手・足・脇の過剰な汗に悩む人の約7割が生活への影響を実感、一方で有効な治療法の認知は進まず~アイシークリニック調査~

【結論】本調査のポイント
結論から言うと、多汗症のボトックス治療は脇・手・足いずれにも効果があり、1回の注射で4~6ヶ月間の汗抑制効果が期待できます。脇の多汗症は保険適用で治療可能ですが、手・足は自由診療となります。皮膚科・形成外科どちらでも治療を受けられますが、症状が重度の場合や外科的治療を検討する場合は、皮膚外科の経験が豊富な医師への相談が推奨されます。

・手・足・脇の汗で日常生活に支障が出た経験がある人は68.7%
・ボトックス治療を「知らなかった」と答えた人は59.2%
・多汗症が保険適用で治療できることを知っている人はわずか23.4%

用語解説
■ 多汗症とは
多汗症とは、体温調節に必要な量を超えて過剰に発汗する疾患である。手掌(手のひら)、足底(足の裏)、腋窩(脇)などに局所的に起こる原発性局所多汗症と、全身に起こる続発性多汗症に分類される。日本では約5%の人が罹患しているとされる。
■ ボトックス治療(ボツリヌス毒素療法)とは
ボトックス治療とは、ボツリヌス菌が産生するA型ボツリヌス毒素を注射し、発汗を促す神経伝達物質(アセチルコリン)の放出を抑制する治療法である。脇の多汗症には保険適用があり、1回の施術で4~6ヶ月間の効果持続が期待できる。
■ イオントフォレーシスとは
イオントフォレーシスとは、水を入れた容器に手や足を浸し、微弱な電流を流すことで汗腺の機能を一時的に抑制する治療法である。主に手掌・足底多汗症に用いられ、保険適用が可能な治療法として日本皮膚科学会ガイドラインでも推奨されている。

多汗症の主な治療法比較(脇の多汗症の場合)

※当院監修医師の2,000件以上の腋臭症・多汗症治療実績に基づく数値です。個人差があります。

皮膚科・形成外科を専門とする医療法人社団鉄結会アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、多汗症・過剰発汗に関する実態調査を実施しました。本調査では、手・足・脇の汗に悩む方々の日常生活への影響や、治療法の認知度について明らかにしています。

調査背景
多汗症は日本人の約5%が罹患しているとされる疾患ですが、「体質だから仕方ない」「恥ずかしくて相談できない」という理由で医療機関を受診しない方が多い現状があります。近年ではボトックス注射の保険適用拡大や、ミラドライなどの低侵襲治療の普及により治療の選択肢が広がっています。しかし、当院監修医師の2,000件以上の治療経験から、多くの患者様が「もっと早く治療を知りたかった」と話されることから、治療法の認知度向上が急務と考え、本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:手・足・脇の汗が多いと感じている全国の20~50代の男女
調査期間:2026年3月16日~3月25日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】約7割が汗で日常生活に支障を感じた経験あり
設問:手・足・脇の汗が原因で、日常生活に支障が出た経験はありますか?



「頻繁にある」と「時々ある」を合わせると68.7%に達し、約7割の方が汗による生活への影響を実感しています。この結果は、多汗症が単なる「汗っかき」ではなく、QOL(生活の質)に大きく影響する疾患であることを示しています。

【調査結果】「人と接する場面での不安」が最多の34.7%
設問:汗の悩みで最も困っていることは何ですか?(複数回答から最も当てはまるもの)



対人場面での不安が最も多く、多汗症が精神的なストレスや社会生活への影響を与えていることがわかります。特にビジネスシーンでの握手や書類の受け渡しに困っている方が多く、仕事への影響も無視できません。

【調査結果】約6割がボトックス治療を「知らなかった」と回答
設問:多汗症の治療法として「ボトックス注射」をご存知でしたか?



ボトックス治療は2012年に脇の多汗症で保険適用となったにもかかわらず、認知度は依然として低い状況です。「詳しく知っている」と答えた方はわずか12.4%にとどまり、効果的な治療法の情報が十分に届いていない現状が浮き彫りになりました。

【調査結果】保険適用を知っている人はわずか23.4%
設問:脇の多汗症が保険適用で治療できることをご存知でしたか?



約4人に3人が脇の多汗症の保険適用を知らないという結果となりました。「治療費が高そう」というイメージが受診をためらう要因の一つとなっている可能性があり、正しい情報提供の必要性が示されています。

【調査結果】8割以上が未受診、最多理由は「治療できると思わなかった」
設問:汗の悩みについて医療機関を受診したことはありますか?受診していない方は、その理由を教えてください。



83.2%が未受診という結果は深刻です。「治療できると思わなかった」という回答が最多であることから、多汗症が医療的に治療可能な疾患であるという認識自体が広まっていないことがわかります。また「どこに行けばいいかわからない」という回答も11.2%あり、適切な受診先の周知も課題です。
調査まとめ
本調査により、多汗症に悩む方の約7割が日常生活に支障を感じている一方で、ボトックス治療の認知度は4割程度、保険適用の認知度はわずか2割台にとどまることが明らかになりました。また、8割以上の方が医療機関を受診しておらず、その理由として「治療できると思わなかった」が最多でした。多汗症は日本皮膚科学会でも診療ガイドラインが策定されている疾患であり、適切な治療により症状の改善が期待できます。治療法や保険適用に関する正しい情報が広く伝わることで、多くの方がQOL向上のきっかけを得られると考えられます。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
当院監修医師の2,000件以上の腋臭症・多汗症治療実績から申し上げると、多汗症は「体質だから仕方ない」ものではなく、医学的に治療可能な疾患です。今回の調査で約6割の方がボトックス治療を知らなかったという結果は、医療者として情報発信の重要性を再認識させられるものでした。

多汗症は、日本皮膚科学会の「原発性局所多汗症診療ガイドライン」において、重症度に応じた治療アルゴリズムが示されている疾患です。治療の第一選択として、軽症例には塩化アルミニウム外用療法、中等症以上にはボトックス注射(ボツリヌス毒素療法)が推奨されています。

特に脇の多汗症に対するボトックス注射は、2012年から保険適用となっており、3割負担で2~3万円程度で治療を受けることができます。効果は個人差がありますが、多くの方で4~6ヶ月間持続し、繰り返し治療を行うことで長期的な汗の軽減が期待できます。

手掌多汗症(手汗)や足底多汗症(足汗)については、イオントフォレーシスという治療法も保険適用で受けられます。また、重症例や根治を希望される方には、胸腔鏡下交感神経遮断術やミラドライなどの選択肢もあります。

調査結果で「どこに行けばいいかわからない」という回答が11.2%あったことは重要な点です。多汗症は皮膚科・形成外科で治療を受けることができます。特に外科的治療を検討される場合は、皮膚外科の経験が豊富な医師に相談されることをお勧めします。
【エビデンス】
日本皮膚科学会「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」では、脇の多汗症に対するボツリヌス毒素療法は推奨度Aとされています。当院監修医師の2,000件以上の治療経験においても、ボトックス注射による発汗量の80~90%減少を多くの症例で確認しています。
多汗症の治療選択のポイント
・脇の多汗症はボトックス注射が保険適用(3割負担で2~3万円程度)
・手・足の多汗症はイオントフォレーシスが保険適用の選択肢
・根治を希望する場合はミラドライや外科手術も検討可能
受診を検討すべき症状
・制汗剤を使っても汗が止まらない
・書類が濡れる、握手をためらうなど生活に支障がある
・汗を気にして人前に出ることを避けるようになった

高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 多汗症のボトックス治療の効果と持続期間は?
A. ボトックス注射は発汗量を80~90%減少させ、効果は4~6ヶ月間持続します。
本調査では約6割の方がボトックス治療を知らなかったという結果でしたが、脇の多汗症に対するボトックス注射は2012年から保険適用となっている確立された治療法です。当院監修医師の2,000件以上の治療実績では、多くの症例で発汗量の80~90%減少を確認しています。効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に4~6ヶ月間です。繰り返し治療を行うことで、効果が長続きするようになる方もいらっしゃいます。

Q2. 手汗・足汗がひどい場合の医療的な治療法は?
A. 手掌・足底多汗症には、イオントフォレーシス(保険適用)やボトックス注射(自由診療)が有効です。
調査で「スマートフォン・PC操作に支障がある」と回答した方が12.1%いましたが、手汗は仕事や日常生活に大きな影響を与えます。手掌・足底多汗症の治療には、まずイオントフォレーシスという微弱電流を用いた治療法があり、これは保険適用で受けられます。週1~2回の通院で効果を実感できる方が多いです。ボトックス注射も効果的ですが、手・足への注射は保険適用外となります。重症例では胸腔鏡下交感神経遮断術という外科的治療も選択肢となります。

Q3. 多汗症は保険適用で治療できる?
A. 脇の多汗症はボトックス注射が保険適用、手・足にはイオントフォレーシスが保険適用です。
本調査では76.6%の方が「保険適用を知らなかった」と回答しましたが、実際には脇の原発性腋窩多汗症に対するボツリヌス毒素療法は2012年から保険適用となっています。3割負担で2~3万円程度で治療を受けることができます。また、手・足の多汗症に対するイオントフォレーシスも保険適用です。一方、ミラドライは自由診療(30~40万円程度)ですが、1回の治療で長期的な効果が期待できるメリットがあります。

Q4. 多汗症は皮膚科と形成外科どちらに行けばいい?
A. 皮膚科・形成外科どちらでも治療可能ですが、外科的治療を検討する場合は皮膚外科の経験が豊富な医師への相談が推奨されます。
調査で「どこに行けばいいかわからない」と回答した方が11.2%いました。多汗症の治療は皮膚科・形成外科いずれでも受けることができます。ボトックス注射や外用薬による治療であれば一般的な皮膚科で対応可能です。一方、ミラドライや剪除法などの外科的治療を検討される場合は、皮膚外科や形成外科の経験が豊富な医療機関を選ぶことをお勧めします。まずは症状を相談し、適切な治療法を医師と一緒に検討することが大切です。

Q5. 多汗症を放置するとどうなる?
A. 多汗症自体は命に関わる疾患ではありませんが、精神的ストレスの蓄積やQOL低下につながる可能性があります。
調査では「人と接する場面での不安」を感じている方が34.7%と最多でした。多汗症を放置しても命に関わることはありませんが、汗を気にするあまり対人場面を避けるようになったり、仕事のパフォーマンスが低下したりするケースがあります。また、長期間悩み続けることで社会不安障害やうつ状態を併発するリスクも指摘されています。早期に適切な治療を受けることで、こうした二次的な問題を予防することができます。
放置のリスク
・精神的ストレスの蓄積による社会不安障害やうつ状態の併発リスク
・対人場面の回避による社会生活・仕事への影響拡大
・汗による皮膚トラブル(あせも、湿疹、真菌感染症)の発症リスク
こんな方はご相談ください|受診の目安
・制汗剤を使用しても日常生活に支障が出るレベルの発汗がある
・週に1回以上、汗によって生活に支障が出る場面がある
・汗が気になって人前に出ることを避けるようになった
・書類が濡れる、握手をためらうなど仕事に影響が出ている
・家族にも多汗症の方がいる(遺伝的要因がある場合は早期治療が有効)
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・土日祝日も診療、平日夜間も対応で忙しい方も通院しやすい
・監修医師は30,000件以上の皮膚外科手術実績、腋臭症・多汗症治療2,000件以上の経験
・ボトックス注射からミラドライ、外科手術まで幅広い治療選択肢を提供
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院展開で通いやすい立地

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。
ご予約はこちら
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック新宿院 皮膚科・形成外科
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック渋谷院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック上野院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック池袋院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック東京院
埼玉の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック大宮院
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ