率で7.3%、「骨盤矯正クッション・座椅子」が6.8%と続いている。

「バランスボール」が最多となった背景には、比較的安価で購入しやすく、「座るだけで体幹が鍛えられる」という手軽さが購入動機と考えられる。

「ダンベル」「腹筋ローラー」といった筋トレ器具も上位に入っており、「自宅で気軽にトレーニング」という理想と、「続けられない」という現実のギャップが浮き彫りになった。

使わなくなった健康器具・ダイエット用品の購入金額は、1個あたり平均でどのくらいだったかを尋ねたところ、最も多かったのは「3000~5000円未満」で28%だった。次いで「3000円未満」が24%、「5000~1万円未満」が23%となった。

「1万円未満」までを合計すると75%と4分の3を占め、多くの人が比較的安価な健康器具・ダイエット用品を購入していることがわかる。

一方で「1~3万円未満」が19%、「3~5万円未満」が5%、「5万円以上」が1%となり、ランニングマシンやエアロバイクなど高額な器具を購入したものの使わなくなったケースも一定数存在する。

「比較的安価だから」という理由で購入のハードルが下がる一方、「安かったから」という理由で使わなくなった際の罪悪感も軽減され、結果として「とりあえず保管」という選択につながっている可能性が考えられる。

購入してから使わなくなるまでの期間は平均でどのくらいだったかを尋ねたところ、最も多かったのは「1~3カ月未満」で34%だった。次いで「1週間~1カ月未満」が23%、「1週間未満(ほぼ使わなかった)」が14%となった。

「3カ月未満」までを合計すると71%と7割を超え、多くの人が購入後3カ月以内に使わなくなっていることが浮き彫りになった。とくに「1週間未満」が14%存在し、購入直後からほとんど使わなかったケースも少なくないことがわかる。

一方で「1年以上使った」は11%、「6カ月~1年未満」は8%、「3~6カ月未満」は10%となり、半年以上継続できた人は合計で29%と約3割にとどまった。

「3カ月の壁」を越えられるかどうかが、健康器具・ダイエット用品を継続的に使用できるかの分岐点となっていることがうかがえる。

使わなくなった健康器具・ダイエット用品は現在どこに保管しているかを尋ねたところ、最も多かったのは「物置・納戸」で31.9%だった。次いで「押入れ・クローゼット」が21.2%、「出しっぱなし(インテリア化している)」が16.8%、「部屋の隅・ベッドの下」が15.0%となった。

「もう処分した」は12.4%にとどまり、約9割の人が何らかの形で使わなくなった健康器具・ダイエット用品を保管し続けている実態が明らかになった。

「物置・納戸」「押入れ・クローゼット」といった収納スペースに保管している人が合計で53.1%と半数を超える一方、「出しっぱなし(インテリア化している)」が16.8%存在し、使わないまま部屋に置かれ続けている器具が一定数あることがわかる。

バランスボールやダンベルなど、収納しにくい形状の器具は「とりあえず部屋の隅に置く」という選択をされやすく、結果として生活空間を圧迫している可能性が考えられる。

使わなくなった健康器具・ダイエット用品を処分したことがあるかを尋ねたところ、「ある」が39%、「ない(まだ保管している)」が61%となった。

「まだ保管している」と回答した人に、使わなくなってからどのくらいの期間保管しているかを尋ねたところ、最も多かったのは「3年以上」で41%だった。次いで「1~3年未満」が30%、「半年~1年未満」が20%、「半年未満」が9%となった。

「1年以上」を合計すると71%と7割を超え、多くの人が使わなくなった健康器具・ダイエット用品を長期間にわたって保管し続けていることが明らかになった。

とくに「3年以上」が4割を超えている点は注目すべきポイント。3年も使っていない器具を「いつか使うかもしれない」と保管し続けることで、貴重な収納スペースが圧迫され続けている状況がうかがえる。

また、保管期間が長くなるほど、「今さら捨てるのも」「ここまで保管したのだから」という心理が働き、処分がさらに先延ばしにされる悪循環が生じている可能性も考えられる。

処分経験者に、どのように処分したかを尋ねたところ、最も多かったのは「自治体の粗大ゴミ・一般ゴミ」で54.2%だった。次いで「リサイクルショップに持ち込み」が16.7%、「フリマアプリで売却」が14.6%、「知人に譲った」が8.3%、「不用品回収業者に依頼」が6.2%となった。

「自治体ゴミ」が半数を超える一方、「リサイクルショップ」「フリマアプリ」「知人に譲る」といった“再利用”を選択した人も合計で39.6%と約4割存在し、「誰かに使ってもらいたい」というニーズが一定数あることがわかる。

ただし、使用期間が短く状態が良い器具であっても、健康器具・ダイエット用品は「中古品」としての需要が限定的であり、リサイクルショップでの買取価格が低い、またはフリマアプリで売れないというケースも多いと推測される。

処分していない理由を尋ねたところ、最も多かったのは「いつかまた使うかもしれないから」で44.7%だった。次いで「もったいないから」が28.2%、「処分方法がわからないから」が15.3%となった。

「いつかまた使うかもしれない」が最多となった背景には、「また運動しようと思ったときに買い直すのがもったいない」「次こそは続けられるかもしれない」という期待感が働いていると考えられる。しかし実際には、3年以上保管している人が4割を超えており、「いつか」が来る可能性は極めて低いといわざるを得ない。

「処分方法がわからない」が15.3%存在する点も注目すべきポイント。ランニングマシンやエアロバイクなど大型の器具をどのように処分すればいいのかわからず、結果として保管し続けているケースも一定数存在することがわかる。

使わなくなった健康器具・ダイエット用品を見て、どのような気持ちになるかを尋ねたところ、最も多かったのは「無駄遣いをしたと後悔」で28%だった。次いで「もったいないことをした」が27%、「自分の意志の弱さを感じる」が19%、「いつかまた使おうと思う」が16%となった。

「後悔」「もったいない」「意志の弱さ」といったネガティブな感情を抱く人が合計で74%と4分の3に達し、使わなくなった健康器具・ダイエット用品が心理的な負担になっていることが明らかになった。

「無駄遣いをしたと後悔」「もったいないことをした」という感情は、処分しない理由の「もったいないから」と表裏一体の関係にある。捨てれば「もったいない」、保管し続けても「無駄遣い」という板挟みのなかで、多くの人がストレスを抱えながら器具を保管し続けている状況がうかがえる。

今回の調査から、使わなくなるまでの期間は平均3カ月以内である一方、その後の保管期間は平均3年以上という対照的な結果となり、「使わなくなるのは早いが、処分するのは遅い」という健康器具特有のジレンマが浮き彫りになった。

そして、6割以上の人が使わなくなった器具を処分できずに保管し続けており、その理由として「いつかまた使うかもしれない」が44.7%で最多となった。しかし実際には、3年以上使っていない器具を再び使い始める可能性は極めて低く、貴重な収納スペースを圧迫し続けるだけでなく、「無駄遣いをした」「自分の意志が弱い」といったネガティブな感情を喚起する心理的負担にもなっている。

処分方法については「処分方法がわからない」が15.3%存在し、とくにランニングマシンやエアロバイクなど大型の器具の処分に困っている人が一定数いることがわかった。