In-dividual Theater:BUG Screen Week 2026

株式会社リクルートホールディングスが運営するBUGでは、2026年7月3日(金)より、「In-dividual Theater:BUG Screen Week 2026」を開催します。本プログラムでは、スタッフがピックアップしたアーティスト17名の映像作品を上映し、新たな枠組みでアーティストのキャリア支援を試みます。
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ステイトメント
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毎日126万人が乗降し続ける東京駅では、おびただしい数の人が駅構内を足早に行き交う。身体を輸送するかのように目的地をめざし、タスクが降り注いでくる日々のなかでは、よそ見をしたり、立ちどまったりすることなんてできようか。そんな東京駅の真横、オフィスビルの1階に「アートセンター」としてのBUGがある。駅構内では立ちどまれなくとも、ここでは座りこめるし、有料の入場券もいらない。
だからといって、ここで1本の映像作品を見てもなにかが変わる保証はない。けれども、変わる可能性だって十分にある。そこにかけている。はじめてふれる価値観や認識の外にあった事象、心の奥底でねむっていた感情などと邂逅する機会--。ここで見たものを咀嚼しようと、思考をめぐらせてみる。自分の輪郭を取り戻そうとする。社会で起こっていることに目を凝らす。理解できない言動の背景を想像する。なにかを変えてみようともがき、抵抗するための力を得る。
周縁で透明化された声や存在に目を向けたり、それぞれの形で制度からすり抜け、抗おうとしたりする17名のアーティストたちの作品がそんな契機になることを願って。シアターとしての空間を立ち上げる。
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3つの特徴
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1. マーケットに展開しにくい映像作品を制作するアーティストのサポート
映像作品は、販売やコレクションのハードルが高く、経済的な循環が生まれにくい作品形態の一種です。⾮営利で運営するBUGでは、積極的にこうした表現に光を当てていきます。今回は既存の映像作品を上映し、アーティストにその対価を支払うことで活動のサポートを行います。
2. 映像作品と向き合える環境の構築
映像作品と出会う機会は多いものの、時間の制約により「作品を初めから終わりまで通して鑑賞できない」という状況は多々発生します。今回は、上映タイムテーブルの事前公開や長時間滞在を前提とした空間設計を行うことで、最初から最後まで作品と向き合える環境を整えます。
※上映タイムテーブルはウェブサイトでご確認ください。
3. 既存作を見つめ直す機会を
これまでBUGは、アーティストに制作費とアーティストフィーをお支払いし、新作を制作・発表するための機会を多く設けてきました。一方で、過去に生み出された作品を見つめ直して紹介し、そこに対価を支払う機会も重要だと考えています。
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参加アーティスト(アルファベット順)
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荒木悠 / Yu ARAKI
Cici Wu with Yuan Yuan
池添俊 / Shun IKEZOE
石原海 / Umi ISHIHARA
小林颯 / hayate Kobayashi
小原真史 / Masashi KOHARA
キュンチョメ / KYUNCHOME
マヤ・エリン・マスダ / Maya Erin Masuda
百瀬文 / Aya MOMOSE
永田康祐 / Kosuke NAGATA
Nina Fischer & Maroan el Sani
西野正将 / Masanobu NISHINO
オル太 / OLTA
志賀耕太 / Kouta SHIGA
白川真吏 / Mari SHIRAKAWA
ソー・ソウエン / Soh SOUEN
渡邊拓也 / Takuya WATANABE
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関連イベント
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会期中、出展アーティストとゲストによるイベントを開催します。
※追加のイベント情報や参加方法など詳細は、本展ウェブサイトの「イベント」にて随時更新します。
2026年7月3日(金) トークイベント マヤ・エリン・マスダ×小川公代
2026年7月4日(土) トークイベント マヤ・エリン・マスダ×百瀬文
2026年7月8日(水) トークイベント 小原真史×山城知佳子
2026年7月9日(木) トークイベント 石原海×志賀耕太
2026年7月10日(金) トークイベント 石原海×齋木優城
2026年7月12日(日) トークイベント 荒木悠×西野正将
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アーティストプロフィール・過去作品画像
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◯荒木悠 / Yu ARAKI
アーティスト・映画監督。2007年ワシントン大学サム・フォックス視覚芸術学部美術学科彫刻専攻卒業。2010年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士課程修了。文化の伝播や異文化同士の出会い、またその過程で生じる誤訳や誤解の持つ可能性に強い関心を寄せている。特に、近年の映像インスタレーションでは、歴史上の出来事と空想との狭間に差異を見出し、再現・再演・再生といった表現手法で探究している。
《ROAD MOVIE》 2024年

◯Cici Wu with Yuan Yuan
チチ・ウー[武雨濛]:ドローイング、映像、彫刻、インスタレーション、ファウンドオブジェクトなど、さまざまなメディアで作品を制作。ローカルな歴史やアーカイブを出発点とすることが多く、映画的なフレームを手段として用いることで、社会的・文化的・歴史的な帰属に関する超越的な物語が、いかにして私たちの自己体験を形作っているかを考察し、反映させている。
ユェン・ユェン[袁远]:文章、映像、写真を用いて、集団的かつ個人的なレベルで人間が経験する帰属感と疎外感について考察している。ユェンの実践は、人工的な構造物と自然界との結びつきを探求し、私たちが風景、記憶、感情、そしてより大きなシステムの中でどのように自らの位置づけをしているのかを問いかけ、しばしば人間中心的な視点を問い直している。
《Belonging and Difference》 2023年
Courtesy of the artists and Empty Gallery

◯池添俊 / Shun IKEZOE
1988年香川県生まれ、大阪府育ち、東京都を拠点に活動。
映画作家、アーティスト。普段社会や歴史の中で声が残されない者たちの映画を作るため、個人の話や記憶を収集し、普遍的な物語へと再構成する。フィルムとデジタルなど、様々なメディアを用いた映画やインスタレーション作品を発表し、映画と現代美術の領域を横断しながら、国内外で活動を展開している。
《スペクトラム》(ワークインプログレス)2025年

◯石原海 / Umi ISHIHARA
ロンドンと北九州を拠点にする映画監督/アーティスト。社会構造の外側にあるコミュニティや人々の生活史を記録する映像制作に取り組んでいる。その実践として、個人の記憶と社会問題を交差させ、身近な人々や地域住民など、プロの役者ではない生活者たちと共に作品制作を行っている。
《激雷》 2024年

◯小林颯 / hayate Kobayashi
1995年生。京都府拠点。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。2020年から24年までドイツ・ベルリンへ渡独。24年にベルリン芸術大学大学院アートアンドメディア科を修了。装置、映像、詩作、パフォーマンスを通じて、エクソフォニー(「母語の外にある状態一般」の意)の新たな語りの形を再考している。ドイツで言葉がばらばらになった経験から、近作では、よそ者/移動者の言語感覚を主題に扱う。
《dailylog》 2021-2022年

◯小原真史 / Masashi KOHARA
東京工芸大学准教授。IZU PHOTO MUSEUM研究員として「富士幻景」展(2011年)、「宮崎学 自然の鉛筆」展(2013年)、「増山たづ子 すべて写真になる日まで」展(2014年)、などを企画。その後、フリーランスとして「スペクタクルの博覧会」展(恵比寿映像祭、2022年)などを企画。単著・共著に『帝国の祭典 博覧会と〈人間の展示〉』、『戦争と平和 〈報道写真〉が伝えたかった日本』、『森の探偵』などがある。
《カメラになった男 写真家 中平卓馬」》 2003年

◯キュンチョメ / KYUNCHOME
キュンチョメは、ホンマエリとナブチによって2011年に結成されたアートユニット。芸術は「新しい祈りの形」であると捉え、世界各地で、詩的でユーモラスな作品を制作している。
《声枯れるまで》 2019年

◯マヤ・エリン・マスダ / Maya Erin Masuda
ベルリン、東京、ハーグを拠点とするクィアなアーティスティック・リサーチャー。彼女の実践は、サイボーグ・セオリー、抵抗としての欲望、クィア・エコロジーを主題とし、ミルクの循環、汚染された植物、人工皮膚といった非人間的存在と協働しながらナラティブを構築する。マヤの作品は、クィアな生殖やホルモン療法、ジェンダー規範に関する自身の経験から出発し、ケアと抵抗の行為としての種の境界を超えた連帯の形を提示する。
《皮膚の中の惑星/All Small Fragments of You》 2025年

◯百瀬文 / Aya MOMOSE
1988年東京都生まれ。2013年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。映像やパフォーマンスを中心に、他者とのコミュニケーションの複層性や、個人の身体と国家の関係性を再考する。近年はフェミニズム理論を用いながら、個人の身体を経由した神話や古典の再解釈を試みている。
《山羊を抱く/貧しき文法》 2016年

◯永田康祐 / Kosuke NAGATA
1990年愛知県生まれ、神奈川県を拠点に活動。
自己と他者、自然と文化、身体と環境といった近代的な思考を支える二項対立、 またそこに潜む曖昧さに関心をもち、写真や映像、インスタレーションなどを制作している。 近年は、食文化におけるナショナル・アイデンティティの形成や、食事作法における身体技法や権力関係、 食料生産における動植物の生の管理といった問題についてビデオエッセイやコース料理形式のパフォーマンスを発表している。
《鮭になる》 2025年

◯Nina Fischer & Maroan el Sani
ベルリンを拠点とするアーティスト・デュオ、1995年より共同で制作活動を行ってきた。二人の実践は、介入的かつシチュエーショニスト的な手法を取り入れながら、アート・サイエンス・テクノロジーが交差する領域に位置している。映像、サウンド、インタラクティブ・インスタレーションなどのタイムベースド・メディアを用い、領域横断的なリサーチを通して、気候変動がもたらす心理社会的な影響を、人間以外の存在の視点も含めて探究している。作品は、人間中心的な物語を問い直しながら、あらゆる生命の相互連関に目を向けるものであり、環境変化の影響を受ける生態系や種、さらには人間以外の存在に想像上の声を与えようと試みている。
《Intermundis》 2025年

◯西野正将 / Masanobu NISHINO
美術館・映像ディレクター。
日々の生活の中で感じた違和感を日常を考察するための新たな視点として提示するスタイルで制作。
メディアは限定せずに映像から立体とその手法は多岐に渡る。
また映像ディレクターとしても活動し、美術館や芸術祭などアート関連の映像制作も多く手がけている。
《おしゃべりはやめて、お静かに》 2022年

◯オル太 / OLTA
2009年に結成されたアーティスト・コレクティブ。メンバーは井上徹、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chi の5名。近年では国内外の芸術祭、劇場、美術館で横断的な作品発表を重ね、観客を巻き込みながら、現在と過去、リアルと虚構、性差、国などの境界線を、反逆的遊びをもって揺さぶるような体験を生み出している。
《複製された笑い》 2016年

◯志賀耕太 / Kouta SHIGA
1998年東京生まれ。東京都を拠点に活動。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程在籍。都市や身体を規定してきた制度や歴史的文脈を流用し、パフォーマンスや語りによってそれらを組み替える映像作品を制作する。近年は仮設された占領期の野球場や架空の地下裁判所を舞台にしたインスタレーションを発表。「遊び」を通して主体のあり方を問い直している。また、自主映画や出版の企画を行なっている。
《スパイラルジェッティもんじゃ》 2024-2025年

◯白川真吏 / Mari SHIRAKAWA
1998年静岡県富士市生まれ。2023年多摩美術大学油画専攻卒業。現在は東京藝術大学大学院修士課程先端芸術表現専攻に在籍。架空のキャラクターとその身体に関心を持ち、映像やパフォーマンス作品を制作している。キャラクターと人間の関係性について問い直したり、オタク文化における身体表象を現実の身体へ逆輸入し、生産を前提とした身体の振る舞いから脱却することを試みている。
《やさしくなりたい》 2023年

◯ソー・ソウエン / Soh Souen
福岡を拠点に活動。「呼吸」、「お臍」、「卵」など生と密接な事象から、人間の性質に迫る作品を多く手がける。近年では「呼吸」を最も根源的に世界を変容する運動ととらえ、ワークショップやインスタレーション、パフォーマンスを国内外にて発表。コロナ禍に始まったサラ・ミリオとのプロジェクトや、銀座エルメスフォーラムにて内藤アガーテの作品とパフォーマンスを実施するなど、様々な協働のかたちで独自の活動を展開している。
《Eggsesice》 2022年

◯渡邊拓也 / Takuya WATANABE
渡邊拓也は、主に映像インスタレーションを手がけるヴィジュアル・アーティストである。移動や労働、人と環境のあいだにある複雑な関係性を主題とし、コミュニティとの関わりや社会状況に対する綿密なリサーチを行う。個人の身体や空間という具体的な場に折り畳まれている、歴史や制度、市場や生態が絡まり合う構造的な力を明らかにする。
《土が血を循るとき》 2025年

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展覧会概要
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In-dividual Theater:BUG Screen Week 2026
会期:2026.07.03(Fri)~ 07.12(Sun)
火曜休館、入場無料
Closed on Tuesdays Admission Free
主催:BUG(株式会社リクルートホールディングス)
BUG
〒100-6601 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1F
Gran Tokyo SOUTH TOWER 1F, 1-9-2, Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo
https://bug.art/
交通アクセス
JR東京駅八重洲南口直結
東京メトロ京橋駅8番出口から徒歩5分
東京メトロ銀座一丁目駅1番出口から徒歩7分
施設情報
・BUGはオフィスビル1階にあり、入り口から段差なくアクセスできます。
カフェの奥に広がる空間がBUGです。
・授乳室は設置しておりません。
・多目的トイレはビル内の同フロアに1つあります。
(おむつ交換台、ベビーチェア、オストメイト設置)
・トイレは地下1階(八重洲地下街)に複数あります。
エレベーターまたはエスカレーターが利用できます。
・BUGには専用駐車場はありません。ご来館には公共交通機関をご利用ください。
※BUGでは様々な事情を持つ皆様をお迎えできるよう、スタッフが可能な範囲でサポートや情報提供に努めています。
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【本件に関するお問い合わせ先】
https://recruit-holdings.co.jp/support/form/
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