~不妊治療経験者の4人に1人が直面する「仕事との両立の壁」を個人の悩みから社会全体で支えるために~

世界有数のサイエンスとテクノロジーのリーディングカンパニーであるメルク(Merck KGaA)の日本法人、メルクバイオファーマ株式会社(本社:東京、代表取締役社長:ジェレミー・グロサス)は、不妊治療と仕事の両立を「個人の問題」から「社会で支えるべき課題」へと転換することを目的に、「仕事と不妊治療の両立プロジェクト」を始動いたします。

本プロジェクトは、望まない「妊活離職」を防ぎ、誰もが治療とキャリアのいずれも諦めることなく自分らしく生きられる社会の実現を目指すものです。その第一弾として、2026年6月30日(火)、GINZA SIX「THE GRAND GINZA GALLERY」にてキックオフイベントを開催いたします。

イベント参加申し込みURL: https://fertility-ryoritsu-20260630-corp.peatix.com


現在、日本では不妊治療を取り巻く環境において、大きな構造的課題が存在しています。厚生労働省の調査によると、不妊治療をしたことがある、または予定している労働者のうち、26.1%が「仕事との両立ができなかった、またはできない」と回答しており、4人に1人以上が治療と仕事の両立に困難を抱えています。※1



4人に1人が仕事と不妊治療を両立できていない


両立の難しさから仕事を辞める、治療を断念する、あるいは雇用形態を変えざるを得ないなど、治療と仕事の間で何らかの選択を迫られる状況は、当事者のキャリアや人生設計に大きな影響を及ぼします。なかでも、望まない離職に至る「妊活離職」は、企業にとっても人材確保や生産性の観点から重要な課題と認識されつつあります。

こうした状況は、もはや個人の努力だけで解決できる問題ではなく、社会として向き合うべき課題です。経済産業省の試算によれば、不妊治療に伴う離職やパフォーマンス低下等による経済損失は年間約3,000億円にのぼり、そのうち離職による損失は約2,200億円とされています。※2

本来は両立が可能であるにもかかわらず、現実には治療と仕事の狭間で選択を迫られるケースも少なくありません。メルクは、不妊治療領域に長年携わる企業として、医療提供の枠を超え、患者さんを取り巻く社会環境の向上に貢献することを、重要な責務であると考えています。「As One for Patients - 患者さんのために一丸となって、生命の誕生、QOLの向上、命をつなぐサポートをする」というグローバル・パーパスのもと、当事者に寄り添いながら、不妊治療とキャリアの両立が可能な社会環境の実現を推進しています。

メルクバイオファーマは、2017年から「YELLOW SPHERE PROJECT」を通じて、ライフプランニングや不妊治療に関する正しい理解の促進に取り組んできました。今回発足する本プロジェクトでは、その取り組みをさらに発展させ、「社会で支える不妊治療共創会議」の活動とも連動しながら、企業・医療・当事者・有識者といった多様なステークホルダーをつなぎ、実効性ある変革を推進していきます。

本プロジェクトでは、当事者の声や先進企業の事例、有識者の知見をもとに、企業において実践可能な支援のあり方を提示するとともに、今後、情報発信や提言活動を通じて、持続的な社会変革の実現を目指します。

キックオフイベントでは、当事者によるリアルな声の共有に加え、不妊治療専門医、働き方に関する専門家、企業の実践事例を交えながら、治療と仕事の両立を支えるために企業や社会に求められるアクションについて、多角的に議論し、職場で明日から始められる支援のあり方や、今後の具体的なアクションにつながるヒントを探ります。本イベントは、企業・医療・社会が一体となり、不妊治療とキャリアの両立を、本格的に社会課題として捉え直す起点と位置づけています。

メルクバイオファーマ株式会社 代表取締役社長 ジェレミー・グロサスは次のように述べています。

「不妊治療とキャリアの両立をめぐる課題は、個人の問題として捉えられがちですが、実際には社会や制度、職場環境が大きく影響しています。私たちが目指すべきは、特定の選択を促すことではなく、誰もが自分らしい人生を選択できる環境を整えることです。 私たちは、不妊治療に関わる患者さんや当事者、医療関係者、企業、政策関係者との連携を通じて、多様な選択が尊重される社会の実現に貢献していきます。」

当社は今後も、ステークホルダーとの共創を通じて、不妊治療と仕事の両立に向けた実践的な取り組みを推進し、選択を支える社会環境の整備に貢献してまいります。

※1:厚生労働省「令和5年度 不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」労働者アンケート(令和5年)
※2:経済産業省「女性特有の健康課題による経済損失の試算と健康経営の必要性について」(令和6年)

■ 「仕事と不妊治療の両立プロジェクト」キックオフイベント 開催概要
本イベントでは、元TBSアナウンサーでフリーアナウンサーの吉田明世さんをゲストに迎え、当事者の視点から、仕事と不妊治療の両立の課題についてお話しいただきます。また、医師による専門的な解説を通じて、不妊治療に伴う通院や心身の負担、仕事との両立を困難にする要因を明らかにします。

さらに、「働く」に関する調査・研究を行うリクルートワークス研究所、ならびに先進的な取り組みを進める企業各社が登壇し、職場で明日から始められる具体的な支援のあり方について議論します。キャリアとライフイベントの両立に関心のある一般の方、企業の人事・DE&I推進担当者、経営層の皆さまにぜひご参加いただきたいイベントです。当日の司会は、ラジオパーソナリティーやナレーターとして活動する山中タイキさんが務めます。

日時:2026年6月30日(火)18:30-20:00
場所:THE GRAND GINZA GALLERY(東京都中央区銀座六丁目10番1号 GINZA SIX 13階)
対象:キャリアとライフイベントの両立に関心のある方、企業の人事・DE&I推進担当者、経営層など
主催:メルクバイオファーマ株式会社
参加費:無料
参加申込:Peatixよりお申し込みください
     申込URL:https://fertility-ryoritsu-20260630-corp.peatix.com

イベント詳細・参加申込
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登壇者:
- フリーアナウンサー 吉田 明世
- 東邦大学医学部産科婦人科学講座 教授 片桐 由起子
- リクルートワークス研究所 萩原 牧子
- メルクバイオファーマ株式会社 代表取締役社長 ジェレミー・グロサス
- その他、不妊治療支援に関する取り組みを行っている企業 2社

司会:山中 タイキ

※登壇者は変更となる可能性があります。
※敬称略

■登壇者

吉田明世(よしだ あきよ)
吉田 明世(よしだ あきよ)



1988年東京都生まれ。成城大学卒業後、2011年アナウンサーとしてTBSに入社後、様々な人気番組を担当する。2019年フリーアナウンサーとして活動開始。絵本専門士、保育士、ピラティスインストラクターの資格を持つ2児の母。2022年12月初の絵本「はやくちよこれいと」(インプレス)を出版。現在TOKYO FM「ONE MORNING」(月~金)、JFN「Shining Star」のメインパーソナリティーを務める他、テレビ、イベントMC、モデル(小学館「Domani」)など様々な分野で活躍中。




片桐由起子 (かたぎり ゆきこ)
片桐 由起子 (かたぎり ゆきこ) 東邦大学医学部産科婦人科学講座 教授 / 東邦大学医療センター大森病院 院長補佐
リプロダクションセンター センター長 / 臨床遺伝診療部 部長



1992年東邦大学医学部卒業。1997年博士(医学)取得。2001~2005年、米国コーネル大学ワイル医科大学院生殖医学・不妊治療センターに留学。2007年同大学産科婦人科学講座講師、2010年准教授、2016年教授に就任。2010年より東邦大学医療センター大森病院リプロダクションセンター副センター長および臨床遺伝診療部部長を兼任し、2024年より同病院院長補佐。専門は不妊症・生殖遺伝学。日本産科婦人科学会、日本生殖医学会、日本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリング学会をはじめ複数学会の専門医・指導医資格を有し、生殖医療、女性ヘルスケア、臨床遺伝など幅広い領域で活動。



萩原 牧子(はぎはら まきこ)
萩原 牧子(はぎはら まきこ)リクルートワークス研究所
調査設計・解析センター長 / 主幹研究員 / 主幹アナリスト



株式会社リクルートで人材採用・育成・組織活性化に関する営業を担当後、2006年にリクルートワークス研究所に参画。個人の就業選択や多様な働き方について、データに基づく研究・政策提言を行う。厚生労働省「柔軟な働き方に関する検討会」委員など政府委員等を歴任。大阪大学博士(国際公共政策)。



ジェレミー・グロサス
ジェレミー・グロサス メルクバイオファーマ株式会社 代表取締役社長



2023年7月、メルクバイオファーマ株式会社 代表取締役社長に就任。
メルク入社以前は、サノフィにて米国、日本、韓国において要職を歴任し、糖尿病・循環器領域およびワクチン事業に従事。ヘルスケア分野における豊富なグローバル経験を有する。

■メルクについて
メルク(Merck KGaA)はヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約62,000人の従業員が、より楽しく、持続可能なくらしに役立つ方法を生み出すことによって、多くの人々の日々の生活にプラスのインパクトをもたらすことに力を注いでいます。医薬品の開発・製造を加速させる製品やサービスを提供することから、治療が困難な疾患のための革新的な方法の発見、デバイスのインテリジェンスの実現に至るまで、あらゆる領域で貢献しています。2025年には65カ国で211億ユーロの売上高を計上しました。

メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と企業家精神です。それはメルクが1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、エレクトロニクス事業ではEMDエレクトロニクスとして事業を行っています。

■メルクの「患者主導」について
メルクは、『As One for Patients - 患者さんのために一丸となって、生命の誕生、QOL の向上、命をつなぐサポートをする』というグローバル・パーパスのもと、患者さんや家族介護者の方々と協力し、こうした方々の視点を体系的にメルクのプロセスに取り入れ、ヘルスケアの設計と提供の方法をまとめる、「患者主導」のアプローチを推進しています。詳しくはhttps://www.merckgroup.com/jp-ja/expertise/healthcare/patient-directed.htmlをご覧ください。

■メルクバイオファーマ株式会社について
メルクバイオファーマ株式会社は、ドイツ・ダルムシュタットに本社を置く、メルク(Merck KGaA)の日本法人です。2007年10月1日に発足し、がんと不妊治療を重点領域とするバイオ医薬品企業です。『Brighter Lives, Together ともに、より輝かしい人生を歩もう』という日本のパーパスのもと、『As One for Patients - 患者さんのために一丸となって、生命の誕生、QOL の向上、命をつなぐサポートをする』というグローバル・パーパスを達成するため、患者主導のアプローチを推進しています。詳しくは、https://www.merckgroup.com/jp-ja/company/merckbiopharma.htmlをご覧ください。

■「社会で支える不妊治療共創会議」について
2026年3月16日に発足した、不妊治療を取り巻く社会的な課題の解決を目指すプラットフォームで、メルクバイオファーマはコアメンバーとして参画しています。

詳細はwww.fertilitykyousoukaigi.jpをご覧ください。
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