自分でデートコースを作れる「どこでもデート」のクリエイティビティ
たとえば、先日発売された『ラブプラスぴあ』では、ハワイを舞台にした「どこでもデート」の模様が掲載されています。カノジョとともにクアアイナ1号店でハンバーガーを食べたり、ダイヤモンドヘッドで風景を楽しんだり、アラモアナセンターで買い物したり……という素敵なデートが紹介されているのですが、これは担当ライターがハワイへ実際に行き、観光名所を撮影。その写真を『NEWラブプラス』上で編集することで、オリジナルなデートコースを作り上げているのです。まさしく「現実をゲームに変えてしまう」という新しい機能と言えるでしょう。
『NEWラブプラス』のプロデューサーを担当するKONAMIの内田明理氏は「どこでもデート」を作ったきっかけを『ラブプラス』のコンセプトを突き詰めた結果だと言っています。
「『どこでもデート』をつくることにしたのは、前作『ラブプラス+』でカノジョと熱海旅行に行くというイベントを作ったことがきっかけなんです。あのイベントを入れ、実際に熱海でイベントを開催したこともあって、多くのプレイヤーの方々が熱海を訪れ、”カレシ同士”でアナログで連携して盛り上がってくれました。『ゲーム体験と実体験が混ざる』『現実を侵食する』という『ラブプラス』のコンセプトを味わってもらえたと思います。そこから一歩進んで『NEWラブプラス』では、ソフトを手に入れたカレシさん全員が地元をデートコースにしてほしいなと思って、『どこでもデート』を企画したんです。ぜひ自分の地元の観光大使になって、ご当地を盛り上げていただきたいですね」
「どこでもデート」は自分で撮影した写真をもとに、画面を編集していく。まず、写真のトリミングを行い、時間や天候や季節、シチュエーションなどを設定すると、自動的にカノジョがその状況にふさわしいセリフを選んでくれるのです。
「かなりいろいろな設定ができますよ。たとえば、会社の会議室で撮影したら、カノジョと会議室デートができるし、自宅の部屋の中で撮影すれば、部屋デートができる。もちろん、観光地で自分撮りをして、その写真の構図にあわせてカノジョを配置すれば、ツーショットでデートしているかのようなシーンもつくれるでしょう。カレシの発想次第で、いろいろなデートを楽しめる。スタッフが予想もつかないデートが生まれることを楽しみにしています」
イメージ自分が編集した「どこでもデート」データは、プレイヤー同士で交換できるほか、ニンテンドー3DSのネットワークを介して、アップロードすることも可能。すぐれている「どこでもデート」コースがあれば、『NEWラブプラス』のオフィシャルダウンロードから配信されることもあるという。
(※文中掲載画面は開発中のものです。)