
カンヌ国際映画祭の開催に際し、ショパールが披露する「レッド カーペット コレクション」の新作は、想像力とハイジュエリーの輝きが交錯する、至高のひとときを約束するプレシャスなランデブー。メゾンの共同社長兼アーティスティック・ディレクターであるキャロライン・ショイフレのビジョンから生まれたこの伝統は、20年近くにわたってカンヌ国際映画祭と親密な絆を築いてきました。同映画祭のオフィシャルパートナーとして、ショパールはクロワゼットの地において、映画と卓越したクラフツマンシップとの絶え間ないダイアログを讃えます。それは、クリエイターへの賛辞であり、感情への賛歌であり、そして物語を紡ぐ芸術そのものへのオマージュです。

今回のコレクションにおいて、キャロライン・ショイフレがインスピレーション源としたのは、人生における驚異や神秘、そして世界を新たな視点から見つめ直すことを促す特別な瞬間――「MIRACLES(ミラクルズ:奇跡)」です。それは決して手が届かない所にあるものではなく、日常を彩るささやかで、歓びに満ちた瞬間のこと。息を呑むほどに美しい空、記憶を呼び覚ます雲のシルエット、思いがけない色彩で開く一輪の花、無垢な瞬間をとらえた動物の優美な姿、あるいは大地の奥深くから届けられたジェムストーンの輝き――。様々な形で現れるこれらの奇跡は、ほんのささやかなきっかけから生まれたにもかかわらず、私たちの心を深く揺さぶります。すなわち美とは、壮大な出来事の中だけにあるのではなく、絶え間なく私たちに驚きを与えてくれる世界において、その繊細な機微の中にも宿っていることを気づかせてくれるのです。キャロライン・ショイフレはこう語ります。「奇跡とは、往々にして控えめな姿で存在しています。それはディテール、光、思いがけない感情から生まれるのです。今回発表するコレクションは、これらの奇跡をこれまでとは違った新鮮な視点から見つめなおすためのインビテーションなのです。」

ジュネーブに構えるショパールのハイジュエリーアトリエでは、メゾンの職人たちの卓越したサヴォアフェールによって、これらのインスピレーションが唯一無二のクリエイションへと昇華されます。最初に描き起こされたスケッチの一線から、光を宿す最終的な表現に至るまで、あらゆる所作が精微かつ緻密に受け継がれています。宝石職人はエシカルゴールドに彫刻を施すことでクリエイションに生命を吹き込み、ジェムセッターは果てなき忍耐力によって、ダイヤモンドやサファイア、トルマリンのセッティングに勤しみます。そして研磨職人は、人の手によって灯されるのを待ち望む、それぞれのストーンの奥深くに潜む炎を解き放ちます。一つひとつのクリエイションには、数十時間、時にはそれ以上の膨大な時間が費やされます。同じ奇跡はふたつとして存在せず、メゾンの独創性によって高められた繊細な解釈だけが、比類なきハイジュエリーを生み出すのです。

「レッド カーペット コレクション 2026」は、空気をはらんだような軽やかなボリューム、移ろいゆく光が織りなす天空の色彩、そしてまるで生命を宿したかのようなミニチュアの動物たちによって特徴づけられています。これらのクリエイションは、ショパールの代名詞ともいえる卓越した技巧と慈しみの美学との融合を体現しています。大地と天空とのポエティックな出会いに着想を得たネックレスは、エシカルホワイトゴールドで仕立てられ、地球の神秘を象徴する壮麗な88カラットのロイヤルブルーサファイアが中央に鎮座しています。この“大地の鼓動”を囲むように、サファイアとアクアマリンの流麗な列が煌びやかなカスケードのように広がり、ダイヤモンドの閃光が天上の崇高な情熱を映し出します。

フェニックスを模ったブローチは、再生の奇跡を讃えています。エシカルローズゴールドとチタンで作られた華やかな羽根には、エメラルドとマルチカラーサファイアが躍動的な渦の中で絡み合い、飛翔の瞬間を捉えています。同様に詩的な表現として、鯉をモチーフにしたエシカルホワイトゴールドとチタンを用いたブローチは、水中の世界の流れるような優雅さを湛えています。ダイヤモンドとサファイアをあしらった鱗は波打つような、まるで生きているかのような動きを描き出しています。そして最後に、花に舞い降りた蝶の姿を映したシークレットウォッチは、密やかでプレシャスな“奇跡”のひとつを表現しています。そっと閉じられた羽根が時を隠し、ダイヤモンドとカラーサファイアがその情景を照らし出します。

カンヌで披露されるこのコレクションの作品は、幸せを導く“タリスマン”となり、世界の美しさは時に、私たちがそれをどのように見つめるかに委ねられているのだということを、思い出させてくれることでしょう。

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